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戸定梨香問題だけではない、増田かおる議員による矢切耕地問題

一年前のフェミニスト議員による戸定梨香動画削除問題のせいですっかり全国に(悪)名が知れ渡った松戸市の増田かおる議員。

とじょりん騒動については各所でまとめがあるので、今回は松戸市民として別の増田かおる議員問題について説明したいと思います。

いや他にも問題起こしとんのかーいと思われるかもしれませんが。
正直、とじょりん騒動がなかったとしても相当厄介なオバサンなんですよあの人。

矢切耕地って?

まず説明しますが、松戸市には矢切地区という地域がありまして、この辺はちょうど東京との境目。江戸川沿いに位置します。
更に国道6号線、数年前に開通した東京外環自動車道もあり比較的交通の便に恵まれた場所と言えるでしょう。
松戸唯一のインターチェンジもすぐ傍です。

で、この辺は農地が集中しているのですが、
・土地の所有者である農家の多くが高齢者であること
・更に後継者もいないこと
・そもそも農業事態が儲からないので赤字に苦しんでいる農家が多いこと

などの問題も抱えています。

そういった事情もあり数年前から浮上しているのが、この農地に大型の物流倉庫を建てるという計画です。
これの何がいいかというと、上記の通り高齢で跡継ぎもいない状況で赤字の農業を続けなければいけない農家が、不要な農地を売ることでやっとやりたくない農業から解放されるんです。

後期高齢者の農家さんなんて、本来なら年金生活で隠居してもいい年齢です。
高額で買い取ってくれるので老後の資金にもなりますし、若い農家であっても現時点で兼業なので本業一本に集中できます。
サラリーマンやりながら農業なんてめちゃくちゃ面倒だし…。
建設予定地の地権者は約100戸。開発業社と話し合いを進め、双方納得の上で農地の売買契約も結んでいます。

農地を売りたい農家。農地を買いたい業者。
お互いのメリットが一致しているので普通に考えてウィンウィンですね。
何の問題も生じていません。
また、計画を実行するために松戸市側と業者、農家での話し合いも設けられています。

ところがこの話に完全な無関係者にも関わらず外部からいっちょ噛みしてきた厄介な連中がいるんですよ。
それが矢切の耕地を未来につなげる会という輩です。

矢切の耕地を未来につなげる会って何者?

どんな団体なのかはこちらを見ていただこうかと。(下記リンク)

矢切の耕地を未来につなげる会

あるぇ~?
気付いちゃったぞぉ~?

はい。
代表者の名前があのとじょりんデマチラシの作成者と同じですね!

共同代表の名前と会の代表者名に注目。

そしてもちろん、あの増田かおる氏の名前も。

もうコイツらの名前が載ってるだけで、個人的にはゲロ以下の匂いがプンプンする団体なんですが。

この人達がですね、何年間も
「矢切の耕地に物流倉庫を建てるの反対!耕地を守れ!」
とか言ってるんですよ。
農 地 の 持 ち 主 で も な い く せ に 。

なんか一応会員は150人くらいいるそうですが、この人達はみんな農地の所有者ではありません。まったくの部外者です。
一部農家もいますがその人達の土地は建設予定地外なので、仮に倉庫が建ったとしても今までと変わらず自分の農地で農業が続けられる人です。

その上この会の結成や活動をするにあたって、地権者である矢切の農家にはなんの許可も取っていません。
完全なる無許可です。

コイツらが(もはやコイツらと言いたくなる)土地の所有者でもないくせにワーワーと外部から反対意見を述べやがっているのです。
反対の理由を聞くと「景観が崩れる」とか「食糧自給率のために農地を残したい」とか「子供のために自然を守るべき」とかあたかもそれらしい事をほざき…おっしゃってるんですけども。

そもそもまず景観って何って話ですよ。
元々農地は景観目的で作られたものではありません。
昔は農地にするしか使い道がなかったけれども、令和となった今ではいくらでも土地の使い道があります。
ましてやこれだけ巣ごもり需要が高まっている時代、Amazonや楽天の利用者もぐんぐん増えてますし、それに合わせて物流倉庫ができるのもごく自然な流れです。

景観目的で作られたものではないのに、一年中苦労して農業している傍らでただ景色を眺めているだけの人から「田園地帯って素敵♪」と言われたところで農家の腹は1ミリも膨れません。
お前は素朴な暮らし()に憧れてヴェルサイユ宮殿内に擬似農村を作ったマリー・アントワネットかYO!
眺めてほのぼのしてる暇があるなら草むしりくらい手伝えよメ~ン!

