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始動「いずみフェニックスプロジェクト」

「いずみフェニックスプロジェクト」とは

「いずみ」は60年以上前に輸出用の品種として作られました。
ほどなく輸出の時代は終焉を迎え、実際には普及せずに忘れ去られていました。

当園が1992年に穂木から苗木を育て2000年に復活させ、近年では国内外の和紅茶のコンテストで多数の受賞。
今、最も注目されている紅茶用品種のひとつではありますが、現在のところ生産量は極わずかです。

多くの紅茶好きのお客様へこの素晴らしい味わいをお届けしたいとの思いで、2019年6月にさしま茶産地の「吉田茶園」と「長野園」が中心となり、穂木の採取を行いました。

「いずみフェニックスプロジェクト」始動。

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1年9ヶ月を経て、晴れて苗木となり、この3月に2茶園合同での「品種茶いずみの苗植え」を行いました。
60年以上前に作られた「幻の品種 いずみ」を現代の製茶技術でフェニックス「不死鳥」のごとく蘇らせる試みです。
4年〜5年後の収穫に向けてゆっくりではありますが、「いずみ」を使った紅茶製造へ向けての情報発信を行って行きたいと思います。

手始めに「吉田茶園」では、「いずみフェニックスプロジェクト」への参加を募りました。
「いずみ」の苗植え体験会に参加いただくことで、このプロジェクトと共に成長する茶樹の様子と和紅茶への理解を深めていただければと考えています。

驚きと感動を伝える和紅茶「いずみ」を通して、日本茶の新しい風をさしま茶産地から感じていただければと思います。

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吉田茶園 園主茶師 吉田正浩 
長野園  園主茶師 花水理夫

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