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合意形成のステップを細分化して論点を掴むとは
『DaaS (Discussion as a Service)』という本の一節です!
良かったらどうぞ!
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合意形成のステップを細分化して論点を掴むとは
合意形成のステップを細分化するというのは、
①「場の目的共有」:「何の話をなぜここでやるのか?」
②「アクションの理由の共有・合意」:「何故そうするのか?」
③「アクションの選択と合意」:「どうするのか?」
④「実行プラン・コミットの確認・共有」:「誰が・いつ・何をするのか?」です。
この各ステップをさらに具体的に細分化し、そこから論点を考えることで、多くのテーマで活用でき汎用性の高い論点のチェックリストを作ることができるはずです。
例えば次のようなものが考えられます。
このように合意形成のステップ自体から、より体系的に論点を洗い出しておくと、出発点、到達点との関係において
どういった論点を、どこでどのくらい議論すべきか掴みやすくなります。
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【出所】グロービス・吉田素文. (2014)ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ(Kindleの位置No.1307).東洋経済新報社.Kindle版より筆者作成
「仕込み」によって広く深く考えた後は、「議論の到達点」と「重要な論点とその関係」という最重要なことだけを頭に刻み、あとは臨機応変な対応を心がけましょう。
まとめ
・議論を適切な方向にリードする上では「論点」の把握が重要です。
「「仕込み」における論点の把握は、「広げる」(考え得る論点をいったん幅広く洗い出す)、
「絞り込む」(必要かつ重要な論点に重みづけする)
・「深める」(意見が分かれるポイントや結論に大きな影響を与える論点をさらに具現化する)の順番で進める。
・論点を広げる際には、「合意形成のステップを細分化して考える」ことが有効です。
・論点を絞り込むときは、「議論すべき論点」「議論すべきでない論点」「確認だけ必要な論点」「置いておく論点」の4つを意識すると良いです。
・議論の仕込みによって広く、深く考えたうえで、最終的には、「議論の到達点」と「重要な論点とその関係」を頭に刻み、頭の中に「論点の地図」を持った状態にすることが「仕込み」のゴールです。
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