「仕組み化」のやり方とコツ
1. 仕組み化とは何か?
「仕組み化」の反対は「属人化」である。
属人化すると、個人のコンディションによって組織の状態が大きく左右される。
人やタイミングの代替が効かなくなってしまうので、結果、組織の再現性が失われる。
属人化を防ぎ、再現性の高い組織を作るためには、仕組みで組織を回すようにする。
組み化により属人化を防ぐことで、リスクを分散することができる。
2. 仕組み化のやり方とコツ
放っておくと、組織はどんどん属人化してしまう。なぜなら、属人的であることは自らの存在意義の最大化であり、人間の喜び、本能である。
人間の本能である属人化をいかに打ち消していくか?が重要である。
人が動く動機は、
①危機感(やらなきゃやばい)
②利益(やったら得をする)
のどちらかに基づいている。
②の利益や希望だけで人を動かそうとすると、不都合があったときに動かなくなる可能性があるので、①の危機感も与える必要がある。
上司は一定の危機感を与える存在となり、できていないことを、ちゃんと部下に指摘する。部下は指摘されるのが怖いのでちゃんとする。このような仕組みを作り、リーダーシップを発揮することが重要である。
上司は暴言/暴力で怖いと感じさせるべきではなく、正しい怖さとは、「この人から評価が得られなくなる」というものである。仕組みの中で怖さを与える。
社員は常に比較され、競争関係の中にいることを認識してもらう。
社員が競争環境の中で成長し続けるためには、自分と他者を比較し、自己成長を図ることが重要である。その中で社員は自己評価を行うようになる。
会社の中での相対的な評価を認識し、社員が不足に向き合うことから逃げないようにする。競争を認識できる人は成長する。
3. 仕組み化のための5つの考え方
ステップ1:「責任と権限」を手に入れる
ステップ2:「危機感」(やらなきゃやばい)を利用する
ステップ3:「比較と平等」に気をつける
ステップ4:「企業理念」を再認識する
ステップ5:「進行感」を感じる
<参考:【とにかく仕組み化】
デキる上司は属人化させない。仕組み化に必要なマネジメントと思考>
以上
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?