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いじめの重大事態認定に相談から3か月以上、相模原市立小3のニュースを見て。

去年、神奈川県相模原市の小学校で男子児童が受けたいじめについて、
学校が重大事態と認定するまでに3か月以上要していたというニュース。

僕も仕事柄、イジメに遭った子供さんのメンタルケアや、
ご両親からお話を伺った上での方針の話し合いなどなど、
様々な事でこういう問題と向き合わせてもらう事があるんですが、

学校側の対応の妙な感じは否めない程
全ての事例で感じてしまうところだったりします。

このニュースは当時、小学3年生の男児が去年4月から6月にかけ、
複数の児童からいじめを受け、去年6月から学校を欠席し、
去年8月に転校を余儀なくされた事実があり、

両親が去年の6月の段階で学校に相談したものの・・・

不登校重大事態への認定が相談から3か月以上経った
去年9月下旬だったという、現場の足の遅さが
国の指針である欠席が30日に達するまでに調査を!
というものに反している!!という問題なんですが、

僕がむしろ注目しているところは・・・

ご両親が語っている

「調査報告書に出てきたものを見ると、
 聞いていなかったことなども多々入っておりまして、
  時間がかかっていることはとても腹立たしく思う。」

この中にある、

聞いていなかったことが多々入っていた調査報告書。

人が腹を立てるって事はそこに第一感情【欲求】が必ず関わる。

ご両親の【欲求】は???

早く調査報告書を出して欲しかった!!

だとして、

30日以内に動き、聞いているものと違う調査報告書が
もっと早めに来ていたら・・・

この問題はどんな展開になっていたのか??

去年6月の発覚から、2カ月後に転校されてますので、
その転校をしなくて済むような事があったのか??
と考えられそうなものですが、

重大事態と認められている以上、イジメは悪質であり、
不登校の原因として認められたわけで、
転校がひっくり返ったはずだ!!!と両親が怒ってるとは考え難い・・・

ならば何なのか・・・???

不登校になっている間のお子さんの様子・・・
それに対して向き合っているご両親。
お子さんから様々な言葉を聞いたり、状況を聞いたり、
色々なさったんだと思います。

だからこその2カ月というスピードでの転校。

その後の調査報告・・・

僕が以前関わった案件でもそうでしたが、

子供さんが話しているものと、学校側が提出してきたものに
齟齬があった場合どうでしょう???

ニュースでは

「聞いていない事が多々入っていて・・・」

というご両親のコメントのみですが・・・

その内容が、それこそ学校側を弁護する内容だったり、
イジメの重大性を軽くするような内容だったら???

ご両親の怒りは、こんな雑な報告書なら早く出して欲しかった!
もう、終わったと思ってホッとしているぐらいのところなのに
修正も含め、過去の学校とのやりとりをしなきゃいけないのが苦痛だ!!!

というものに見えてくる。

真相はどうであるか・・・わからないけど、
実際、そういう事例は多々、僕自身が目にした中にもある。

あなたにはこのニュースどう見えてますか?

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