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【海外のトランスジェンダーの声】GATTEOさんのTiktokより

金城克哉（LGBT+に関するQ＆A)

トランス男性GATTEOさん（@gatteo_official、20歳）のTiktok動画を紹介します。動画はこの記事の最後にあります（以下の文は画面の文字転記→機械翻訳→金城の修正をしてあります）

トランスジェンダーの男性として、私はありきたりなトランスの物語が好きではありません。

「3歳の頃には自分がトランスであると分かっていて、間違った体で成長する」というようなものです。

例えば、ドレスが嫌いだったトランスの男性、いつも男らしいこと（例えば、スポーツ）をして、「男の子のおもちゃ」で遊んでいたとか。

それがあなたの物語（体験談）であるなら、それは何も問題ありません。

100%はっきりさせておきます、それは素晴らしい物語です。

しかし、問題はこれがすべてのトランスの人々に広がる物語になってしまうことです。私たちをこれらの二元的な役割（男か女か）に置いてしまいます。

例として私を取り上げてみましょう。

私は14歳になるまで、本当に自分の性別について考えたり、それを問いただすことはありませんでした。

だから私は、大部分の人生を女の子として生き、女の子として認識され、女の子らしい経験をしてきましたし、それにそれほど問題は感じませんでした。

ただ、それ（先に話したような幼児期から自分の性別に気づいていたというようなこと）は私には合わなかったのです。

子供の頃、私はまだ女性的なことを楽しんでいました。ドレスを着ることや、女性的な方法で認識されることに、特に問題は感じていませんでした。

ほとんどすべての友人が女の子で、私がやっていた活動の多くは、女性らしさに関連していました。例えば、私は演劇が大好きで、アートが大好き、ファッションが大好きです。

私の性別について本格的に考え始めたのは14歳の頃ですが、そこ（周囲のトランスの物語と自分の経験の間）に未だに隔たりがあることに気づきました。

なぜなら、私はまだ男性であり、女性的なことを楽しむことができるからです。

だから、トランスであるなら、常に自分の性別を憎んで、自分の性別に関連することを憎む、というこれまで何度も何度も繰り返されてきたステレオタイプは非常に有害です。

それは、男性であるためには特定のことを好きである必要がある、あるいは特定の在り方である必要がある、という非常に偏狭な考えを助長します。

また、女性であるためには、特定のことを好きである、あるいは特定の在り方である必要があると言って、トランスコミュニティにアクセスしようとする人々を排除しやすくしてしまいます。

こういう人たちは決まって、「これがあなたの物語でなければ（＝小さいころから自分の性に違和感があり、反対の性のものを好む傾向があったという経験がなければ）、あなたはトランスではない」と言います。

異なる経験を持っている人々を無視してはいけません。それは尊重すべきことです。

なぜなら、性別が黒と白ではないのと同じように、トランスであることも黒と白ではないからです。

私は今でも男性であり、常に男性でした。たとえ私が、一般的に男性らしさに関連付けられているものが好きでない場合でも。

（原文）
as a trans man, I hate the cliche trans narrative
of knowing that you are trans by the time you are three years old
and growing up in the wrong body
for example, trans men who always hated dresses,
always did more #male thing (for example, sports), played with "boy toys", etc.
and if that is your story there is nothing wrong with that
let me make that 100 % clear that is a GREAT story
However the problem with this is that
it becomes a narrative that people think extends to ALL trans people
and kind of places us in these binary roles
take me for example,
I'm someone who didn't really start thinking about my gender
or questioning it until I was 14 years old
so I spent the vast majority of my life living and being perceived as a girl
and experiencing girlhood and it I didn't have that much of a
problem with it
it just wasn't for me
as a kid, I still enjoyed feminine things, you know,
I didn't really have a problem with wearing dresses or
being perceived in a feminine way,
pretty much all of my friends were girls,
a lot of the activities I would do are more associated with being feminine,
like for example, I love theater, I love art, I love fashion
so it didn't take until that age of 14 where I started really thinking about my gender
because I realized that there was still a disconnect there
because I could still be a man and still enjoy feminine things
so that narrative that cliche stereotype that if you are trans
you grow up always hating your genfder
and hating the things that are associated with your gender
is just very harmful
it perpetuates those really close minded ideas that in order to be a man
you have to like certain things or be a certain way
or inorder to be a woman, you have to like certain things or be a certain way
it also just makes it easier for people to sort of try to gatekeep the trans community
and say "you are not trans if this wasn't your story"
and instead of invalidating people for having different experiences
it's something that should be celebrated
because in the same way that gender isn't black or white
neither is transness
because I'm still a man and I've always been a man
even if I don't like things that are typicaly associated with masculinity

画像：UnsplashのMerch HÜSEYが撮影した写真