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収入や資産を「桁数」で表すモヤモヤは何だろう

休職中につき、日々の気付きをnoteに綴っています。

今回は、お金を「桁数」で表すことについての考察。
休職や生き方とは全然関係のない話で恐縮です。

フリーランスの人や、個人事業主になった人のプロフィールや実績などで、「年収8桁」とか「月の売上7桁達成」など、お金を桁数で表しているのを、頻繁に見かけるようになりました。
昔はあまり見たことなかったので、最近10年くらいに登場した記載方法の流行?なのかなと思います。

別にそういう書き方がダメだ、と非難するわけではなくて。
そのように書いている人をディスる意図も全くありません。
ここ重要ね。

例えば「7桁」と書かれていたら、あぁ100万円を超えたのね、とか、100~200万円台くらいで安定し始めたのかな、くらいに理解します。

正しいかどうかはさておき、一応は伝わるんだけど、自分が感じるこのモヤモヤ感は何か?を改めて考えてみました。

一般的なサラリーマンはほぼ年収7桁

わりとシンプルに根拠に行きついた・・ような気がします。

サラリーマンの年収は、ほとんどの人が7桁です。

正規・非正規、男女別、年齢別で、当然かなりの差はあるものの、ざっくりサラリーマン平均年収といえば、近年は450万円程度、となっています。

サラリーマンで、年収1000万円を超える人は、5%もいません。
100万円未満の人はもっと少なくて、0.3%くらいとのことです。
つまり、世の中のサラリーマンの約95%は「年収7桁」です。

50代男性が最も多く、600万円台、20代なら300万円台くらいです。
勤続年数が30年くらい違って、年収の差はおよそ2倍ほど。

日本の平均年収は、30年くらい前からほとんど上昇していない、という事実があります。

つまり、30年かかって、ようやく2倍になるかどうか。
しかしこの「約2倍」は、とてつもなく大きな差ですよね。
生活レベルも全く違ったものになります。
2倍にもなればいいほうで、1.5倍にもならないとか、年齢によらずほぼ横ばいの人も多いと思います。

桁数で表す意味はあるのかな

1,000,000(百万円)ちょうどでも、9,999,999円でも、同じ7桁ですが、数字としてはほぼ10倍もの差があります。

年収が900万円を超えている人は、「7桁」とか書くでしょうか?
おそらくですが、7桁とか8桁とか書く人は、「その桁数に乗った」という成果を表現しているのだと想像します。

なので、読み手も7桁という記載を見て、だいたい100~200万円くらいを指すのかな、と察するするしかないのでしょう。

その理解で正しいのであれば、およそのニュアンスで伝わると言えますが、サラリーマン脳では、あまり意味がない括り方に見えてしまうのです。
同じ桁数の中での数字の差こそが重要だと思うので。


最近は少し変わりつつありますが、そもそも日本人は、お金の話は曖昧にする民族と思っています。
親しい人の間でも、おおっぴらに年収や資産の額は公表せず、適当にごまかし、相手のご想像にお任せする、という思考が根強いですよね。

それならば言わなくてもいいことだし、公表するならもう少しはっきりさせてもいい。
あえて桁数という曖昧な公表をして、読み手に「想像させる」ところに、何となくマウント意識を感じてしまうのかも。
それがモヤモヤ感の正体なのでしょう。
性格悪いですかね?😅 気を悪くされた方がいたらすみません。

まとめ

私が新卒で就職して1年目の年収は7桁でした。
50代になっても年収は7桁でした。


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