Step#252|8日間で415km走るオジさんたち。


友人に教えてもらい、
11/5夜はこちらの番組を視聴。

アクアラインマラソン前夜でしたが、
思わず見入ってしまいました。

●激走!日本アルプス大縦断 2022

富山湾〜駿河湾までを駆け抜ける
日本一過酷な山岳レース
トランスジャパンアルプスレース(TJAR)

全長415キロ・富士登山7回分・制限時間8日間。
並んだ言葉を見るだけで、
大変なレースであると容易に想像できますが、

大会記録更新を狙う挑戦者
再起を誓うレジェンド
完走最年長記録を目指す還暦ランナー

など1人1人の物語に焦点を当てながら、
番組は進んでいきました。


視聴しながら、
どうやれば出場できるの?と思い、
大会HPを見てみると、

●参加資格
1. 過去70Km以上の
トレイルランニングレースを完走している事

2. 過去標高2,000m以上の場所において
10泊以上のキャンプ経験がある事

●参加条件(一部抜粋)
1. TJAR本大会を想定した
長時間(コースタイム20時間以上を2日間連続)
行動する中、標高2,000m以上のキャンプ
指定地(北海道は標高1500m以上)において、
4回(4泊) 以上のビバークスタイルでの
キャンプ経験があること

2. 山岳保険(遭難捜索費用保障を含む)に、
必ず加入していること

3. リスクマネジメント(危機管理)に対して
A.事前にリスクを回避する《危険回避能力》
B.アクシデント発生時に対応できる
《事故対応能力》を身につけていること

4. 自己責任の原則・・・
「すべての責任は、自らに帰する」ことを
自覚して行動できること

5. 選考会開催日(2022年6月25日)において
20歳以上であること


私は【5】以外満たしていませんが、
最も難しいと思ったのが【3】【4】

危険を察知し、自分で最善手を打てるか
自分の命を自分で守ることができるか
完走間近でもリタイアできるか

色んな意味が内包されています。

極限状態の中、
前に行こうとする気持ちを押し殺して、
撤退か前進の判断を下すのは、
至極困難でしょう。

冒険家であり、作家の角幡唯介さんが
このようなをおっしゃっていました。

登山家や冒険家は4,000mの山に登れたら、
次は4,500mに登れると思ってしまう。
perspective(視点、見通せる力)が
広がったと思いがちだが、そうではない。

体力は年齢とともにどんどん落ちていくもの。
だからこそ、4,000m登ったとき以上の
ハードなトレーニングを積まないと
いけないのに、それを見誤るから、
遭難する登山家や冒険家が後を絶たない。


後編が11/12(土)20時から
NHKBS1で放送されますので、
ご興味ある方はぜひ!

●激走!日本アルプス大縦断 2022


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