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毒親育ちの明日に希望を届けるためのnoteを始めます。


はじめまして、訪問いただき、ありがとうございます。
吉田美希です。


これまで弁護士として毒親育ちの方々のサポートを数多くしてきました。
相談や依頼という形にとどまらず、
もっと広く、
毒親育ちの方たちが生きやすくなるための情報を発信していきたいと思い、この度、noteを立ち上げました。


今回は、簡単な自己紹介と、
noteを始めた理由について、
書いてみたいと思います。


1 私のこれまでの活動内容



私は弁護士で、池袋駅前で、
法律事務所クロリスという事務所を個人で経営しています。


弊所の公式ホームページは、以下です。



弊所では、親子問題に悩む方々が、親と距離をおくことで、
心身の健康と自分の人生を取り戻し、
少しでも未来に向けて希望をもっていくことができるようにという思いで、親子問題を主要取扱業務としています。


親子問題に悩む方々というのは、
よりわかりやすくいうと、毒親育ちの方たちのことです。
機能不全家族で生まれ育った方と言い換えることもできます。
家庭内に、虐待等が蔓延している状態で、
子ども時代を過ごすことを余儀なくされた人たち
と表現するとイメージがしやすいと思います。



私は弁護士になって今年で10年目になりますが、
弁護士になって当初は離婚事件を多く手掛けていました。
その頃は、ちょうど自分は20代後半で、
ようやく親から経済的に自立できた時期でしたが、
念願の一人暮らしを始めるも、親との関係に悩み、
大変苦しんでいた時期でもありました。



たとえば、親からの手紙が届くと、
ポストで発見した瞬間からとても暗い気持ちになり、
手紙を直視することもできない。
それでも、何とか開封せねばと思い、
10日くらい経過してようやく開封するも、
今度は、読んだ後、しばらく精神的に不調になる。
食欲もわかず、仕事中も思い出しては、暗い気持ちになる。
年末年始となり、実家に帰省せねばと思い、
その旅路につくと、心臓がバクバクしてくる。
親と会えば、過去のことを思い出し、
また今も変わっていない状態を目の当たりにして、さらに傷つく。
一人暮らしの家に帰ってからも、しばらく、精神的不調が続く。




そういった具合に、大変悩んでおりました。
正体不明のどうしようもない寂しさから、
不毛な恋愛を続けたり、自殺未遂をしたこともありました・・・
当時は、なぜそれほど悩むのかということもわかりませんでしたが、
本当に苦しかったです。




親ともっと離れたい、物理的にだけではなく、
関係性としてもっと距離をおきたい、
精神的にも離れて自立し、自分を取り戻したい、
そんな心の悲鳴だったように思います。



それ以降、少しずつですが、
私は自分を取り戻すために行動を起こしていきました。
今もその最中ですが、これまでの過程において、
親子間のトラブル、特に、お金の貸し借りや相続等とはまた違う、
親からの嫌がらせやつきまとい行為などについて、
弁護士がかかわって、当事者のサポートをするサービスがないということに気づきました。
また、お金や相続が絡むケースにおいても、
毒親育ちの人が安心して話ができる法律事務所は少ないのではないかと感じました。



自分も当事者であり、とっても悩んできて、
現在進行形で悩み、カウンセリングに通ったり、
書籍を読み込んだり、行動を改善していったり、
様々なセルフケアや自分育てをしたりしながら、
懸命に日々の生活を送る中で、
現状のままでは困る人がたくさんいるのではないか、と思いました。



自分と同じような人たちはたくさんいて、
そういう人たちが、ようやく親に経済的に依存しなくて済む状態になり、
一生懸命、自分の人生を取り戻そうと努力している。
それにもかかわらず、
親との接触、親からの嫌がらせ、つきまとい等によって、
それまでの努力が台無しになるようなことは、
あまりにひどい、と感じました。
それでは未来に希望を持てません・・・



そこで、
2015年に独立して自分の事務所を立ち上げたことをきっかけに、
私は、この毒親育ちの方たちが自分の人生を取り戻すためのサポートをすることを決めました。





2 noteをはじめた理由


2015年5月の開設以来、
おかげさまで法律事務所としての事業は順調に成長を続けることができています。


案件を処理することを通して、
微力ながらも、たくさんの毒親育ちの人たちが自分の人生を自分の手に取り戻すお手伝いができているという実感はあります。
その苦しみを知っているからこそ、
そのような人たちの力になれるということは、本当にうれしいですし、
本当にありがたいことです。



その中で、多くの人たちが、
私のプロフィール等を参照した上で依頼してくださっていることもあり、
法的なアドバイスから離れて、
私自身がどう乗り越えてきたかということや、
もし私が同じ立場に置かれた場合どのようにその現実をとらえて進んでいくのか、
といったことを数多く相談されることがありました。



もちろん、ご相談された際は、可能な限り回答差し上げてきましたが、
時間が限られていること等から、
きちんと伝えることが難しいことが多かったように思います。


そこで、そういったクライアント様たちのニーズにこたえられるような情報発信の場を設けたいと考えたのが、note開設の一つのきっかけです。



また、事件としてかかわることができる人は全体からするとほんの一握りとなってしまいますが、
情報発信していけば、より多くの毒親育ちの人達に対し、
自分の人生を取り戻すヒントになるような情報を伝えていける、
とも思いました。



生まれる家は選べません。
子ども時代も変えることはできません。
過去の出来事は何をしても変えられないのです。
それでも、少しずつ行動を積み重ねていくことで、未来は必ず変えられます。
毒親育ちであっても絶対に幸せになれるという希望を、
一人でも多くの人が持てるような社会になってほしいと願っています。



そのために、微力ですが、役立つ情報を発信していきたいと思っています。



それから、こちらのnoteは、法的なことはあまり触れません。
法的なことはホームページに記載がありますので、そちらをご参照ください。
むしろホームページの記事からはもれてしまうような法的な問題以外について、積極的に触れていきたいと思います。





3 予定している記事の内容


一番つらかった時、私が大切にしていた言葉があります。

それは、以下の言葉です。

今日、一日の区切りで生きる

デール・カーネギー 『道は開ける』


残念ながら過去は変えられませんし、未来も何か起こるか誰にもわかりません。
特に、毒親育ちにとって、
自分の人生を取り戻そうと決意した当初の時点では、過去のほとんどは忘れたいようなつらい過去ですし、
そのような自分の人生の未来に希望をもつことも難しいと思います。



それでも、まず生きるという決意をするなら、
そして、未来を少しでも良いものにしたいと願うなら、
今、目の前で流れていく時間を大切にするしかないように思います。


そんなことを思い出させてくれるメッセージとして、
私はこの言葉を大切にしていました。


とはいえ、今という時を大切にすることができるのも、
明日に少しでも希望が持てるからだと思います。
だから、私は、毒親育ちが、明日に少しでも希望をもつことができるような情報を発信していきたいと思っています。



具体的には、以下のような記事の配信を考えています。

・自分の抱えている問題を理解するために役立つ書籍や情報のご紹介

・生きなおし(セルフケアとライフスキルの習得)に役立つ書籍や情報のご紹介

・毒親育ちが日々の生活で直面しやすい課題とその対処策

・ライフイベントにおける毒親育ち特有の問題とその対処策


そして、ゆくゆくは、同じようなバックグラウンドをもった人たちが、
ゆるやかにつながりながら、
お互いをエンパワーメントしていけるような交流の場も設けられたらと考えています。



できることは本当に限られていますが、
微力ながらもお役に立てるよう頑張りたいと思います。



どうぞよろしくお願いいたします。











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