見出し画像

【釣り随想】9月2日 幼いナマズくんの鎮魂のために。。。

いつもの金曜日朝のごとく、エージャックスのロータリー・パークに出かけた(ヘッダー写真の所)。最近では、大体、同じ時間帯に古くからの釣友と出会うのだが、今日から彼は10日間のソロ・キャンプに出掛けたので、今朝はいない。ケベック州の北端、訪れる人もあまりいないような所で「海釣りも川釣りもできるし。1000メートルぐらいの山にも登ってくる」と言っていた。私よりちょっとばかり若いぐらいの人だが、その元気さには感心する。

車にテントやキャンプ用品一切合切積み込んで、英語がまったく通じそうもない仏語圏ケベック州の最果ての地へ、一人で行くなどということは私にはできない。

前に紹介した写真の再使用で申し訳ないが、今日は1枚も撮らなかった。場所も、釣りの恰好もまったく前の写真と同じである。今朝、この写真に写っている浅い沼みたいな所には、たぶんカープ(鯉)だと思うが、数匹、バシャバシャ音をさせながら泳ぎ回っていた。背びれがユラユラ揺れているのも見えた。どうせ食いついてこないだろうと思いつつも、いくつかのルアーとミミズを投げ込んでみた。

一度、ルアーにちょっとだけ体が触れた時があったが、それきりで食いつく気配は一切なし。カープは、ミミズには全然、興味がないようだ。次の機会にはコーンでも持ってこようかと思っている。

この浅い沼みたいな所の反対側のダフィン・クリークの本流のほうで、針と重りと浮きという、超基本的な釣り方で、ミミズというこれも非常に基本作用にのっとった方法で釣りをやった。面白いことに、近場の所から釣り始めて、だんだん遠くに投げるに従って、釣れるキャットフィッシュ(ナマズ)のサイズが徐々に大きくなっていったのだ。

これも前に使った写真で申し訳ないが、今日釣った5匹はすべてこのキャットフィッシュ。今日の私の最大のミステークは、使った釣り針が小さすぎたことだ。それで、最初に近場で釣り上げた体長15センチほどのいちばん小さいナマズくん、ご丁寧に釣り針を全部飲み込んでしまって、口の奥の方に引っかかっている。私の指先で針を抜き出すことは不可能で、口を最大限開いて、先が細くなったペンチの類の工具を突っ込んで針を取り出す作業をしなければならない。

幼いナマズくんには気の毒だったが、かなり時間がかかってしまった。水の中に戻した時には泳ぎ去ったようだったので一安心した。

その後、遠くに投げれば投げるほど、だんだんナマズくんのサイズが大きくなったことと、できるだけ針を完全に飲み込む寸前に合わせ、竿をしゃくるようにしたせいか、口先に針がかかるようなって、はずすのもずっと楽になってきた。

けっこう大きいナマズくん(25センチぐらい)を3匹釣ったし、自分なりに満足して、道具を片付け、さて帰ろうと思ってチラっと水面を見たら、あの針を取り出すのに大変苦労した幼いナマズくんが動かなくなって浮いていた。あ~、気の毒なことをした。許してくれ、ナマズくんという思いだった。

今度は、針を少し大きくし、完全に飲み込む寸前に合わせるように努力し、再び幼いナマズくんを死なせるようなことはしないようにするよ。。。

好き勝手にやっていますので、金銭的、経済的サポートは辞退させていただきます。ただ、スキ、コメントは大歓迎させていただきますので、よろしかったらお願いいたします。望外の喜びです!