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34歳de初めての留学Vol.26 たまたま出会った人が、これから人を殺めるかもしれない。

12th Mar

この日を書くことに迷いがあり、約1ヶ月間が経ってしまった。
やっと。
頭と心の整理がつきそうなので筆を進める。

忘れもしない3月12日、僕は初めてのチェコを満喫していた。

帰りの飛行機が夕方だったので、昼ごろ最後にプラハの街を味わっている時だった。

たまたま出会った男性に衝撃を受けた

※プライバシーもあるので、何歳で国籍がどこなのかは控える

なぜかというと、その男性が

これからウクライナの難民を守る為、ウクライナに向かうとのこと。
ロシア兵と戦うことを覚悟して

銃を持ち、人の命を奪うこと。
でもそれは、市民の命を守る為に。
と彼は言った。

僕の人生で、初めて会った。
数日後には、人の命を奪うかもしれない人に
だが正直、止めることができなかった。
というか、止める資格すらないように思えた。

彼の目には迷いがなかったし、むしろ正義にも感じた

そう感じた自分を受け止められず、この1ヶ月間いろいろ考えた。

人の命を守る為に、人の命を奪う

それが果たして、この21世紀にあっていい考えなのだろうか。
でも人間はそれを繰り返し続けている。

なぜだ?

そして、その話を聞いて返す言葉を持たない自分は

ただ、平和ボケしてるだけではないのか?

という言葉が頭を駆け巡り続け、迷路に入ってしまった。
そして時より

彼は今、何をしているのだろうか?
まだ、生きてるのだろうか?

そんなことを、1ヶ月間ぼんやりと考え続けた。

でもやっぱり、今の自分に答えはない。

じゃあ、何ができるのだろうか?

出来ることは1つ

自分が持つコミュニティ、あえて言うなら社会に、訴えかけるしかない。

人が人の命を殺めてはいけないと。

1人の力で国際社会を変えることは出来ないかもしれない。
でも、無力ではないし、小さくとも自分が持つ社会(コミュニティ)を動かすことは出来る。

そう信じて、一つ一つ、一人一人、向き合う。

それを続けることが、平和に繋がると信じて。

でも僕は願う。

彼は、生きていて欲しい。
また、地球のどこかで会いたい・・・・



留学して2ヶ月間で感じたことを
赤裸々に書きました


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