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私の最も得意なことは『具現化』・『具体化』・『具象化』

 “具体”は実践的で役に立つ、“抽象”は机上の空論で役に立たない、と決めつけてしまうような風潮がビジネスの世界ではありますが、これは思い違いです。

 具体も抽象もどちらも大切です。

 より正確に言うと、抽象と具体との往復運動を繰り返す、このような思考様式がもっとも「実践的」で「役に立つ」、というのが私の見解です。

所謂「頭が良い」とは

 しばしば「あの人は地頭がいい」というような言い方をします。

 『抽象と具体を行ったり来たりする振幅の幅の大きさと往復運動の頻度が多く、そして脳内往復運動のスピードが速い。』

 これが私の「地頭の良さ」の定義です。

私の最も得意なことは『具現化』・『具体化』・『具象化』

 自分が最も得意なことは「具現化」・「具体化」・「具象化」と勝手に定義することにしました。違うかもしれません、ご了承ください。

 ちなみに「具現化系」というのは漫画「HUNTER×HUNTER」に登場する特殊能力「念」の属性の一つですが、好きなキャラクターのクラピカが「具現化系」なので「具現化系」と自分も名乗りたいだけです。ご了承ください。

「具現化」・「具体化」・「具象化」の違い

「具現化」 = 「何もないところから、物事を見えるようにすること」 
「具体化​」 = 「すでにある物事を整理し、明確にすること」
「具象化」=「思っていることを、実際に形にしてみてわかりやすくすること」

の違いがあります。

【参考】スッキリ「「具現化(ぐげんか)」とは?意味や使い方を例文付きで解説」https://gimon-sukkiri.jp/gugenka/

「具現化」の例:本やHP、ロゴ

 「具現化」とは、考えやアイディアなどに具体的な形を与え、見えるようにすることを意味する言葉です。

 「具現化」は使われるシーンとしてはビジネスが多いです。
  自分の成果物だと本(文章や表紙)やHP、ロゴなどが挙げられます。

「具体化​」の例:相談、目標達成コンサル

 「具体化​」 とは、「すでにある物事を整理し、明確にすること」です。  DaaS(Discussion as a Service)やバーチャルランチクラブ、議論メシでのディスカッションを沢山行うと、相談を受けたらソリューションが出てくるまでのスピードが速くなりました。

 議事録も「具体化」のツールです。長年のOJTという鬼のぶっつけ本番のトレーニング日・英で大抵の業界でも書けるようになりました。

 プロジェクトマネジメントに携わっているお陰で、物事を達成するまでにタスク化するのとかも好きですし、得意だと思います。

 それがきっかけで「目標達成コンサル」という、目標達成シートにを例に従って自分の目標を書いてそこからタスクに落とし込むサービスを提供し始めました。

「具象化」の例:絵、資料作成

 「具象化」とは「頭の中で考えている形のないものを、実際に形にすること」という意味です

 たとえば、頭の中に浮かんだ「りんご」というイメージを、絵に描く行為などによって、形にすることを表します。

 「具象化」は使われるシーンとしては芸術分野が多いです。

 仕事だと商品開発のパワーポイントやドキュメントを作るなどが挙げられます。

【参考】スッキリ「「具象化(ぐしょうか)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説」https://gimon-sukkiri.jp/gushoka/

 ということで、私はますます「具現化」としてのレベルを沢山の方々との話を通じて高めていくことでしょう。がんばります。

「頭が良い」とは「抽象」と「具体」の往復運動ができる

 抽象化で問題の本質を押さえておかないと、論理的には似たような問題に直面したときでも、折角の具体的な経験を活かすことが出来なくなります。

 もちろんビジネスの現場で抽象的なことばかりでは、「じゃあ結局どうするんだ」という話になりますから、どのような仕事も最後は具体的な行動や成果での勝負です。

 ただし、具体のレベルを右往左往しているだけでは具体的なアクションは出てこないのです。

 抽象度の高いレベルで「コト」の本質を考え、それを具体のレベルに降ろしたときにとるべきアクションが見えてくるのでしょう。

 また、「具体的な現象や結果」がどのような意味を持つのかをいつも「抽象レベル」に引き上げて考えるのです。

 具体と抽象の往復を、振れ幅を大きく、頻繁に行うことが、「頭が良い」ということと私は定義しております。

 でもきっと、最後は『信頼はたゆまぬ実行から生まれる』のかと存じます。

【参考】Harvard Business Review『「抽象」と「具体」の往復運動 楠木 建 :一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授』https://www.dhbr.net/articles/-/1420?page=4

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