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欲求階層から発達心理から考える・・・夢ってやつの本来あるべき姿のお話。

昨日の講演会でも話したお話ですが・・・

夢ってやつのスタートは自分本位なところから始まる。

それは発達心理やマズローの欲求階層というものから
読み解けば極々自然な事なんです。

発達心理学上、自己中心的な欲求との向き合いから
それの抑制、そして、他者を意識していく流れがある。

欲求階層で言えば、生命維持から安全を確保し、
社会性を求めつつ、自分の存在価値を見出していく。

という事は、

人生の最初の辺りで持つ、目標(夢)のようなものは
とても自分本位な欲求からスタートするって事です。

例えば、ミュージシャンがギターを始めたキッカケが、
異性にモテる為だったりする事がありますが、
そこで自分自身の存在価値、認められる喜びを得ていく。
そして、友人達との語らいの中で
「プロになるんだ!」「デビューして武道館でライブだ!」
とか色々夢を膨らませていく・・・

この辺もまだまだ言ってみれば自分本位な夢の姿・・・。

しかし、ミュージシャンとして活動していく中で
自分の曲や、活動が他者の為になる!と実感重ねていくと・・・

この夢の先に他者の幸せを考えるようになっていくんですよね。

楽しいな!嬉しいな!最高だな!お金も得たぞ!幸せだ!

となってきた人が、

他者への感謝、それに準じて
他者への貢献を考えていく・・・。

そう言う流れになっていくんです。

超有名ギタリストのcharさんが開業医である母親に言われた言葉について
喜びを語っている映像を見た事がありますが・・・

「あなたは人の心を治すお医者さんになったのね。」

ギターで、音楽で大成功!素晴らしい人間になったのね!
よかったわね!!!

とかいう言葉が嬉しいわけではなく、この言葉が嬉しい・・・

夢の最終的な形はそういうステージに至るって事なんですよね。

偉そうにも僕は今、これから先の事を色々と考えている。
その中に自分自身の更なる成功や金銭的充実などは含まれていない。

むしろ、この夢が色々形になっていったら、
脚光を浴びる人達がいるだろうけど・・・僕はその陰に隠れて
どんどん存在を小さくしていきたいと思っている。

本来注目されるべき人達が注目され、その注目が多くの人の希望になり、
社会的なムーブメントになればいいと思っている。

夢の本来の形。

欲求階層の言うところの自己実現からの超越した生き方。

僕のここから10年はそういう感じだ。

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