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私の「休職」に対するスタンスは基本ポジティブ

休職中につき、日々の気付きなどをnoteに綴っています。

今回は、改めて「休職」に関するスタンスを改めて考えてみます。
過去の記事と重複する部分もありますが、ご了承ください。

私の休職についての考え方

過去の投稿で書いたことと繰り返しになりますが、仕事がつらくて、精神的・身体的に明らかな不調が出ているのであれば、迷わず休職を取得したほうがよい、というスタンスです。

それも、手遅れにならないうちに、まだ余力が残っているうちに、です。

休職によって、心身ともに健康を取り戻すことができたら、「毎日が休日」です。しかも、最長1年半とはいえお金をもらいながら、になります。

人生の中でもスペシャルタイムにすることができると思っています。
これは、多数派である「定年まで働き続ける人生」とは違った生き方になるので、少数派=希少性がある=価値がある人生、とも言えます。
(※定年まで働くのが価値がないと言っているのではありませんよ)

参考:過去記事

私の記事は、すでに現在休職中の方にも多く読んでいただいているようですが、今は働いていて、仕事がつらくてたまらない人にも届いてほしいと思います。

我慢に我慢を重ねて、最終的に倒れてしまった場合、社会復帰まで時間がかかったり、復帰そのものができなくなることもあります。

「このままではヤバいな」と自己判断できるくらいの段階で決断したほうが、今後のことを考えると断然よいと思います。

休職のデメリットに反論してみる

転職サイトや、働き方の情報サイトなどで、一般的によく言われている休職の「デメリット」について考えてみます。
だいたい以下のように集約されます。

1.収入がなくなる
2.社会保険料の支払いは継続する
3.人事評価に影響する可能性がある
4.復職できない可能性がある

それぞれについて、反論してみましょう。

1.収入がなくなる

→◎傷病手当金は給付されます
給料はなくなっても、傷病手当金が支給される人がほとんどと思います。
月給の2/3ではなく、標準報酬の2/3なので、バカにはできません。

2.社会保険料の支払いは継続する

→◎傷病手当金で払えます
正直、痛い出費ですが、会社員という立場を維持するには仕方ありません。
傷病手当から支払った残りで生活することになります。

3.人事評価に影響する可能性がある

→◎評価より体調優先
会社によって異なるとは思いますが、無事に復職できたとしても、役職や給与は下がる可能性はあります。
復職後は、徐々に慣らすために、時短勤務とか負担の軽い業務になる可能性が高いですよね。評価はあまり気にしてられない、というのが正直なところではないでしょうか。

4.復職できない可能性がある

→◎本人の状況次第
あるデータによると、元の職場に復職するのは半数ほどのようです。
これは本人の意思、体調の問題なので、一概に「休職のみのデメリット」とは言えません。転属、退職、転職など、すべてデメリットは存在します。

まとめると、何ごとにもメリットとデメリットがあり、「休職のデメリット」は、自分の考え方ひとつで潰せる、ということです。
異論はあるでしょうが、私が思うには、という意見です。

休職の最大のメリット

過去記事で、一般的な休職のメリットについて記載したことがあります。
その時には、以下の4点を挙げていました。

1.そのまま続けていたら、状況が悪くなっていた
2.考える時間ができる
3.傷病手当金を受け取ることができる
4.会社員のままである

現在、改めて考えてみて、一番大きなメリットを1つ挙げるとすると、やはり「自分の時間が手に入る」だと思います。
お金、キャリア、地位などと比較しても、何より大事なのが時間

「ひとりの時間」ができる

何と言っても、朝から夜遅くまで、長時間労働の仕事に追われていたときには、なかなか実現できなかった「ひとりの時間」が手に入ります。

私は1人行動が好きで、全く苦にならないタイプなので、カフェ、図書館、ランチなどを、意識的に楽しむようにしています。
もちろん、自宅でゆっくりすることも多いのですが、平日に行動できる優位性もあり、「小さな非日常」を過ごすほうが刺激になっていいかなと思っています。

「家族との時間」ができる

小・中学の子供がいるのですが、「おかえり」と言ってやれる価値は相当高いと思っています。
仮に、定時で帰れる会社だったとしても、子供たちよりは遅くなります。
保育園や小学校低学年時代に、もっと家にいてやれれば良かったと思いますが、過去を振り返ってもしかたありません。

そのうち、というか、もうすぐにでも子供たちは自立して、親のことはウザがられるのでしょうが、それでも今は子供たちにとって安心感が違うようです。平日の塾や習い事の送迎もできます。

以前のように、仕事から帰ってきたら、子供たちはもう寝ているか、寝る直前、接する時間は日に10分程度、っていう生活は何だったんだろう、と思います。

まとめ

会社で夜遅くまで仕事をしていた時は、残業手当がバカにできない額だったので、「毎日定時で帰る」ということすら、考えられなかったことでした。
思考が固まっていたのでしょうね。

基本給が低かったので、残業ゼロになった時の給料を計算すると、とてもではないけど生活できない収入しかない、という事実がありました。

毎日、定時退社ができる職場の人は、残業代がなくて、よくそれで暮らしていけるな、と思ったものです。

今現在、全く逆のことを考えるようになっています。
毎日、朝早くに出て、夜の9時10時まで疑問も持たずに会社で仕事をして、よくそれで暮らしていたな、と思います。

価値観が180度変わってしまったってことですね。

お金よりも時間のほうが貴重。今は心底そう思います。






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