縁起のいい花文字、年賀状にいかが?
皆さん、花文字って知っているだろうか?
中華圏を旅行したり、中華街を歩いた時に見かけた人がいるかもしれないが、中華圏で縁起がいいとされる蝶や桃、竹などで、文字をデコレーションした中華圏に伝わる伝統芸術の一つだ。
私がこの文字を初めて見たのは、上海の観光名所・豫園。
豫園は日本でいう浅草のようなイメージのところで、テレビなどでも必ず撮影ポイントに上がるところ。日本へのお土産物が色々と揃っていて、そういうところに花文字を描く人が小さなお店を出していたりする。
当時確か、テレビ東京の「テレビチャンピオン」のロケで豫園を訪れた時だったと思う。タレントさんの名前を花文字で書いていくみたいなことをやっていた。初めて花文字を見た時、カラフルな色に多少ケバケバしさも感じつつ「こんな文字があるんだ!」と、驚きを覚えた記憶がある。
花文字は、中国では「花鳥字」「龍鳳字」などと呼ばれており、起源は東周(紀元前770年〜)に遡り、2000年以上の歴史があると言われている。当初は、青銅器の装飾用に使われていて、漢の時代には、現在の花文字の原型ができていたという。江蘇省の徐州が発祥の地の一つだとも言われている。
現在、コロナで海外からの観光客が減り、中華圏の観光地でもお客さんの減少に苦しんでいるところが多い。特に海外観光客を目当てに、花文字を生業として生計を立てていたアーティストの方も大きな打撃を受けているという。
弊社の台湾のライターが、最近、台湾でコロナ前には日本人観光客で行列ができていたこの道40余年の芸術家・宋崢氏を取材している。
記事で紹介されている宋崢氏の作品は文字数によって異なるが、ハガキサイズで1枚300元程(日本円で1200円)、10枚からであれば日本への郵送もしてくれるという。
【店名】騰龍閣書廊 新北市瑞芳區豎崎路11號(向かいに店舗有)
今年もあと1ヶ月ちょっと。来年はよい年が迎えられるよう、皆、願っていることだろう。こういった縁起物の花文字を家に飾って、気分を上げてみるのもいいかもしれない。
追記:取り寄せといえば、他にも台湾から取り寄せ可能なお茶なども弊社の記事で紹介しているので、興味があればのぞいてください!
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