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SDGsと行動経済⑦(調査アンケート編)

吉田行動経済研究所調べ
(2020年9月資料-アンケート13日目)
「SDGsの調査研究に関するアンケートパート②」について、
吉田式アンケートメソッドを使って、
アンケートを収集しています。
昨日は実際にSDGsの高重要度に繋がっている、
社会的に配慮した商品やサービスに対し、
通常価格から「どの程度」まで、
上乗せの容認が可能か?
と言う設問でした。
約71%の方が0%~10%までが可能となりました。
今日は更に設問を深掘りして行きながら、
別の設問も記載してまいります。

Q:商品やサービスを購入する際に基準としているものは以下の内、どれですか?

この設問はアンケート回答者が実際に
「商品やサービス」を購入する際の基準です。
品質が最も良いものを基準としているが、
45%で320名!
価格が安いものを基準としているが、
41%で293名!
地球環境への配慮がなされている商品を基準としているは、
8%で57名!
その他は
4%で30名!
最後に…
貧困や飢餓の撲滅のために生産された商品を基準としているが、
1.7%で12名
でした。
上位2項目は変わらないですね。

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Q:上記設問でその他とお答えした方は、商品やサービスを購入する際に基準としているものはなんですか?

上記の例以外で、
どんな購入基準となっているでしょうか?
約30名ほどいらっしゃいますが、
こちらです。
自分に必要とした機能を満足しているか?
自分や家族の好みに合った商品!
自分が美味しいと思えるかどうか?
産地!
添加物が入っているか?いないか?
家庭の生活スタイルにあっているもの!
国産で良質な物
品質に伴う価格かを比べ判断してからの購入
値段と品質のバランス
中国製でないもの
アフターサービスも含めた総合的選定
コストパフォーマンス等々

様々な購入基準をお持ちですね。
皆さんもご自身に当て嵌めて考えてみて下さい。
どんな購入基準をお持ちでしょうか?

Q:これから発電方式が変わるとしたら、電力が安定供給されるが災害時に環境に大きな影響を与えてしまう集中型発電が良いか、電力の供給における安定性が不安定なものの災害時に環境への影響が少なく済む分散型発電のどちらを選びますか。

こちらは電力についてアンケートを取っています。
まずは「集中型発電」です。
集中型発電とは、
「大規模な発電所で大量の電気を発電して、
各地の消費地に送るための機械や方式」です。
原子力発電や火力発電、
そして水力発電の巨大ダムなどの事
を指します。
遠隔地に設置された大型発電施設で発電された電気を、
都市などの大消費地へ送るのです。
安定供給ではありますが、
災害時の影響が大きい課題を持ちます。
次に「分散型発電」です。
分散型発電とは、
小規模な発電所をいくつも設置します。
「自立・分散型のエネルギー供給システム」
の事なのです。
太陽光発電や風力発電、
再生可能エネルギー発電等々、
電気をつくる際に発生する熱まで利用
する、
コージェネレーションがしやすく、
送電や変電のロスが減らせるといった利点があります。
供給量では集中型発電の足もとに及びませんが…
と言う事で!
アンケート結果を見て行きましょう。
集中型発電=26%で185名!
分散型発電=74%で527名!
圧倒的大差ですね!

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コージェネレーションとは

前述で出させて頂いたコージェネレーションですが、
ガスなどを駆動源にした発電機(内燃機関&外燃機関等)
によって電力を生み出すとともに、
その際の排熱を、
給湯や冷暖房などに利用するシステム・設備の総称
です。
要は電力で生み出す排熱を再利用する仕組みですね。
実は…
従来の発電システムでは、
発電の際に発生した熱は外気に放出され排熱されるだけ!
だったのです。
しかし!
排出される「熱」であっても、
エネルギーとして活用することが出来る!
と言う事ですので効率的です。
コージェネレーションメリットは、
省エネ効果は絶大
です。
排熱で発電しますので、
電力削減に必ず繋がりますね。
小型発電機は必要ですが、
非常時に電源供給を行う事も容易です。
そして!
SDGsの意味ではCO2等の削減に繋がり、
環境にもやさしい!
と言う事なのです。

SDGsと行動経済⑦(調査アンケート編) まとめ

ご自身が商品やサービスを購入する際の購入基準
こちらにおいては明確に出ましたね。
次いでその他の所で一番多かった答えが実は…
上にもありますが「自分の満足度」でした!
次いで発電に関しての設問です。
原子力や火力等の集中型発電に関し、
多くの方が否定的であるとお答えされています。
もちろん安定供給は大きなアドバンテージです。
しかし震災等の脆さも否めないため、
供給には不安があるが、
災害時に環境へ被害が少ない分散型発電の方が、
圧倒的に人気が高かったです。
しかし…
現状はいかがでしょうか?
まだまだかけ離れている…
と言うことかもしれませんね。
SDGsと行動経済の連続した記事を書かせて頂いておりますが、
一人でも多くの方に伝わればと言う思いで書いています。
【持続可能な開発のための2030アジェンダ】
2016年から2030年までの国際社会共通の目標ですので、
ぜひとも情報共有頂きたいと感じます。

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