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長谷川白紙さんを知っていますか?

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長谷川白紙さんを知っていますか?

  長谷川 白紙さんは日本のシンガーソングライターです。
  国立音楽大学コンピュータ音楽専修学科出身です。

 2016年からネットシーンを中心に活動し、2016年頃からSoundCloudを始めとするインターネットシーンで音楽活動を開始しました。
 当時SoundCloudを聞いた私は「えらいのが出てきた」と思いました。
 2017年11月にネットレーベルMaltine RecordsからデジタルEP「アイフォーン・シックス・プラス」をオンライン上で無償リリースしました。

「草木萌動」でデビュー

 2018年にCDデビューです。
 2018年に10代最後の作品と称して全国流通盤ミニアルバム「草木萌動」をリリースしデビューを果たすとその作品性の高さが話題を呼びます。
 「草木」のトランペットのソロが本当にカッコいい。
 MVが最近の曲の「口の花火」もそうですが、MVは手話やジェスチャーを重きに置いています。
『仇なすあなた不老 霞散らし遠のく円相 願うは草木萌動』
 短歌だ、短歌..! よくこんな歌詞が思いつくなと感心致します。

https://www.youtube.com/watch?v=O77-6NXd9Pw

脳がバグる「毒」

 何度か渋谷のクラブで彼の演奏を観たことがあるのですが、「毒」は曲名の通り、脳がバグりますね。
 「聞いてはいけないけど脳が何度も求めてしまう」曲だと思います。

「LC」は「液クロ」のことですね

 『ぶくぶく 震える水で 気づく 高まる 解像度 LC 畳目の中
隠した目つきで』

 「LC」は「液体クロマトグラフィ」のことだと思います。
 通称『液クロ』とも呼ばれまして様々な化合物が混ざった状態から、一つひとつの化合物を分離するのに用いる装」を指していると思います。
『ぶくぶく 震える水で 気づく 固まる 粒たちをすり抜けよう擬えよう
画像を目掛けて 吹き付け 体攫い 鍛えられる電気の山 目指すはそう
清き位相』

  クロマトグラフィーとは、物質が固定相とこれに接して流れる移動相との親和力(相互作用)の違いから一定の比率で分布し、その比率が物質によって異なることを利用して各物質を分離する方法なので、「位相」と言っているから多分「LC」は「液クロ」のことですね。

地震なんかで終わらなくてマジで良かった

 いつだったか忘れたのですが、地震で体育館に彼のお姉様と彼が避難している際に、めちゃくちゃ暇だったそうでインスタグラムで質問を募集していて、私は「ラフマニノフとヨハン・シュトラウスⅡ世とチャイコフスキーのそれぞれの印象を教えてください」という質問にストーリーで答えてくださって、「ラフマニノフは『壮言さ』、チャイコフスキーは『変わっている』、ヨハン・シュトラウスⅡ世は『ユーモラス』」だそうです。
 地震なんかで終わらなくてマジで良かった!
  それぐらいファンとの距離が当時が近かった気が致します。

2019年11月にファーストフルアルバム『エアにに』(Musicmine) をリリース

 2019年11月にファーストフルアルバム『エアにに』(Musicmine) をリリースすると第12回CDショップ大賞入賞ほか各誌で年間ベストアルバムにランクインしました。
 その中の「あなただけ」はエッジさもありつつ、長谷川さんの優しさが窺える1曲です。
『また重なる指の隙間から 知らない人を浴びたら 水平線まで 体が溶けてる海のそばに わたしも少しは近づけるのかな』
https://youtu.be/TbRoIhHySWY?si=Hdf49XMewucKNhf8

新曲「口の花火」でフライング・ロータス主宰レーベルより世界デビュー

 2023年にレーベル設立15周年を迎えるBrainfeederは、サンダーキャットやルイス・コール、ハイエイタス・カイヨーテなどの人気アーティストも所属する米LAを拠点とするレーベルです。
 長谷川白紙さんが日本人としては初の所属アーティストとなります。
 ああ、この遂に「世界に見つかったか」感。
https://www.youtube.com/watch?v=YV-Ww7lTyC0

どう思いついたらそういう歌詞を思いつくのだろう

 『死腔に何が書いてあるのかわたしまだ読んでないです
喉が川なら外耳道はいつも古のようね』
わからんわからん。
 死腔(しくう、dead space)とは、気道のうち血液とガス交換を行わない部分のことだそうです。
 長谷川さんの曲は1曲に必ず2単語以上は絶対知らない単語があるのですが、「脳」とか「死腔」とか身体の部位が必ず使われているイメージです。

 配信リリースとなった第1弾シングル「口の花火」(英題:Mouth Flash (Kuchinohanabi))は、ジェットコースターのようなスピード感溢れる目まぐるしい展開を、ノンストップな楽曲となっており、ゲストにLA出身のベーシスト、サム・ウィルクスを招いています。
 ジャケットは、中国出身のビジュアルアーティスト・Shanliangが、楽曲の歌詞イメージからインスピレーションを受け描き下ろしました。かわいい。

まとめ 普通の方は「おはよう」の次に「です」(助動詞)を付けられない

『蜘蛛の硬さが訝しくてわたしは巣を食べるんです
口の花火があなたたちを露光、がおはようです』
 すごいなあ、普通の方は「おはよう」の次に「です」(助動詞)を付けられないんだよなあ。

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