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ヨーグルト工場見学

電車とバスを乗り継いで、大阪府貝塚市の「明治なるほどファクトリー」に見学に行った。

まずはヨーグルトの製法を学んだ。

乳製品全般の作り方についても分かりやすく学習できた。

いよいよ工場ラインの見学だ。

写真撮影不可のため、工場ホームページから画像を転載する。

現場には人がほとんどおらず、機械だけが高スピードでひたすら動き続けていた。

機械だから当然であるが、無感情にどんどん次々と乳製品が生産されていくラインの様子を眺めていて、私は何かそら恐ろしさを覚えた。

ここで毎日何万本という牛乳やヨーグルトが生産され、トラックで運ばれ、スーパーやコンビニに並び、何万人もの食卓にのぼるところを想像すると、世の中の大きな流通の仕組みというか、私たちの食を成り立たせている大きな社会システムの一端を垣間見るような気がして、どこか達観したような、どこか諦めにも近いような、自分が資本主義経済の枠組みの中のごく小さな単なるひとつの歯車に過ぎないような感じがして、私は少しの間、呆然とした。

私のそんな感傷などお構いなしに、子どもたちは無邪気にはしゃいでいたが、大人も子どもも、それぞれがそれぞれの感想を持って当然よいのであって、一人ひとりの感じ得たものを自分の中に取り込んで、そうしてその後のそれぞれの人生を生きていくのだ。

このオブジェは展示用で、持って帰ることはできなかったが、お土産に乳製品をたくさんもらった。

塾からのお土産は「レポート用紙」だ。

次回の授業までの宿題になる。

自分の体験や感想を絵や文章にまとめる練習は非常に大切である。

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