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ITパスポート試験の受験報告と最短勉強法

先日(2024/2/15)の投稿で、資格試験を受けることにした、という記事を書きました。↓↓これ。

この時は、何の試験か、というのは書いていなかったのですが、ITパスポート試験でした。

2/27が試験日でした。
終わったので、報告記事を書きます。

ITパスポート試験とは

平成21年(2009年)から情報に関する国家試験のひとつです。
受験者は、学生2割、社会人8割。社会人のうち非ITが8割、ITが2割。
120分で100問の4拓問題をPCで受験し、1000点中600点で合格です。
受験料は7,500円(2024/2月現在)。
地域によりますが、月に数回程度の試験日が設定されていて、空きがあればわりと直前でも申し込めるようです。
最近の合格率は50%以上となっています。
このように、IT関係者ではない人でも受験しやすく、難易度は低い試験とされています。

なぜITパスポート試験を受けようと思ったか

生活にスパイスが欲しかった

日々やるべきこと(試験勉強)を組み込むことで、生活に張りができるとともに、「受験」というピリピリした緊張感を、久々に味わう体験をしたかった。

役立つことがある(かもしれない)

IT全般の知識なので、ある程度は馴染みがあって取っつきやすかった。
パソコンやスマホは私生活でもよく使うデバイスであり、仕事に直接関係なくても、知識は無駄にならないと思った。

私の勉強方法

短期決戦

受験の申し込みをしてから、受験当日までは、2週間もありませんでした。
予定もあったので、実質の勉強期間は10日ほどです。
これは、かなり戦略的に短期攻略法を考えないといけません。

テキスト(本)は使わず

正攻法でいくなら、書店で本を買ってきて、テキストに従って勉強し、理解できたかを確認するため練習問題や過去問題を解く、という流れでしょう。

しかし、時間もないことだし、思いきって最初から超実践方式、ウェブの「過去問題オンリー作戦」でいくことにしました。

ITパスポート試験ドットコム 【過去問道場】
https://www.itpassportsiken.com/

このサイトに、20数年分の過去問題が網羅されていました。
アカウント登録しなくても、過去問題を解くことはできますが、履歴を確認したいので、アカウント登録しました。

本のテキストを使わずにすんだのは、この過去問題で、1問解くごとに解説があったから。
正解ではない選択肢も、きちんと説明を読むことで、他の問題の勉強になります。

ITの世界は変化が早いので、古い過去問題は捨てました。
令和5年からさかのぼって、過去7年の問題を全問解き、間違えた問題をもう一度やり直し、というやり方でした。

序盤のうちの正解率は合格ラインギリギリ。
これでは合格は厳しい、という状況でした。
でも、1問ずつ解くごとに正誤と解説を読みながら進めたので、別の年の過去問題を解く際には、少しずつ正解率は上がっていきました。

本番試験では、過去問題と同じ問題は少数で、初めて見る問題が大半になるため、平均で「過去問より100点下がる」という情報がありました。
つまり、過去問では最低でも700点以上、できれば800点以上をコンスタントに取れる必要があります。

試験当日

受付時間に行くと、すでに数人の行列ができていました。
受付後、スマホや腕時計、ポケットの中身も含め、荷物はすべてロッカーにしまうことになります。
途中でマスクの脱着も禁止とのことで、最初から外しておきました。

開始の10分くらい前に試験会場に入って待ちます。
1人ずつパーティションで仕切られた席で、デスクトップパソコンと大型モニタ、マウスが準備されていました。
計算用に、会場が用意したA4のメモ用紙1枚と、シャープペンシルが置いてありました。

緊張はしませんでしたが、会場自体は緊張感があり、シーンとした中で開始時間を待つのは、久しぶりの感覚でした。

本番の試験問題

初っぱなから10問以上、過去問題では見たことがない新規の問題ばかりで、かなり焦りました。

時計がないので、画面上のカウントダウンが頼りです。
時間がどんどん減っていくのは精神衛生上よくないですが、50問の時点で、30~40分の経過だったので、まあ時間はいけるかな、という感じ。

計算が必要な問題、自信がない問題は、「あとで見直す」チェックを入れて先に進みます。
75分くらいで、100問を一通り解き終わりました。
そこから、見直し問題をやり直します。

分からない問題は、時間をかければ分かる、というものではないため、終了の20分くらい前に自主的に試験終了しました。
帰りにロッカーまわりで混むのを避けたかったこともあります。
すでに、数人は終了して出ていったようでした。
係の人を呼ぶボタンがあるので、それを押して係を呼び、1人静かに退出しました。

そして結果は・・

正式な合格発表は後日(来月)になるそうです。
試験終了時点での自動採点では、総合評価点は700点台で、分野別(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)もすべて600点台以上だったので、おそらく合格はしているはずです。
もう少しいい点を取りたかったな。
初めて見る問題が多く、思ったより苦戦した印象です。

総括

受験勉強が短期決戦の場合、過去問に集中して取り組むのは、あながち間違ってはいないかと思います。
とにかく 合格するだけなら、これでいけるんじゃないかな。
TOEICのように「スコア=評価」ではなく、600点でも1000点でも合格は合格ですからね。

ただ、当然ですが、過去問題で「この問題の答えは[ア]」みたいな覚え方をしても、全く意味はありません。
ほぼ同じ問いでも、微妙に選択肢が変わっていたり、「適切なものはどれか」が「適切ではないものはどれか」に変わっている場合もあります。
しっかり理解していないと、合格は難しいかもしれません。
合格率は高いとはいえ、およそ半数は不合格になります。
舐めてかかるわけにはいきません。

これから受験される方の参考になったかどうかは分かりませんが、記録として残しておきます。
※テキストを使わない時点で参考にならない気もする・・。



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