サンクコストについて

yoshiです。

今日は元カノストーリーではありません。
有料note「恋愛最終理論」の
執筆に注力したいので、
ちょっと無料noteは手抜k...軽めの内容にします。

(と思ってたんですが全然軽くないです、わりと完成度が高くなってしまいました。)

ということで、
今日はサンクコストについて
語りたいと思います。

みなさん、
サンクコストって知っていますか?

日本語では、埋没費用というようです。

埋没費用(まいぼつひよう、英: sunk cost)とは、
事業や行為に投下した資金・労力のうち、
事業や行為の撤退・縮小・中止をしても
戻って来ない資金や労力のこと。
サンクコストともいう。

「埋没費用」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
https://ja.wikipedia.org/wiki/埋没費用)。
2020年4月17日10時(日本時間)現在での最新版を取得。

事業というワードが出てきましたね。

サンクコストという言葉は、
もともとビジネス的な意味あいで
使われていたみたいです。

ですが記事を見ていると、
例として日常生活的な話が出てきています。

例1:つまらない映画を観賞し続けるべきか

2時間の映画のチケットを
1800円で購入したとする。
映画館に入場し映画を観始めた。
10分後に映画がつまらないと感じられた場合に
その映画を観続けるべきか、
それとも途中で映画館を退出して残りの時間を
有効に使うべきかが問題となる。

映画を観続けた場合:
 チケット代1800円と
 上映時間の2時間の両方を失う。

映画を観るのを途中でやめた場合:
 チケット代1800円と退出までの
 上映時間の10分間は失うが、
 残った時間の1時間50分をより
 有効に使うことができる。

この場合、チケット代1800円と
つまらないと感じるまでの10分が埋没費用である。
この埋没費用は、この段階において
上記のどちらの選択肢を選んだとしても
回収できない費用である。

したがって、この場合は
既に回収不能な1800円は判断基準から除外し、
「今後この映画が面白くなる可能性」と
「鑑賞を中断した場合に得られる1時間50分」とを
比較するのが経済的に合理的である。

しかし、多くの人は
1800円を判断基準に含めてしまいがちである。

「埋没費用」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
https://ja.wikipedia.org/wiki/埋没費用)。
2020年4月17日10時(日本時間)現在での最新版を取得。

つまり、この映画が面白くないのなら
10分で映画を見るのをやめれば
その後の1時間50分は守られるのに

ほとんどの人は
「1800円がもったいない!」
という思いで、しかたなく見続けてしまうんですね。

こういった感覚におちいってしまうことを

「サンクコスト効果」

と言います。

さて、なぜこのような感覚になってしまうのか?
筆者の見解を示していこうと思います。

結論をいいますと、人間の思考というのは
過去の経験にもとづいて
形成されると考えています。

まず、過去に幸せを感じたことは
今もやりたいと思うようになります。

たとえば、友達とディズニーランドに行った経験が
楽しい思い出として残っていれば
またディズニーランドに行きたいと
思いますよね?

