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「カナダ・ニュースの屑籠から」年末年始に溜まってしまった面白い話題をまとめてお届けします!

カナダの公共放送、CBCの全国TVニュース、The National では、その夜のおしまいのThe Moment という短いコラムで、各地から集められた興味深いお話を紹介しています。

まず最初は、

2023年中に、世界約70か国を回って242回、マラソンを走り、ギネスブックの現在の世界記録、2012年に米国人男性が樹立した1年に239回のマラソン走破を更新しようとしているカナダ人、トロントのベン・ポブジョイ(Ben Pobjoy)さんの話題です。下記のURLを開いてください。

https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/ben-pobjoy-marathon-runner-guinness-1.7075358

長くなるといけないのでかいつまんで言いますと、ベンさんは2022年8月、広告会社のエグゼキュティブ・クリエーティブ・ディレクターの仕事を辞めて、ほんとに自分がやりたかったこと、すなわち、旅をすることと、トレッキングをすることに専念することにしたと言うのです。その背後にはCovid-19のパンデミックがありました。「パンデミックで世界が1週間で変わってしまうのを見て、自分の人生をハッピーで有意義なものにしなければならない」と決意したのだそうです。

彼が走ったマラソンは、「フリースタイル・マラソン」というもので、正式、公式なレースに参加するのではなく、単独で、何のサポートもなく、ひたすら42.2キロをこなしていくものです。サバイバルに必要な約14キロの荷物をバックパック一つに収め、南米、カリブ海諸国、北米、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジア、合計1万1465キロを走破してきました。

現在、ギネス・ブックの方でベンさんの記録を審査中ですが、早く吉報が彼のもとに届くといいですね。

ところで余談ですが、ベンさんは2015年に体調を崩し、大変な肥満体になってしまったそうです。一大決心をして戸外でのウオーキングを始め、何と8か月で45キロも減量したそうです!

次の話題はカナダ西部、ブリティッシュコロンビア州からで
国立公園管理局が「ハイウエーで塩を求めて車に近寄って来るムース(ヘラジカ)がいるが危ないから停車しないように」という通知を流したというのです。下記のURLを開いてください。記事の中ほどに動画があります。

https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/dont-let-moose-lick-1.7074587

カナダ西部の国立公園などがある山岳地帯のハイウエーでは、冬季には除雪、融雪のため大量の塩などを撒布します。ムースは塩分補給のため、ハイウエーに降りてきて、塩をなめたりするのだそうですが、車を止めてこの光景を眺めていたりすると、車のタイヤに付いた雪や氷の塩をムースがなめにくるというわけです。

国立公園管理局は、「ムースが車にはねられたりする事故が起きる可能性が生じるから、停車しないように」とドライバーに呼びかけているわけですが、こういう珍しい光景に出くわしたら、走り去るドライバーはまずほとんどいないのではないでしょうかね。笑

おしまいは、アルバータ州中部で1950年代に廃線となった鉱山鉄道の跡地をバックカントリー・トレイルとして復活させようとするプロジェクトの話題です。深い峡谷を横断する橋の部分を見るだけでも一見の価値ありです、下記のURLを開いてください。

https://www.cbc.ca/player/play/2297088067644#:~:text=A%20community%20in%20central%20Alberta,of%20a%20historic%20trestle%20bridge.

このバックカントリー・トレイルは全長109キロで、現在、そのうち45キロがオープンされているそうです。こんな素晴らしい眺めのトレイルを歩けたらいいですね。冬にはクロスカントリースキーも楽しめると言っていましたが、最高ですね!

好き勝手にやっていますので、金銭的、経済的サポートは辞退させていただきます。ただ、スキ、コメントは大歓迎させていただきますので、よろしかったらお願いいたします。望外の喜びです!