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「自分へのご褒美」を使いこなせば目標達成出来る


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「自分へのご褒美」は果たして効果的なのか

「自分へのご褒美」という言葉、ネット上でもよく使われていますね。1日の終わりのビール、週末のショッピングや美味しい食事、エステ…「ご褒美」のあり方も人によって様々です。

私はエクセルシオールカフェのミルクレープ

 私は本を出版し終わったらエクセルシオールカフェのミルクレープを食べることです。

 実はこの「自分へのご褒美」、うまく使えば大きな目標をクリアすることもできるって知ってましたか?

目標へと進んでいくことを「自己強化」

 心理学では自分自身で報酬を与え、目標へと進んでいくことを「自己強化」と呼んでいます。
 自己強化をうまく重ねていけば、自分で自分をうまく褒めながら、ステップアップしていくことができるのです。

 今回は「自己強化」をするための4つのコツについて、わかりやすくご紹介していきましょう。

1. 「行動した時」がご褒美のタイミング

 「これをやらなきゃいけないけど、ちょっと面倒だな」「一日の課題を作ったけど、今日はサボってしまいたい…」こんな気持ちをグッとこらえて行動できた時こそが、自分にご褒美をあげる絶好のタイミングです。

 「怠けたいという気持ちをこらえて頑張った」という行動に対してわかりやすく報酬(ご褒美)が与えられると、人間の脳は、「頑張れば良いことが起きる」という学習をします。
 つまり「次も頑張ろう」「もっと頑張ろう」というモチベーションの源になるのですね。

 反対に、「今日はサボってしまったけれど、いつも頑張っているんだから、いいよね」という形で「ご褒美」を自分に与えてしまうのはあまりお勧めできません。

2. ご褒美は「達成直後」に得られるのが理想的

 ご褒美を自分に与えるタイミングは、できたら「行動を完了した直後」であるのが理想的です。

「準備段階」は早い時点でのご褒美

 行動完了をした達成感と「ご褒美(報酬)が得られた」という喜びの感情が結びつきやすく、「がんばることで喜びが得られる」という心理的な学習をしやすくなります。

 例えば旅行などの「大きなご褒美」の場合には、ガイドブックを買う、JTオンライン相談をを予約するといった「準備段階」を早い時点でのご褒美にしてみてもよいでしょう。

3. 「ご褒美」の内容は事前に決めておく

 「これが終わったらおいしいケーキを食べよう」「この企画が済んだら、○○へ旅行へ行こう!」とご褒美内容がハッキリしていた方が、「今はちょっと辛くてもがんばろう」という気持ちが生まれてくるものです。

 人間は心理的・物理的報酬が隠されている状態よりも、目の前に差し出された方が多くのやる気を生み出すことが出来るものです。

4. 行動グレードにあわせて適切な「ご褒美レベル」を

 自己強化を成功させる上でもっとも大切なのが、「適切な報酬を自分に与える」ということです。
 例えば「今日も一日きちんと働いた」という日常レベルの頑張りに対して、いきなり数万円もの報酬を与えてしまうのは「適切」とは言い難いですね。

 勿論、ご褒美の設定レベルはその人の収入状況や出費に対する感覚でも異なります。
 基本的には以下のような指針を持つと「ご褒美設定」がしやすいと言えそうです。

・日常的な頑張り、1日分でできる作業などへの報酬 → 数百円から1000円程度 「気軽にできるご褒美」(例:ミルクレープ)
・2週間から1ヶ月程度は取り組みが必要となる作業・行動に対するご褒美→ 数千円~1万円程度「やや特別感」があるご褒美(例:ピーターラビットカフェランチ)
・3ヶ月から1年以上の継続的な取り組みが必要となる作業・行動に対するご褒美→数万円程度の「非常に特別だ」と感じられるご褒美(例:旅行)

 上記のような「ご褒美のメリハリ」をつけることで、「次も頑張ろう」「次はもっと良いご褒美を自分に与えられるようになろう」というモチベーションが生まれます。

【参考】cotree『「自分へのご褒美」を使いこなせば目標クリアも夢じゃない!自己強化できる4つのポイント』
https://cotree.jp/columns/723

まとめ

  • 行動変化の第四の法則は「満足できるものにする」です。

  • 人間の脳は、遅延報酬より即時報酬を優先するように進化してきました。

  • 行動変化の大原則ー「すぐに報われる行動は繰り返す。すぐに罰せられる行動は避ける」

  • 習慣を長続きさせるには、たとえほんの少しでも、成功したとすぐに感じることが必要である。

  • 行動変化のはじめの3つの法則「はっきりさせる」「魅力的にする」「易しくする」は、今この時に行動する確率を上げるものです。

  • 行動変化の第四の法則「満足できるものにする」は、再び行動する確率を上げるものです。

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