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時代ファッションと行動経済

マクロ経済は社会心理に影響する

「コロナショック発グローバル金融危機」
これは…
残念ながら引き起こす可能性が限りなく高いと言われています。
ある一説によれば…
「世界の富の蓄積による驚異的なペースは、
新型コロナウイルス危機の影響で今後何年も鈍化する可能性がある!」
と言われているのです。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の調査によると、
不安定な市場や新型コロナ感染拡大による景気低迷で、
世界の富は2020年で最大16兆ドル(約1712兆円)失われ、
向こう5年の伸びも妨げられる恐れがある。
これに対し、
2008年のリーマンショックに端を発した金融危機、
この金融危機で吹き飛んだ富は10兆ドルだったそうです。
リーマンショックの1.6倍!
想像したくはないですが…
マクロ経済は社会心理によって大きな影響を受けるのです。

不景気になると足長美脚が増える!?

さて今日は「時代ファッションと行動経済」について、
書いていきたいと思います
米コンピュータ大手IBMが、
「不景気になると足長美脚が増える」を提唱しました。
しかも!驚くことに…
2008年から4年間に渡り、
何十億というソーシャルメディアの投稿記事を、
分析した結果だそうです。
これはかなりの信ぴょう性がありますね…

ビッグデータの結果

さらにIBMは、
過去100年の靴のトレンドデータを調べたそうですが、
1920年代末から1930年代初頭の大恐慌時…
何とこの頃は、高いヒールが流行したそうです。
その後…
景気回復につれて高いヒールは売れ行きが悪くなり、
その代わりに売れたのがヒールの低い靴だったとの事。
その後も景気の波に、
靴のトレンドが連動していることが確認されています。
さすがIBMと言うべきですね。
かなり以前からビッグデータを活用しています。

景気がいいときには、ミニスカートが流行る??

こんな言葉をよく見かけます。
ミニスカートが流行した時期を見てみると…
高度経済成長期をはじめ、
バブル時代のジュリアナボディコンや、
バブル崩壊後に経済が回復を見せた時期などがあります。
景気が良い時は人々の気分も高まり…
活動的になる事で、
元気のいいイメージがあるミニスカートが流行する説です。
これ実は…
米国では違う解釈があるのです。

景気とミニスカート説は1926年!

「ミニスカート指標」を提唱した方は、
米国の経済学者ジョージ・テイラー教授です。
この時、実は…1926年の出来事だったので、
「今の時勢には合わない」とも言われています。
テイラー教授が提唱したのは、
「景気がいいとシルクのストッキングが見えるように、
スカート丈を“短く”して、
景気が悪くなるとストッキングを買えないことを隠すために、
スカート丈を“長く”するという説」なのです。
今から90年以上前であれば、
シルクのストッキングは高価なモノです。
しかし…今は高価と言えるほどではなく、
説得力に乏しいと感じられているのです。
どちらにしても…
景気が良い時はミニスカートが増える!と言うのは、
同じことですが(笑)

風が吹けば桶屋が儲かると言う考え方

「風が吹けば桶屋が儲かる」
こんなことわざを聞いた事があると思います。
なんのこっちゃ?と言う方もいらっしゃいますが、
一度調べてみて下さい。
多少強引ではありますが…
「ある事象の発生により、
一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に、
影響が及ぶことの喩え」とあります。
私がお伝えしたいのはこの考え方です。
これからやってくる厳しい時代を見据えるには、
「頭をとにかく使う事!」
だと考えています。
機転を利かせる「頓智脳」の進化です。

見るものすべてにヒントがある

無いモノを生み出す事は、
時間も体力も必要になります。
しかし!
あるモノの価値を高める事は、
知恵を使えば何とでもなるものです。
「見るもの、あるもの全てにヒントあり」だからです。
「時代ファッション」一つとっても、
見方によれば面白いデータになり得る。
これからは【価値向上】に集中する時代だと、
私は考えて活動しています。
「行動経済」と「実データ」が連携する事で、
予想以上の化学反応が起きる!と感じるからです。
吉田式マーケティングメソッドは、
実践を繰り返す事で進化を遂げる!
現在、実データの準備を少しずつ蓄えています。

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