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ドメインネームとか柔術とか「知らない」のが普通です。

前回、法人ドメインマネジメントにおける3つの要素に関して触れ、エピソードの一つとして「法人ドメインは、本来なら何部署が管理するの?」という質問を受ける事があると書きました。正直なところ、ドメインネームの管理部門を決めるのは会社によって異なるので、私がどうこう言う事ではないと思っています(そんな際の助言が、法人ドメインマネジメントの3要素(=部門)のつもりです)。

2021年9月のブログでも触れましたが、ドメインネームとは「インターネット空間における自身の影響や勢力が及ぶ範囲」です。もちろん皆さんもご承知の通り、所詮ドメインネームは「インターネット」と言うもの凄く大きなコミュニティを構成する極一部に過ぎないんですよね。ですので、正直「法人ドメインは、本来なら何部署が管理するのですか(=ドメインネームなんて一体誰が知っているのよ)」という意見は本音ですよね。

突然ですが、多くの皆さんは好きな映画とか好きな音楽があると思います。好きな小説とかでも良いですね。好きなスポーツでも良いです。大抵の場合、自分が好きなモノ・コトには、他にも好きな人がおり、この「好き」な層が一定のコミュニティを築いています。そして、悲しいかな、アンチも存在します。「好き」な層と同様のレベルで「アンチ」コミュニティが存在し、さらには、「好き」でも「アンチ」でもない、そんな事「どーでもいい」という層が存在します。
言葉で言うと何を言っているのか分からないと思いますので、私が好きなモノ・コトをベースに図にしてみました。

Soundgarden(好きなミュージシャン)
柔術(好きなスポーツ)
広島東洋カープ(好きなチーム

U2理論例

上記例の真ん中にある「柔術」ですが、私が仕事以外でせっせと取り組むスポーツです。個人的には凄くやりがいのあるもので、『柔術は格闘技の中心』くらいに思ってますが、冷静になって考えると、そんなスポーツ知らないよ!という人の方が多いんですね。私や柔術に取り組む仲間たちは、柔術サイコー!と思っていますが、「いやいや、格闘技でしょ?ケガもするしやんちゃなイメージじゃない?」と好ましく思ってない層も存在します。「好き」と「好ましくない」以外の人は、「柔術?知らないなー、なにそれ?」という「どーでもいい」層になるでしょう。

例がマイナー過ぎます?分からない?じゃあ、もっと分かりやすい例にしましょうか?

ハードロック
サッカー
ロサンジェルス・エンジェルス

U2理論例_broad

こっちの例の方が、分かりやすいですね。

では、まず最初にハードロック。軽く見積もっても好きな層はいますよね。アメリカにもイギリスにも日本にもハードロックバンドや、ハードロックミュージシャンは存在しますよね。ジミ・ヘンドリクスから、U2から、B’zから、矢沢永吉まで、ハードロックには多くのファンがいると思います。一方「大きい音は苦手です!」という方もいると思うんですね。この層はいわゆる「アンチ」ですよね。さらには、「ハードロック?いや、特に何の思いもありません」という「どーでもいいです」層が多く存在します。

サッカーもしかり、世界中のリーグを網羅するファンから、J-Leagueに熱狂するファン、熱狂的ではなくとも日本代表戦は見る人など、一定のファン層がいると思います(私の母とか)。ただ、こちらも悲しいかな、あまりサッカーを好きじゃない層もいると思います(個人的にはサッカーが嫌いな人はいないでしょ!と思っていますが(笑))。そして、「サッカー?別に。代表戦?特に見ないねー」という「どーでもいい」層は確実にいると思います(私の父とか)。

米国メジャーリーグベースボールのチーム、ロサンジェルス・エンジェルスは、大谷翔平選手の活躍もあり一気に知名度が上がったと思います、日本人のファン(私の母)も増えたと思います。ただし、こちらも大谷選手は好きだけど、野茂選手のファンなのでロサンジェルス・ドジャースのファンです(=私)、とかイチロー選手のいたシアトルマリナーズが好きです、というアンチではないけどロサンジェルス・エンジェルスのファンではないですという層が一定数存在し、さらには、メジャーリーグどころか野球自体見ません(=私の父)という「どーでもいい」層が存在します。

私個人が思うに、「好き」という層は、もちろん該当するコミュニティの中心にいますが、人口比率は小さく、「好き」層を取り巻く様にアンチが存在、そして一番外側に果てしなく存在するのが「どーでもいい」という層だと思います。

下図に、ご自身の好きなモノ・コトを当てはめてみて下さい。

独自ドメイン例

ついでに、「ドメインネーム」も当てはめてみて下さい。

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個人的な予想ですが、ドメインネームを当てはめてると、「全然分からないのに仕事でやんないといけなくて...正直面倒です」というアンチか、「ドメインネーム?知りませーん」という「どーでもいい」層しかいないと思います。そして、これを読んでいる皆さんは、「アンチ」層または「どーでもいい」層の何れかだと思います。

結局、今日は何を言いたいかと言うと、ドメインネームなんて、気にしている人も、好きな人も限りなくゼロに近く、ほとんどが「アンチ」か「どーでもいい」という方ばかりだと思います。でも世の中奇妙なもので、ドメインネームが好きな人もいるんですね、僕とか(笑)。

法人ドメインマネジメントに限らず、何を頼むにしても「好き」な人に頼むのが良いと思います。理想は、「好き」な人を通じてご自身もそのモノ・コトを好きになって頂ければ一番良いと思います。
会社のドメインネームの管理を担当されている皆様、需要なのはドメインネームの事が好きで、ドメインネームを良く知っているパートナーを見つける事です。もちろん、日本には私だけでなく、他にもドメインネームが好きな人はいると思いますので、会社やご担当者様に合う最適なパートナーを見つけて管理頂けたら良いと思っています。

法人ドメインネームに関するお問い合わせは、Com Laude株式会社まで!

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