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生活保護の人が幸福に暮らす為に必要な事を考えたら障がい健常がなくなる!?

福祉事業の中に身を置いて11年。
勉強会などにも多く参加させていただいてた期間もありますし、
多くの事業者の方と意見を交えた事もあります。

どうも、あまり他の方の考えが理解出来ないまま、
若手と言える感じではなくなってしまいましたw

例えば、

就労意欲を聞く事の浅はかさ・・・
精神障がい福祉の世界で未だに理解出来ない10の事。②就労意欲の確認。
ここで大いに語らせてもらったこともありますが、

例えば、一般的な常識を叩き込まれてる人であれば、
就労意欲の確認で「就労したくないっす!」って
なかなか言いづらいですよね?

「今すぐは無理でもいつかは働けたら・・・」

なんて話すのが精一杯の本音を隠した上での抵抗かもしれません。

その可能性を加味して、話を伺わねば寄り添った支援なんて
不可能だと僕は思うんです。

そこで就労に向けての意識がある、メンタルが不安定な方!とわかれば、
メンタルが不安定な方が集まってる職業訓練所へ(就労移行支援など)
まるで何かを分別するが如く、当たり前の様に流れていく。

自分の意思で未来が決められない。計画が立てられない!って決めつけて、
相談支援員なる存在を横につけて、就労意欲がある、メンタルに問題ある人
の為のガッチガチの支援計画を作っていく訳です。

僕の中ではこれこそ差別。

就労移行支援から障がいがある故に出来ない事をある程度埋めて、
障がい者が健常者の中でも頑張れるように・・・っていう
最低ラインの何かを行儀よく教えられ・・・

より障がい者らしく健常者との差をつけさせられた方々が
障がい者雇用で就職をしていく。

なんでそんな猛烈に偏った言い方をするかと言えば・・・

精神疾患、精神障がいの方々に対する
国が堂々と発表している定義があるからこそです。

【精神的な問題を元に多様な症状を抱える。人間関係が苦手な方が多い。】

以前、障がい者雇用に関しての厚労省のイベントに参加した際に
精神障がいに関しての雑な定義はこのような感じでした。

うん。事実そうである様な気がしますが・・・

じゃあ、人間関係苦手な人に電話対応や挨拶の仕方、お辞儀の角度や名刺交換の仕方を教えて・・・面接対策や就労体験を
苦手意識を抱えたままやらせ続ける事っていうのは・・・

その先に何が完成すると見越してのものなんでしょうか?

以前、僕のところにある就労移行支援事業所から
「うちで凄く優秀なムードメーカーなんです!」
というご利用者さんを研修して欲しいと言われて受け入れた事があります。

面接段階でかなりぎこちなくて、隣にいた社長がやたらと話しまくるので
「社長じゃなくて、〇〇さん自身に話を聴きたいんです!」って
話を振ったんだけど・・・面接はそんな感じで妙な終わり・・・
それでも社長がゴリ押しするもんで受け入れたんですよね。

結果は・・・何もしないまま、タバコだけ吸ってる5日。
6日目で社長に許可を取って、一言だけ注意というか意識の話。

そしたら、泣きながら事務所に帰って行ってしまった。

そんな事がありました。


僕はその子に対して言いたい訳じゃない!!!

その事業所。というか就労意欲を確認し、就労に向けての準備をさせていく
そのプロセス自体に文句が言いたいっ!!!!

対人関係への恐怖心が大きくある存在に対してすべき事は
障がい者がなんとか仕事が出来る風な
ハリボテ状態を作る事じゃないと思うんです。

そんな事をするから、あくまでも障がい者が仕事頑張ってる・・・って
感じの働き方になっちゃうじゃないですか!!!!

でも、人が怖い訳で・・・たった一度のミスや、たった一度の注意だけで
一気に瓦解するなんて事に繋がってしまうんですよ・・・。
だって、

内側の本音は仕事したくないかもしれないんですもん。
聴き取り不十分なだけでね。

これはそれまでの指導してきた人間の責任だと僕なら思う。

で、そんなこんなで色々あった人が最終的に勧められるのが・・・

というか行きつくのが・・・

生活保護だったりするんですけど、

ここも福祉事業者の中で最終執着点の様に
思ってる人が多い様な気がしてるんです。

んなわけねぇだろっ!!!!!!

と僕は思ってしまう。


何故、そんな考え方に一般的になってしまうかと言えば・・・、

衣食住を重要視した考え方があるからだ。

それが整わねば、生きていけないっていうところからな訳です。


勿論、それが整わねば生きていけない!ってのは理解は出来ます。

一般的な中で言えば、それが整う事で救われて、ひゃっほぉ!って
感じになる方も確かにいるとは思っています。

が、

それこそ、ちゃんと寄り添って相手を見て欲しいと僕なら思う。

人間関係苦手・・・それで大きくつまずいてしまった人が
ただただ生活保護で生きられるようになって、

ひゃっほぉ!幸せ!

ってのも、妙な話。

実際、生保の人達と多く接していて、
浪費の激しさから、月の半分ぐらいで
お金ゼロの状態になってる人もいますし、

優先順位がめちゃくちゃで趣味に費やしてしまった故に
食事は外からの援助をもらってる・・・なんて人もいます。

金銭管理が出来ない!

そういう障がいなんです!!

そう片付けるのも、また差別的に感じちゃう僕がいる。

さっきまで働かせようとしておいて?
生保になった瞬間に金銭管理は・・・?
衣食住をベッタベタにヘルパーなどで更にガッチガチに・・・
金銭管理さえも他者の呼びかけでしかなんとかならない人を作り、
いよいよ、自立不可能!というレッテルを貼る。

どっかで防げなかったかなぁ???と感じてしまうんです。

周りの支援者達は何故そんなに後手後手なんだ!?と。


ちょっと熱くなってしまうところなので
続きは明日☆

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