要するに農地だった場所に物流倉庫を建てると景観が悪くなるから反対って言い分らしいですが、その景観がいい・悪いってのがそもそも個人の感想じゃないですか?
農地ならいい、倉庫なら悪いという判断はその人個人の主観です。
世の中には倉庫街とか巨大工場が好きな人もいるわけで、そういう人もいるなかで「倉庫だから景観が悪い!」と言い切るのは個人的な考えでしかないのですよ。

むしろ現状手付かずで草ボーボーの荒れ放題、ゴミも平気で捨てられ夜道は真っ暗な今の農地(耕作放棄地)より、周辺道路も街灯も水害対策の下水も全て整備され遊歩道も設置される物流倉庫の方がよほど綺麗な景観だと感じます。
合わせて公園や地元野菜を売るマルシェ、地域民に向けた保育園も作られる予定ですし。

実際に現場で撮ってきました。荒れ放題で景観がいいとは言えない状態。

呆れたことに増田かおる氏、景観がどうこう言う割に「矢切耕地に太陽光パネルを設置するべき」とも主張しています。
以下の動画でね。

https://youtu.be/x_LmLV1T7Ik?t=410


こいつぁとんでもないダブスタだぜぇ。
田畑の上に太陽光パネルが並ぶのは景観的にええんか…。
ましてや他人の土地に。
太陽光パネルと言えば壊れた際に有害物質が出るので、農地に設置すると土壌汚染につながる恐れがあるとも聞いたことがあります。
矢切地区は今年雹害を受け野菜や屋根がボッコボコになった地域ですし、もちろん台風だって来ます。
それを自分の土地ですらない他人の土地に設置するべきだと言える、お前の立場はなんやねん。

次に、食料自給率がうんたらとも言っていますがこの地区の米農家は米が売れずに困っているのが現状です。
年々米の消費量が下がっているのに、農地を所有している以上は作らなければいけない。
農地自体が狭いので大量に出荷するほどは収穫できない。でも家庭で消費するには多すぎ。
帯に短し襷に長しな農地です。
作った米は消費しきれないので古米、古古米と売れ残った在庫となってしまう。
古いお米は味が落ちるのでますます売れません。
毎年手間とお金をかけて在庫を作るだけの赤字作業が、生産性のある行動でしょうか?

ここで一つ聞きたいのですが矢切の耕地を未来につなげる会の会員様は年間何キロ、何円分の矢切産の米を購入しているのでしょうか?
「守りたい」と主張しているのですから当然農家に直接お金を落としているでしょう。
毎年買っているのであれば、おおよそであってもどれくらい地元農家の稼ぎに協力しているかは把握していると思います。

まさか「農地を守りたい!」と言っているくせにその土地で収穫した米を買わず農家にお金を落としていないわけじゃないですよね?
今まで食ったパンの枚数に比べたら簡単に答えられると思いますけど。
是非教えていただきたいものです。

矢切地区の農地は約100ヘクタール。
米どころで有名な新潟市の水田耕地面積は28,500ヘクタールだそうです。
この数値を見て、本当に矢切地区の農地が日本の食料自給率に影響すると考えているのでしょうか?
ごくちっぽけな農地としか思えません。

そして「子供のために」という主張。これもなんなんでしょう。
子供が自分で「うちの土地じゃなくて他人の土地だけど景観維持のために矢切耕地を守ってほしいです!」って言ったんですかね?
もしそこらの小学生がそんな主張をしていたら家庭環境を疑いたくなります。グレタ並みに洗脳されとるやないか!

こうやって「自分の主張」を通すために「子供を都合よく利用する」輩は非常にずるいと感じます。
結局は自分のワガママなのに「アタクシ子供のためを思っていま~す!」と言えばなんか優しい、子供思いの善人っぽく聞こえますもんね。
(めっちゃ余談ですが増田かおる氏は松戸市内で女児が行方不明になった時、Twitterで一度もその話題に触れていませんでした。他の議員さんは情報を拡散したり捜索を手伝ったりしている人もいたけど)

実際に近所の小学生に声をかけて「矢切耕地を守りたいわよね!?ねっ!だから田植えや稲刈りや草刈りも全部手伝ってくれるわよね!?」と誘ってみたらいかがですか。
多分ほとんどの小学生は家でスプラトゥーンやってる方が楽しいって答えますよ。

そもそもどこに物流倉庫を建てるのか

話を矢切耕地に戻しますが、そもそもこの耕地の広さと物流倉庫の建設予定地はどんな感じなのかを見ていただきたいと思います。
まず矢切耕地全体がおおよそですが赤枠で囲ったあたりです。

