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Step#388|キムタクになれると思った。


20年前の2003年3月、
就職活動に奔走していました。

ITバブル崩壊、
911同時多発テロから
少し時間は経っていましたが、
全体的に採用は抑制気味。

当時の就活の基本方針は
「歩きながら考える」

絶対この業界に行きたい!と
いった業界は無かったので、
金融、メーカー、マスコミ等、
手当たり次第、説明会に参加しました。


当時、世の中を席巻していたのは、
TBSドラマ「GOOD LUCK!!」

主演は木村拓哉、
ヒロインは柴咲コウ。

全話平均視聴率は30.6%、
最高視聴率は最終回の37.6%、
瞬間最高視聴率は41.6%を記録。

昨日、日本代表が優勝した
WBC決勝の視聴率が42.4%なので、
「GOOD LUCK!!」がいかに世間の耳目を
集めていたかが想像できます。

私も夢中になって見ているうちに
キムタク(パイロット)に
なれるじゃね?
と思い始め、
思い切って、ANAのパイロット職に
エントリー。


書類選考→面接などを経て、4次選考へ。
羽田空港に呼ばれました。
(JALは1次試験落ちw)

施設内にあるシミュレーターで
操縦桿を握って操作。

途中、気象条件が変わったり、
障害物が飛来する等、
緊急事態が次々と発生。

それらへの対処が終わり、
一息つけるかと思いきや、
合間に隣に座った試験官から
数学(義務教育の範囲内)の
問題が手渡され、解答。

冷静に解こうと思いつつも、
興奮状態で、悪戦苦闘。

試験終了。
こんな感じでした。


その日は
関関同立のメンバーが集められた日で、
みんなで羽田空港近くのホテルに
チェックイン。

シミュレーター試験の
合格者のみに連絡がきて、
翌日の試験に進む流れ。

5人中、
私だけ電話が鳴らず、落選。

その日会ったばかりの
他メンバーに慰めてもらいw

翌朝、2日目の試験に挑む
4人を見送って伊丹空港経由で
下宿先に戻りました。

シミュレーター試験に合格すると
身体検査&最終面接だったので、
キムタクの後ろ姿が少しだけ
視界に入りましたw

いずれにしろ、
狭き門&合格後の訓練も大変である
ことに違いはないのですが。


Wikipedia(GOOD LUCK!!)には、
以下の記載があります。

ドラマ放送後、ANAはもとより、
日本航空(JAL)など含めた航空業界への
就職希望者が急増する現象が起きた。

この航空業界への就職ブームについては、
当時のTBS系の報道番組の中で取り上げられた。

Wikipediaより引用

パイロット以上に
柴咲コウ演じる整備士への
エントリーが史上最多だった
ことを
伝える当時のニュースを記憶しています。

このドラマは多くの人の
心も人生も大きく動かしました。

パイロットにはなれませんでしたが、
20年の時を経て、noteのネタになりましたw

●今日の一歩
心が動いたら、少しでも動いてみる。
行動の先にしか変化はない。
せっかく生きているのだから、
キムタクや大谷翔平になりたくないか?

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