一方で、過去に嫌な気持ちになったことは
もうやりたくないと思うようになります。
俗にいう「トラウマ」ですね。

たとえば、しいたけを食べた日の夜に
具合が悪くて辛い思いをしたら
当分はしいたけを食べたくなくなります。

実はこれは筆者の実体験です。(笑)
今はちゃんと食べれますけどね。

とまた、人間は安定を求めるため
いままでと異なる世界に
足を踏み入れるのを嫌がったりします。

たとえば、いままで勉強ばかりして
体育や部活動に全然参加してこなかった子が
いきなり運動部に入ってスポーツを
始めるなんて、なかなかの勇気がいりますよね。

以上のようなことをまとめると
人間は、過去の行動や考え方を
正当化する傾向があります。

「俺はいままでこれが楽しかった」
→「これをやれば人生は楽しめる」

「俺はいままでこれが嫌だった」
→「これを避ければ人生は楽しめる」

「俺はずっとこれをやってきた」
→「これをやっていれば人生は楽しめる」

こういった人間の性質を
そのまま現しているのが

「サンクコスト効果」

だということですね。

そういうわけで、
筆者は「サンクコスト効果」にもとづいて
以下のような理論を立てています。

その人の人生の目的は、
その人が過去に費やした時間の
内訳によって決まる。

これがどういうことかというと、
たとえばAくんは12歳まで

「半日勉強、半日ピアノの練習という毎日」

を過ごしていたとします。

実際は細かく、
もっといろんなことをやっているはずですが
ここでは簡略化して考えていきましょう。

12歳のAくんに、こんな質問をしています。

筆者「Aくんはいま、何のために生きているの?」

するとAくんはこう答えます。

Aくん「勉強したら良い会社に行けるから
とにかく頑張っているんだよ!」

続けて、

Aくん「あとはピアノをもっと練習して
ピアニストにもなるんだ!!」

どうやらAくんには
ふたつも夢があるようですね。

筆者は、ちょっといじわるな
質問をしてみたくなりました。

筆者「将来ピアニストになるなら
勉強はしなくても良いんじゃない?」

Aくん「将来は良い会社に勤めながら
ピアニストも両立するんだ」

なんとも欲張りなAくんでしょうか。
だが夢は、どん欲に追い求めるもの。
俺は応援するぞ、Aくん!

だが、ひとつ気になることがある。

筆者「良い会社に行って、ピアニストになるんだよね」

筆者「将来はどれくらいの割合で活動するの?」

Aくん「うーん...」

Aくん「半々かな〜」

Aくんは、いままでの人生を
勉強を50%、ピアノを50%で
生きてきたということですが。

これからの人生も
勉強を50%、ピアノを50%で
生きていこうとしているみたいです。

実際、みなさんが子供だったころの
「行動」を思い出してみてください。

実際はAくんのような生活ではないでしょうが、

勉強はもちろん、
ピアノをやってみたり、
野球をやってみたり、
友達と川あそびしたり、
カードゲームをしたり、
父親の仕事の話を聞かされたり

と、いろんなことをしてきたと思います。

そして同時に、君たちが子供だったころの
「将来の夢」を思い出してみてください。

実際はAくんのような夢ではないでしょうが、

良い会社に行きたい!
ピアニストになりたい!
野球選手になりたい!
川の守り神になりたい!
カードゲームの大会に出たい!
お父さんみたいな仕事をしたい!

と、たくさん夢があったと思います。

このとき、君たちの人生には
過去の行動にもとづいて、
たくさんの目的が
あったということになります。

でも、今となってはどうでしょうか。

みなさんが子供のころにみていた
「夢」のほとんどは
諦めてしまっているのではないですか?

おっと、こんな声が聞こえてきますね

読者X「人生の経験が増えているんだから
たくさんの夢が増えているはずだろ!」

だが、筆者の理論を思い出してください。

その人の人生の目的は、
その人が過去に費やした時間の
内訳によって決まる。

「内訳」という言葉、わかりますか?

そうです、内訳で決まるということは、
これまでにしてきた行動の

「割合」

によって決まるということです。

さて、大学生やサラリーマンのみなさん。
他人事ではありませんよ?

みなさんは、だんだんと一つのことに集中して
行動するようになります。

昔は、川遊びやらカードゲームやらを
している時間がありましたが、
中学、高校、大学と進むにつれて
生活のほとんどが「勉強」に
占められていたのではないでしょうか。

「勉強」をする時間が多ければ多いほど、
そして「他のこと」をする時間が
少なければ少ないほど、
みなさんの人生は「勉強」によって
独占されていきます。

これが、「サンクコスト効果」の恐ろしさ。

そして、教育という「洗脳社会」の恐ろしさです。

それでは最後に、

一つだけ言わせてもらいますね。

みなさんはもう、「手遅れ」です。

yoshi

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