見出し画像

東南アジア前近代史


ミャンマー/タイ/カンボジア

ミャンマーの歴史

パガン朝(1044〜1299)
ビルマ人による最初の統一王朝
→上座部仏教の受容。大陸部各地へ影響を与える。

タウングー朝(1531〜1752)
ヨーロッパとの交易で隆盛

コンバウン朝(1752〜1885)
ビルマ人最後の統一王朝

タイの歴史

スコータイ朝(13〜15世紀)
→インドシナ半島に成立した最初のタイ人の王朝
→上座部仏教の受容

アユタヤ朝(1351〜1767)
→中国・ヨーロッパ日本との通商交易で繁栄 (17世紀)
●日本町 (日本人町)
山田長政の活躍 (17世紀初頭)

ラタナコーシン朝(1782〜現在 )
→上座部仏教を保護

カンボジアの歴史

扶南(1世紀頃~7世紀半)
●オケオ (外港)
→仏像、漢の鏡、ヒンドゥー神像、ローマ金貨などが出土。一大貿易港だった。

真臘(6~15世紀)
→クメール人が建設。ヒンドゥー教を国教化。
●アンコール朝(802~1432)
→全盛期

●アンコール=トム (王都遺跡)
アンコール=ワット (寺院遺跡)
→ヒンドゥー教寺院

アンコール=ワット

ベトナム

ドンソン文化

◎前4世紀頃〜紀元前後
→青銅器、鉄器文化、稲作文化
●銅鼓の使用

南ベトナムの港市国家

◎チャンパー(2世紀末〜17世紀)
→チャム人が後漢より独立。海上交易で繁栄。
→インドと中国の中継貿易で繁栄
林邑(後漢~唐) 占城(唐末~清)

北ベトナムの都市

→中国に近く支配下にあったため影響を強く受ける。

◎大越国(11〜19世紀初頭)
●李朝 (11〜13世紀)
→ベトナム最初の本格的統一王朝
●陳朝 (13〜14世紀)
→字喃 (チュノム) の作成
●黎朝 (15〜18世紀)
→南北ベトナムの統一
●西山朝 (18〜19世紀)
→西山の乱 (1771〜1802)

ジャワ・スマトラ

インドと中国を結ぶ重要拠点

◎シュリーヴィジャヤ王国(7〜14世紀)
→スマトラ南部
都 : パレンバン
●海上交易の要衝を支配(港市国家)

●義浄が来訪 (7世紀後半)
著作 『南海寄帰内法伝』
→大乗仏教の繁栄を記す

◎ジャワ島に興亡した国家
●マタラム朝(古マタラム朝, 8〜10世紀)
●シャイレンドラ朝(8世紀半〜9世紀前半)
●クディリ朝(928〜1222)
●マジャパヒト王国(1293〜1520頃)

歴史的な遺産

ボロブドゥール
→大乗仏教の石造遺跡

◎ワヤン
→影絵芝居

イスラーム化する島嶼部

◎マラッカ王国(14世紀末~1511)
→マレー半島に成立。15世紀半ば、イスラーム教を受容。
→東南アジアのイスラーム化に大きく貢献

◎アチェ王国(15世紀末〜1903)
→香辛料の輸出で繁栄。ナツメグ・クローヴなど。

◎マタラム王国(1580年代末~1755)
→内陸部の稲作と交易で繁栄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?