先程も書いたように広さは約100ヘクタールです。

そして物流倉庫の建設予定地がこのあたりです。

予定地は約15ヘクタール。

いやめっちゃ耕地余っとるーーーーっ!!
そんなに耕地を守り未来につなげたいなら建設予定地外で今後も農業を続けなければいけない、残された土地の人を手伝えばいいじゃないですか!
残された土地にだって高齢化、後継者不足で困っている農家もいるだろうし…。

仮に開発したとしてもこれだけ広大な耕地が残ります。
流石に全域を潰して辺り一面倉庫街になるなら、それは問題ですが。
ついでに建設予定地ではほぼ地元ブランドである矢切ネギは育てていないので(水田と小さな個人の畑程度です)
反対派が言う「地元の大切なブランドである矢切ネギがなくなってしまう」なんて恐れもありません。
安心してネギを育てなはれや!

にもかかわらず不平不満を言いケチ付けてくるなんて、矢切の耕地を未来につなげる会の人達はどれだけ欲張りなのでしょう。
きっと強欲な壺みたいな顔をしているに違いない。

「私がやります」とは言わない反対派の皆様

というかそこまで守りたいなら一番手っ取り早い方法があるんですよね。
矢切の耕地を未来につなげる会の皆様が耕地の管理者になればいいのです。
土地の管理も休みない農作業も草刈りもどぶさらいも、ついでに金銭的な管理負担も全部やってください。

だって守りたいって主張するほど大切な土地なのですから、それくらい自分の手でできるでしょう?
むしろやってくださいと言われる前に「私がやります!」というのが当然ですよね?

主張ばかりして金は出さず、手を貸すわけでもない。動かすのは口ばかり。
はっきり言って農家の役には一切立っていないのに、「自然と地元を愛する私☆」と上っ面だけの自然派アピールで自分に酔っているのも腹が立ちます。
オツムにペンペン草でも生え散らかしとんのかワレ。
耳の穴から除草剤流し込んだろかい。

更に更に言わせてもらうと、農地を自然だと言い張る時点でもうコイツらなんもわかっちゃいねえ。
農地は自然じゃありません。人工物です。
自然とは森のように放っておいても成り立つものです。
でも農地は違います。一年中人の手を加えなければ成立しません。
守り続けるなら当然人手も必要ですし、費用もかかります。

増田かおる氏を始めとして物流倉庫の建設に反対している人の中で、農業を続けるための費用を出してくれたり直接作業を手伝ってくれたりした人がいたでしょうか。
いや一人もいない。

矢切の耕地を未来につなげる会の活動紹介に

年3,4回の農業体験、農業や自然について学ぶ講演会を1~2回/年。

http://www.matsudo-sc.com/orgs/org-0589

と書かれていますが、年に3、4回ぽっちの農業体験が本気で地元農業の役に立っているとでも考えているのでしょうか。
それ、幼稚園の芋掘りレベルのお遊びでしかないですよ。お遊び!
たまにチビッ子も集めて手植えで田植え体験、手刈りで稲刈り体験も行っていますが…。
現実的な機械作業ではない手作業で、しかも子供連れで来ている時点で本気の農業ではなく時々イベント感覚で楽しんでいるだけとしか思えません。

これはフェイスブック内の投稿なので埋め込みできませんが、
「耕作放棄地の雑草が伸びていて迷惑なので草刈りをするよう市長に二年間も要望を出し続けましたぁ!二年後にやっと面会してもらえましたぁ!」(要約)

という謎の投稿がありました。
その二年間にあんたら150人の会員がボランティアで草刈りをすれば済んだ話だと思うのですが、違いますか?
二年も時間があったのに会員の中から一人も「私達がボランティアで草刈りを手伝いましょう!そうすれば自分の手で耕地が守れます!」
と発案する人がいなかった時点で、
もうね。お察しね。

ちなみにですがこの地域、定期的に草刈りは行われています。
すべて物流倉庫の建設に関わる業者さん側からの手配なんですが、一体どちらが農地の役に立つ存在なんでしょうね。
なんで定期的な草刈りに誰も気づいてないんだろ。守りたい言う割に農地のことそこまで注目して見てないんか?
無くなるのは個人の水田だけなのに矢切ネギが無くなるゥ!と騒いでいるところも、まあアレだけど。

結構長く書いてしまいましたが、高齢化、後継者不足、赤字等の理由があれば、農家が農地を手放して廃業したいと思うのはごく自然です。
そしてそれを決意するのは当人であり、他人が口出しすることではありません。
が、いけ図々しくズカズカと口出ししてくるのが増田かおる氏並びに物流倉庫反対派の皆様です。

