悩みがどうでもよくなる、スケールがでっかい呪文
「海のように」「空を見上げて」のように、スケールの大きい存在を実際に見たり、イメージすることで、人間ってちっぽけな存在だな、と実感することはありますよね。
まあ、そういう系の話です。
過去に聞いた中で、とてつもなくスケールの大きいフレーズ、なおかつ今でも心に刺さって抜けない言葉をご紹介しますね。
それは、
↓ ↓ ↓
『ビー・トゥルー・トゥ・ユア・プラネット』
( Be true to your planet)
もちろん、私のオリジナルの言葉ではなくて。
住倉良樹さんという作家さん(たぶん)が、ずいぶん前の雑誌に寄せた特集記事の見出しになっていました。
しびれました。
トゥルーの意味は「真、真実、本当」。
「ビー・トゥルー」を訳すと、「誠実であれ」みたいな意味かな。
「トゥ・ユア・プラネット」は「あなたの惑星に対して」。
今、これを読んでいる人のほとんどは地球人だと思われますので、地球のことを指しているって解釈でいいのでしょう。
ただ、あえて「ユア・プラネット」と表現することで、国や人種どころか、出身地の「星」すらも限定しないスケール感に圧倒されます。
ちなみに、プラネット(planet)は「惑星」です。
ここで、ちょっと話は横道に逸れて、星の種類を整理しましょう。
星は大まかに分けると、「恒星、惑星、衛星」の3つが代表的です。
恒星・・自ら光る星です。太陽も恒星の1つです。
惑星・・恒星のまわりを回っている星です。地球も惑星。
衛星・・惑星のまわりを回っている星です。地球に対する月。
地球は太陽を中心に回っているので、地球が属するのは「太陽系」と呼ばれます。
その太陽系が属しているのは「銀河系」と呼ばれる銀河です。
そして、宇宙には銀河系のような銀河が無数にあります。
数十億個とも数千億個とも言われていましたが、最近の研究では二兆個の銀河があるとの説があり、もう頭がパッパラパーです。
つまりだ。
無数にある「銀河」の中の「銀河系」の中の「太陽系」の中の1つの惑星が「地球」。
ダイナミックに話が逸れました。
ここらでちょいと元に戻して。
ビー・トゥルー・トゥ・ユア・プラネット ――
「キミの住んでいる星に対して、誠実に生きようよ」みたいなニュアンスなのだろうか。
この際、細かい意味はいいわ(いいんかい)。
文の意味よりも、「プラネット」というスケール感に着目なのだよ。
小さなことで、くよくよしている時って、自分のまわり数メートルが「世界のすべて」のように感じるほど視野狭窄に陥っている可能性あり。
そういえば、自分の身のまわり、自分と他人との距離を「パーソナルスペース」って言いますよね。
このスペースは「空間、すき間、余白」という意味ですが、「宇宙」もスペースです。
これは、はたして偶然でしょうか。
心に宇宙、そして地球をイメージすること。
人間は、いかにちっぽけで、命が儚いことか。
つい先日、「心に柳の木」をイメージすることをおすすめしたのに、今度は宇宙ですか。
このスケールのギャップに動揺を隠せませんが。
小さなことで悩んでいる自覚がある時、この呪文を唱えてみましょう。
圧倒的スケールの前では、細かいことはどうでもよくなるかもよ。
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