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那覇市議としての実績と課題

よしみね努は2017年に那覇市議会議員選挙に初当選。現在まで2期7年を市議として努めてきました。政治家人生の入口となった那覇市議としてのこれまでの活動を振り返り、今後の展望を語ってもらいました。インタビュー形式での記事をご覧ください。

-2期7年の活動を振り返り、手応えとして感じている「Goodポイント」と、もう少し出来たのではないかと感じている「Moreポイント」を教えていただけますでしょうか。

「Goodポイント」としては、病院や各地の救急隊などの医療現場を直接視察して現場における課題解決に取り組めたことです。

そのうちのひとつが、那覇市内における救急車増台への対策です。

那覇市は約32万人もの人口がありながら救急車が6台しかなく、他県の同規模の自治体では10台程度保有されている状況と比較し、救急車不足の課題は明らかでした。

さらには、那覇市の病院にはヘリポートが設置されておらず離島の患者を那覇市へ搬送する際には一度ヘリポートに着陸し、ヘリコプターから救急車へ乗せ換えて連携する必要があります。そのため、ほかの地域に比べても多くの救急車が必要であることは、現場からも声があがっている状況でした。

この声をもとに議会で必要性を訴えることで、現在は救急車を1台増やすことができ、計7台に。今後も活動の継続が必要ですが、現場で働く方々が感じる課題の解決に取り組めたことは、これまでの活動における「Goodポイント」だと感じています。

一方で「Moreポイント」としては、新型コロナウイルスの自粛期間に、給付金などの支援を必要とする事業者に対する認識が行き届いておらず必要なサポートをしきれなかった点にあります。

そのことに気づかされたのは、沖縄の観光を支えてくださっている、マリンレジャー事業者の方々からの陳情でした。陳情を確認してはじめて、支援の手が行き届いていない状況を知ったんです。

最終的には1事業者あたり5万円の補助をできることとなりましたが、自分からこのような方々の声を幅広く拾いに行けていれば、もっと早く具体的な支援ができたのではないかと振り返れば悔しい気持ちがあります。

この経験を糧に、今後は今まで以上に自ら声を拾う活動にも力を入れ、自ら気づき、自ら行動できる政治家でありたいと考えています。

-マリンレジャー事業者のみなさんとは、今後どのような取り組みを目指しているのでしょう?

沖縄の経済を支える観光業に携わる皆さんのためにコロナ禍を通してなにか支援施策ができないかと議論を重ねてきましたが、現在も行政を含めた意見交換を継続して行っています

観光客の方がもっと楽しめる環境整備についてなど、有意義な意見交換を引き続き行っている状況です。

マリンレジャーの方々と子どもたちが海に親める取り組みなども

-よしみねさんの活動を見ると自ら人とつながりに行って課題をみつけている点は、すでに「Goodポイント」のような気もしますね。人とのつながりも含めて、フットワーク軽く県外にも積極的に勉強に行かれている印象ですが学びへの想いや目的などがあれば教えていただけますか。

沖縄に足りないものがあれば、県外にも積極的に赴き、解決策や事例を学ぶ必要があると考えています。

最近ではたとえば、まだ沖縄で実施されていない子供送迎の一時預かりなど、働くお父さんお母さんが子育てしやすい環境整備を行っている千葉県へ、事例調査や情報収集に伺いました。

千葉県視察のきっかけは千葉の同世代の議員との情報交換を通じて、子育て環境が沖縄より非常に進んでいる実績をお伺いしたからです。

このような学びのための活動は千葉県以外にも色々と行っていますが、すぐに結果に繋がるものばかりではなく長期的な取り組みが必要となるものも多いです。

ただし、必要なこととして沖縄県に還元できるものがないか常にアンテナを張り、これからも学び続ける姿勢を持ち付けることと考えています。


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