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Vol.12_『複雑なことをシンプルに』...そりゃダメなんじゃない?

投稿を続けるって大変ですね...。
毎日投稿されている方って、私からするともう神の領域...(笑)

さて前回、『その計画、頓挫します...』(以下リンクからぜひご覧ください)という投稿をしましたが、今まさに当社では来年の事業計画を立てている最中で、その取りまとめをする事務局を仰せつかっている私は、なんとか頓挫しない計画を立ててもらうために、煙たがられながらも、あれやこれやと経営者や各部の責任者に注文を出しているところなのであります。
(もう、部長は大変っス!)

今日は、その事業計画のとりまとめをする中で感じた『複雑なもの(こと)の整理や表現の難しさ』をお話したい(愚痴りたい)と思います。

※貼り付けた写真はドライブに行った先々で写したものですが、特に意味はなく、本文とはなんの関係もありません。


1.Simple is Best の意味

シンプルな方がわかりやすいし、わかりやすいほうが実行に移しやすいし、実行に移しやすいほうが成果に繋がりやすい...そう考えていくと、事業計画なんぞもシンプルな方が良いのだろうと思います。

複雑で何をどうしていくのかがわからないような計画では、やはり実行が伴わず、それこそ頓挫してしまうことになりがちです。チーム内での理解も進まず、結果的に十分な協力や積極的な参画が得られず、成果にも繋がりにくくなります。

このようなことはよく理解できます。

しかし、シンプルすぎて目的・目標が実現するイメージが全く持てず、実際には何をどうするのかが計画から読み取れない...

そんなシンプルさに意味があるのだろうか...

Simple is Best というフレーズはよく聞きますが、あるサイトで、この言葉について「これ以上削るものがなくなった状態」という定義をしていました。(以下リンク参照)

「これだっ!」と思いました。

「何をどうするのかわからない」
「目的・目標が実現するようには思えない」

そういう計画は、きっと、何か『大切なこと』『重要なこと』『必要なこと』を削ってしまっているのではないかと思うのです。

そんなものを削った計画になんの意味があるのか...

2.私達の課題はシンプルなのか?

もう、今日の投稿で言いたいことは言ってしまったような気がしますが、もう少しだけ...(笑)

私達が会社の中で抱えている課題はシンプルなのかと考えると、決してそうではありません。いろんな要因が複雑に関係しあって現在の状況があります。やはりコトは複雑なのです。

複雑なコトに単純な対策を採って解決することなど、なかなかありません。もちろん、どこか1点、いろいろなことを解決する重要なポイントを見つけることが出来るなら良いですが、そんなのは見つかりっこない。

私達ができることは、複雑な課題に対して、一つ一つ色んな角度から丁寧に対策を抽出し、それらをどう組み合わせて、どう順序立てて実行していくか、ということではないかと思うのです。

なかなか成果が出ない取り組みに対して指摘すると、良くこういう反応があります。

「そんなに簡単にいかねぇーんだよ!」

そーなんです!そんなに簡単にはいかねぇーんです!
だったら、計画がそんなにシンプルになるのはおかしいでしょー!?

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3.まとめ

シンプルなことを複雑に考えたり複雑にしたりするのはいけませんが、複雑なものをシンプルに考えたりシンプルにするのも、いかがなものかと...。

経営者やマネージャーが心がけるべきは、ほんとうの意味での Simple is Best 
複雑なものを本質的なものだけを残して「これ以上は削れない。」状態にする。それは、複雑なものをいかに上手に整理するかということ。

良い計画が良い成果を生むことになる。

そう信じて、今日もあちこち煙を振りまいてきます!

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