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心理検査について

心理検査と言ってもさまざまな検査が日本国内にもあります。
いわゆるテレビで取り上げられるような日常生活の中でヒントや気づきを与えてくれるかもしれないが科学的な根拠はないテストも心理検査(テスト)もあれば、心理学者が理論的、科学的な根拠に基づき作成された心理検査もあります。

ここでは後者について少しお話をしたいと思います。

いわゆる理論的、科学的な根拠に基づき作成された心理検査中でも日本で一番知名度が高いのはWISC(ウィスク:児童版ウェクスラー式知能検査)かと思います。
WISCは世界で最もよく使われている知能検査です。
さて、ここで「知能検査」という言葉が出てきましたが、実は心理検査にはいくつか種類があります。分類の仕方はさまざまありますが、WISCのように知的能力について今の発達の状態を見る検査を知能検査といいます。
日本では、WISC、WAIS、KABC-Ⅱ、田中ビネーなどが有名です。
他の検査も同様ですが、なぜ知能検査にこんなに種類があるかというと、実は検査ごとに特徴があり、知りたいこと(主訴)に応じて心理師は検査を使い分けて相談にのりながらご提案しています。
それぞれの検査の特徴についてはまた別の機会にご案内いたします。
知能検査以外には、いわゆり発達全般についてアセスメントをする発達検査、社会性の発達に特化した社会性検査、性格特徴の把握に特化した性格検査、精神状態や心の健康度を把握するためのメンタルヘルス系の検査、職業適性に関連した検査などがあります。

検査はお金も時間もかかります。

心理検査を受けてみようと思ったら、まずは知りたいこと、悩んでいることを心理師に相談をして、受ける準備を十分にしてから、心理検査を受けていただければと思います。

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