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リワークにてアサーションの初級編を学ぶ-前編

リワークにて、行動認知療法がうまくいかなかったので、アサーションの初級編を学びました。その時考えたことと感じたことを書いてみます。

アサーションとは

アサーションとは下記と定義して話します。

人には平等に自分の意見や要望を意志表示する権利があるという考えのもとに、適切な自己主張をするというのがアサーションの考え方です。

アサーションとは?効果とメリット・職場でのトレーニング・研修方法より
https://www.ashita-team.com/jinji-online/management/8765

アサーションを直接訳すと「自己主張」となります。その意味でとらえると自分の主張という意味が強すぎるので、通常「アサーション」と英語のまま言うそうです。

アサーションの種類

アサーションとは3つのタイプに分かれます。よく(ドラえもんで例えられます。)

  1. アグレッシブタイプ (ジャイアン タイプ)

  2. 非主張タイプ(のび太 タイプ)

  3. アサーティブタイプ(しずかちゃん タイプ)

1.アグレッシブタイプ

アグレッシブは「攻撃的な」という意味です。相手の意見を無視して、自分の価値観を押し付けてしまうタイプです。
いわゆる「俺のものは俺のもの お前のものも俺のもの」という
「ジャイアンタイプ」に相当します。

2.非主張タイプ

ノン・アサーティブは、1とは逆で自分よりも相手の事を考えすぎて、自分の事を後回ししてしまうタイプです。
自分の考えに自信が持てず、常に他人の意見を聞こうとしてしまうため、責任感が育たたず、言い訳が多いのも特徴とされます。
いわゆる「のび太」タイプと言われます。

3.アサーティブタイプ

アサーションが理想とする、相手と相互的な関係を築きつつ、適切な自己主張が出来るタイプです。自分だけが意見をいうのではなく、逆に相手を優先しすぎることもなく、互いの意見を聞き合って、適切な結論を導き出すことができます。
ドラえもんでいう、相手の立場と自分の意見を言うことが出来る「しずかちゃん」タイプです。

アグレッシブタイプと非主張タイプの共通点

アグレッシブタイプと非主張タイプにおいて、全く逆の関係でありますが、共通点もあります。それは下記2点です。

  • 対等な人間関係を築くことが出来ない

  • お互いを尊重することが出来ない

上記の点の重要な所は、相手の考えを理解しようとせず、自分の考えのみになっている所です。つまり自分の考えをすり合わせが出来ないため、一方的的な主張のアグレッシブはわがままであり、考えの理解を示さない非主張タイプは協力的でなくなります。よって、アグレッシブタイプと非主張タイプは周囲と円滑なコミュニケーションがとりにくいのが判ります。

共通点を消すためのしずかちゃんの考え方として

そんな円滑なコミュニケーションをとるための手段として、相手の理解が必要となります。なのでまずは相手の言葉を聞くことから始めるのがいいと思います。そして察することなく自分の意見を言い率直に伝えることが重要だと思われます。
そうすると、相手から「大切にされている」「尊重された」という感覚が得られるとの事です。

今いる場所を理解する

まずはジャイアンなのか、のび太なのか、またはしずかちゃんなのかと、自分はどこにいるのか考えてみることが、一番初めの作業です。下記に図をまとめてみました。

アクティブと非主張とアサーティブの関係

ついでにですが、アサーティブの反対の関係を表しております。嫌味型(自分も相手にも否定的)なものです。ドラえもんで当てはめるとスネ夫に当たると思います。
そう考えると、ドラえもんという漫画はとてもバランスが良いキャラクター関係だなと感じます。

実は常にアサーティブタイプにいる必要がありません。自分が今どこにいるかまず考えてみます。その時に話が進んでいるのであれば、その場にいてもいいそうです。ただし、自分が嫌だなと思ったときに移動しようかなぁと考えるのが良いとの事です。

例えば、これやりたくないと強く感じたとき、自分をジャイアンに移動してもOKとの事です。逆に自分は引いてのび太になっても良いとの事です。それにより、相手に対してもバランスが取れればよいとの事です。
このあいまいな形いうのが、理想的との事ですが、中々難しいと思います。

最後に

まず自分はのび太だったのですが、相手に合わせてしずかちゃんに慣れることが出来るとは思います。
ただし、会社では相手によっては理不尽に攻め立てて自分を有利にするようなジャイアンがいることも多々あります。
その時にしずかちゃんになったり、自分もジャイアンになったりするようなバランス感覚があればと思います。

また後編も作成しました。もし宜しければ読んでいただけると幸いです。


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