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『ひきこもり』 × 『海外一人旅』

こんにちは、三冠王(不登校+ひきこもり+ロスジェネ)のヨシです。

今回は『ひきこもり』『海外一人旅』について語らせて頂きます。
『ひきこもり』と『海外一人旅』というと意外な組み合わせのように思いますが、実はとても相性がいいのです。

その理由を元ひきこもりの私が解説しますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです!

この記事は3分ぐらいでサクッと読めます。

実は皆そんなにひきこもってない

『ひきこもり』というと家から一歩も出ず、薄暗い部屋にこもってゲームばかりしているというイメージを持っている方が多いかと思います。
しかし実際はコンビニに買い物に行ったり、散歩をしたりするなど外出できるひきこもりの人は意外と多いです。

必ずしも「ひきこもり=外に出ない」というわけではありません。

googleで『ひきこもり』『一人旅』と検索してみるといろいろなブログが出てくるように、旅行好きのひきこもりの人たちは少なからずいます。

さらに言うと『外こもり』といってインドやタイなどの物価の安い国で長期滞在する猛者もいます。

実はひきこもりって意外とアクティブなんです!


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それでは次に、なぜひきこもりの人たちが海外一人旅に魅了されるのかを解説していきたいと思います。

海外でひきこもりは『空気』になれる

日本から一歩外に出れば、パンチの効いた個性的な人がたくさんいます。
電車の中で突然スピーチを始める人、楽器の演奏を始めたり、一人で即興のラップを歌い出す人などさまざまです。
ドバイの空港でチョンマゲをして刀を差した侍風の日本人(?)を見たこともあります。

このように海外では個性的な人が多いので、ちょっとやそっとのことで注目を集めることはできません。
これは人目を気にするひきこもりの人たちにとっては理想的な環境で、空気のように街を闊歩することができます。
さらに周囲で話している言葉がわからないので、陰口を言われてもノーダメージです。


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このように海外の環境はひきこもりの人たちにとって、とても外出しやすい環境なのです。

海外では無口でも大丈夫

日本人は英語が苦手なことで有名です。
これを逆手にとって「最初から英語が下手と思われてるんやったら、無理に上手く話そうとしなくてもいいんや」と考えると、少し気が楽になります。

英語で話す時といえば、ホテルでチェックインする時やお店で注文する時ぐらいなので、定型文さえ覚えていれば同じことの繰り返しです。
それに相手は人間なので、身振り手振りでも意外と通じるので大丈夫です。

口下手なひきこもりの人にとって、言葉によるコミュニケーションのハードルが下がるメリットは大きいです。


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初めての国は誰でも『赤ちゃんモード』

初めて訪れる国は話す言葉、切符の買い方、電車の乗り方などあらゆるものが初体験です。

どんなに立派な経歴の人でも、初めて訪れる国では赤ちゃんレベルです。
駅の改札を出る時、切符を入れた隣のゲートが開いてしまったなんてことはよくあることです。
地下鉄で出口を表す『sortie』『uscita』の意味がわからず駅の中をさまようこともよくあることです。

外国人旅行者は『赤ちゃんモード』が適用されているので多少の失敗は笑って許されます。
ひきこもりの人たちはこの『赤ちゃんモード』を利用してどんどんいろんなことにチャレンジできます。
普段日本では絶対行かないような夜の繁華街などにも無敵の『赤ちゃんモード』で突き進むことができるので、ひきこもりの人たちにとって経験値を稼ぐ絶好のチャンスなのです。


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まとめ

いかがだったでしょうか?
『ひきこもり』と『海外一人旅』は意外と相性がいいことがおわかり頂けたでしょうか。

ひきこもりは社会から離れて一時停止ボタンを押した状態なので、そういう意味では旅行者とよく似ています。

逆にひきこもりと旅行者の違いは何かというと、『帰る場所』があるかどうかです。
つまり旅行者は旅を終えた後社会生活の基盤となる居場所に戻ることができますが、ひきこもりの人たちは社会の中に居場所がないので、家に帰っても旅行者の立場のままです。

ひきこもり:社会から疎外された人
旅人   :社会を横断する人

と考えると、ひきこもりと旅はなかなか面白いテーマだと思います。

私自身もヨーロッパに2ヶ月近く滞在し、北米、インドなど20カ国以上を旅してきたひきこもりですので、また機会があれば旅先で撮った写真とともに旅行記なども書いていければと思います。

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最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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