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Go To キャンペーン事業と行動経済⑥

吉田行動経済研究所調べ
(2020年9月資料-アンケート3日目)
現在日本政府が進めている
「Go To キャンペーン事業」について、
吉田式アンケートメソッドを使って、
アンケートを収集しています。
本日はGo to イートキャンペーン期間中に、
「キャンペーンを利用して外食をしたいですか?」

に対して、
【いいえ】と答えた方の中で、
【その他】にお答え頂いた方のご意見及び、
「飲食店でこんなキャンペーンがあったら利用したい!
(例えば、毎週月曜日はビール1杯半額!など)
というのがあれば教えてください。」

と言う質問について、
記事を深めて行きたいと思います。

Go toキャンペーンの定義

幾度か書いておりますが、
情報化社会ですので再度書かせて頂きます。
「新型コロナウイルス感染症の流行と、
その流行による緊急事態宣言に伴う、
外出自粛と休業要請で疲弊した、
景気・経済を再興させることを目的」
としたのが、
Go toキャンペーンの定義です。
ですので…
日本在住者の国内を対象とする、
日本政府による経済政策です。
あくまで政府主導となりますので、
全国民が使えるモノではありません。
これを準備するから良かったら使ってね!です。
しかし…
中には様々なご意見があるのも事実です。
少数派意見をクローズアップして届けたい訳ではなく、
現状としての意見としてどうするべきか?
は考えていく必要があると感じます。

キャンペーンを利用しない「その他」意見①

「生後7ヶ月の子供がいて、
育児が忙しく無理」

こちらのご意見、
確かにおっしゃる通りかと思います!
小さいお子様がいらっしゃるお母さまは、
元々外へ出ずらい環境ですし、
お子さまに〝もしも〟があってはいけないので、
何か違う形での提供をしてあげて欲しいですね…
使わない人がいるなら…
母子手帳サービス等で、
教育やコミュニケーションに繋がる事業であれば
100億円くらいばら撒いても良いと思います。
何か出来るはずです!

キャンペーンを利用しない「その他」意見②

「正直手続きが面倒臭い。
フラッと行ってフラッと食べるのが好きなので…」

私自身も、
フラッと行ってフラッと食べるのが好きですので、
お気持ちは分かります。
そして「面倒くさそう」と言う意見が、
数名いらっしゃっいました。
行動経済学で言う、
〝現状維持バイアス〟が働いておりますね。
この様な方は一回利用してしまえば、
さほど面倒で無かったりするものです。
続いて、
「東京都在住者はGo toトラベルの対象外だから」
でした。
東京都在住者だからと言う事で、
かなり損をしている方が多いみたいです。
今後は緩和されるとは思いますが、
東京都の飲食店も、
少しずつ廃業している店舗が、
増えてきているのは事実です。

キャンペーンを利用しない「その他」意見その③

「家族で食べるのが好き」
これは自宅で食べると言う意味なのでしょうね。
Go toイートは、
テイクアウトも使えるようになっています。
面倒臭いと言う方と同様、
サービスの内容と行動を合わせて、
一度使って頂きたいと思います。
「上乗せされるだけで、
上乗せ分を得るためには元金が必要である。
上乗せ分を商品券などで無料配布してほしい。」

これも一つの考え方です。
身銭(元金)が必要になるので、
元金無しで上乗せ分だけを、
商品券として無料配布して欲しいと言う事です。
例えば…
元手10,000円で2,500円分の配布と、
元手0円で2,500円の配布。
どちらが多くの飲食店を助けることが出来るか?
考えれば分かると思います。
しかし簡単な数字で図れないのが、
利用者数です。
政府はお金を使わせる事をしたいのです。
いわゆる40兆円を超えるタンス預金を、
少しでも使わせたいのでしょう。

キャンペーンを利用しない「その他」意見④

「介護の為、外出が出来ない」
「闘病生活中で免疫力落ち、
通院以外何年も外出出来ていない」
「病気で食べられないから」
「生活苦」

少数意見とはいえ、
これは切実な話です。
続いて最後の質問にまいりましょう。

「飲食店でこんなキャンペーンがあったら利用したい」

今回のアンケートでは、
質問を大目に準備させて頂きました。
その中で幾つかご紹介したいと思います。
定番の「飲み食べ放題」が、
大多数を占めているのですが…
「コロナのリスクを考えて行くので、
子供がいるグループには何かしら配慮がほしい」
「家族一人分無料」
「子連れで無料」
「土日は好きな料理1品無料」
「○○○円までの料理1品無料や半額。
お食事券をプレゼントも嬉しいです。」
「Tポイントが付くと嬉しいです」
「食事の代金をくじ引きなどで、当たれば半額!」
「二回目以降、五回まで総額30%引き」
「ミニケーキとコーヒーのサービス」
「マスク、フェイスシールドorマウスシールドを併用し、
かつ入店から出店まで一言も喋らずで50%引き」
「ポイントが貯まり、現金として使える割引」
「ピザの様に一皿に二種類の料理が注文でき、
なおかつ料金が抑えられたメニューがあれば、
高齢になるので外食する機会が増えます」
「テイクアウト用のお箸と袋が不要だと、
スタンプを押してくれて、
スタンプカードが貯まると次回割引」
「レシピ公開」
等々
他にも数ありますが、
様々なご意見を頂きました!
本当にありがとうございます。

Go To キャンペーン事業と行動経済総まとめ

Go To キャンペーン事業と行動経済について、
アンケートを取っていますので、
5日間連続で記載をさせて頂きました。
今回はあえて「質問」を大目に取っています。
現在の心境を聞きたかったのです。
現在はアンケート進行中ですので、
まだハッキリとは数値で出せませんが…
新型コロナウイルスの影響で、
外出は考えられないと言う方が、
半数以上はいらっしゃると感じます。

(ひょっとするともっと多いかも)
そんな中…
日本政府側も経済対策として、
Go To キャンペーンを打ち出しました。
国土交通省がGo To トラベル
農林水産省がGo To イート
経済産業省がGo To イベント(未定)
中小企業庁がGo To 商店街です。
日本は中小企業で支えられてきました。
我々も、
様々な苦難を乗り越えながらも、
継続して経営を続けて行かなければなりません。
新型コロナウイルスが影響しだして約半年…
終息の予測が見えない中での、
日本のトップの交代劇…
本当に一人一人が今を真剣に考える時代
だと感じます。
SNS等を見ていると…
「ダイエットしなきゃ!」
と言っている人間が、
甘いモノを食べているのと同じで、
言ってることと、
やってる事が違う!
と言う事を多く感じます。
正しく恐れて行動しなければ何も始まりませんし、
誰かがやってくれるのではなく、
自分たちが動いて少しずつ変えていく!
と言う気概が新しい道を創るのだと思うのです。
長くなりましたが、
Go To キャンペーンと行動経済記事は以上です。
アンケート終了時点で再度、
記事にさせて頂きます。

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