そんなに耕地を守りたいならあんたらが土地を買い取って自分で農業をやれば?と言うと何故か
「ひどいっ!私たちに農業をやれだなんて言うのねっ!」
と意味が分からない被害者面をします。

農業をやれと言われるとそれを罰のように受け止めている時点で、完全に農業を下に見ていますよね。
まるでやりたくもない事をやらされると言わんばかりの反応じゃないですか。

結局この人達が言う「物流倉庫に反対して矢切耕地を守れ!」というのは
「私は農地を買い取りません!農業も手伝いません!収穫された農作物は買いません!費用のカンパもしません!他人が苦労して他人が管理して他人が作っている農地を、ただ遠くから眺めて自然派っぽい思想の自分に浸っているだけで~す!」
ってことなんですよ。言っちゃ悪いけど。
美術品を汚して騒いでいるだけの「環境活動家」と何が違うのでしょう。

「守りたい」の具体例って?

増田かおる氏は数年前から駅前で演説したりTwitterで呟いたりYouTubeに動画を投稿したりしてしきりに「矢切耕地を守れ!」と言い続けていますが、その「守る」とは具体的になんなんでしょう?

何年も主張している割にどうすれば守れるのか、市はどう動くべきか、それを実現する為に自分(増田氏)は何ができるのか。
明確なビジョンが一つも見えてきません。

松戸市が農地と農作物を全部買い取ってくれるのか、それとも農家に補助金を出してくれるのか…。
農家サイドから指摘しようにも、一向に地元農家との話し合いには応じず、TwitterやYouTubeのコメント欄は封鎖。
話し合いのしようがありません。

ましてや「矢切耕地を守れ!」の主張をする際、高齢化や後継者不足、赤字といった当事者の問題は表に出さず、守りたいというキラキラ理想論だけを語っています。
都合の悪い部分は全部隠しているので「矢切の自然を愛する思いやりがある私☆そんな大切な自然を壊そうとする悪の物流倉庫計画を無くせ!」ばかりが強調され、印象操作にもなりかねません。

以前増田氏は後継者不足の農家にその農地で農業をしたい人を紹介します!という理念を掲げていました。
しかし後継者不足というのはその土地でやる人がいないのではなく、我が家の子供孫世代にやる人がいないという意味です。

いきなり赤の他人が「お宅の農地くーださい!」と言ったところで譲ろうとは思わんのですよ。
それなら高額で買い取ってくれる業者に渡した方がよっぽどお金になります。
もし「お宅の農地くーださい!」の人が業者以上の金額で買い取れるなら別ですが、数十億も出して矢切耕地を買い取る富豪がいるのでしょうか?
ましてや耕作放棄地で向こう何年、まともな農作物すら作れないような荒れ地です。
誰だってAかBどちらかに売れと言われたら、金額が高い方に売るのは当然ですよね。

もし大型物流倉庫ができれば当然雇用も増えますし、税収にもつながる。
借金が多い松戸市の財政に影響がないとは言い切れないですよね。
(千葉県内の周辺地域…確か流山では千人くらいの大型雇用だそうです)

こういう話が実は数年前からあり、増田かおる氏は地元民…特に農地の所有者である農家にとっちゃはた迷惑なオバサンだったのですが、それまで吉良吉影のごとくその邪悪さを潜めていたのであまり大きな騒ぎにはならなかったのです。
頼むから静かに暮らしてくれ。

しかし昨年から終焉を見せないとじょりん騒動で増田かおる氏がずっと世間の注目を浴びているので、ちょうどいい機会だと思い矢切耕地問題についてまとめさせていただきました。

もし、増田かおる氏らの主張が通り計画が中止になったとしましょう。
高齢なうえ赤字で困っている農家はどうなります?
反対運動までして止めたのなら、農家の行く末も全部面倒見てくれるんでしょうね?
「貴女が無責任に他人の土地の売買に首を突っ込んだせいで多くの高齢農家が路頭に迷ってますがどう責任取るんですか?」
と言われたらどうするんです?
「関係ありません!警察呼んでー!」
と言って逃げるのかなあ。

長くなりましたが、矢切地区の農家と増田かおる氏が抱える耕地問題について少しでも知っていただけると幸いです。
そして…増田かおる氏のワガママを阻止するためにも、市長宛でも市役所宛でもいいので
「矢切耕地に物流倉庫を建てる計画を実行してほしい」
と要望を出していただけると嬉しいな、と…。

市民の声が多く集まれば松戸市側が計画を進める後押しになるしね。よろしくお願いします。

【※追記だっちゃ!】
後編↓も公開してます。こっちもどうぞ。
そもそも矢切耕地に物流倉庫は建てられるの?→法律的に一切問題ありませんでした!


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