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「~している間」を学ぶ時間に充ててみましょう

仕事をするのにマルチタスクはあまり

おススメできません。


集中力が削がれてしまい、能率が下が
ってしまいます。


しかし、何かを学んだりする場合は、
「~しながら」がおススメです。


世の変化のスピードが速くなった現代、
常に学び続けることは大切です。


実地で学ぶのが一番効果がありますが、
本や講座など理論を学ぶとより効果が
増します。


しかし、そうはいっても時間がないと
いう方は、~しながら学ぶのがおスス
メです。


20年近く前、私が大量の書籍を読むよ
うになったのは通勤時間と移動時間で
した。


当時は営業マネジャーで部下との同行
で色々な地域を訪れていたため、移動
時間がかなりありました。


その時間を読書に充てることで1日1冊
読むようになりました。


逆に当時は家ではほとんど読書をして
いませんでした。


夜は飲み会などによく行っていました。


料理をしながら、洗濯をしながらでも
いいでしょう。


1日1時間くらいは結構生み出せます。


もちろん腰を据えて学んだほうがい
いケースもありますが、スキマ時間
に学べることもあります。


スキマ時間は、学ぶ側にとっては貴
重なので集中しやすいというメリッ
トもあります。


ビジネス書に見開き2ページや1項目
3ページの形式が多いのは忙しいビ
ジネスマンが通勤などで手軽に読め
るようにと意識しているからです。


古典的名著であるサミュエル・スマ
イルズの『自助論』では、「毎日1
時間でいいから、無為に過ごしてい
る時間を何か有益なものために向け
てみるがいい。そうすれば、平凡な
能力しかない人間でも必ず学問の1
つくらいはマスターできるようにな
る。


(中略)

十年もしないうちにみちがえるほ
どの博識の大人物に変わっていくは
ずだ。時間は、学ぶべき価値のある
知識を吸収し、すぐれた信念を養い、
よい習慣をしっかり身につけるため
に使われるべきである。」と書か
ています。


「~している間」の時間を学びの時
間に充ててみてはいかがでしょうか。


自助論P63にスキマ時間を使って学
んだ成功事例が書かれているので引
用します。


楽師チャールズ・バーニーがフラン
ス語とイタリア語を習得したのは、
弟子のもとへ音楽のレッスンに行く
馬の鞍上であったし、詩人カーク・
ホワイトがギリシア語を勉強したの
は、勤めていた法律事務所への行き
帰りの道だった。


アメリカの言語学者エリヒュー・バ
リットも「私が成功したのは天賦の
才ではない。日々のわずかな時間を
有効に利用できたためだ」と述べて
いる。


彼は生計を得るために鍛冶屋職人と
して働きながら、古今の十八の言語
と二二のヨーロッパ方言をマスター
したのである。


(参考文献 『自助論』 サミュエル・スマイルズ 著  竹内 均 訳 三笠書房)

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