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ハングル、漢字語の勧め

韓国では、新型コロナウイルスワクチンの接種率が80%近くとなる中で感染拡大しており、新規感染者数が初めて5千人を突破したという報道がながれていました。経済活性化に向け防疫規制を緩和したわけですが、「ブレークスルー感染」が拡大し、新規感染者は1カ月で倍増したということです。

 お隣りの国の事とはいえ、エンジニアとしてのつきあいもあるので気になるところです。ブレークスルー感染も例外的な事ではないため、日本より高い接種率も感染しないことを保証するものではないのでしょう。日本は急激に減少しましたがその原因や韓国との違いもよく分からないですね。

 韓国とのつきあいは割と長く、むかし、コリアエンジニアリングの若いエンジニアが職場に数名来て、話をしたり食事に行ったりということから始まりました。

 その後、付き合いは途切れました。長い間、遠くて近い国と言われてきた韓国ですが、韓流ブームもあってまた興味を持つようになりました。

 韓国には、ソウル、慶州、釜山、水原、春川、高陽などを訪れました。最初の何回かは観光目的でした。色々な政治的な問題はあり、最近の両国の関係は冷え切っていますが、ここ10年近くはエンジニアとしてのお付き合いが続いています。

 韓国に行って驚くのはハングルで書かれた看板ですね。文字を知らないと、記号の羅列のように見えてさっぱり分かりません。ハングルもある程度は勉強し辞書もあるので、それほど問題ではありません。話すのは、自分の実力の中で話せますが、聞くのが難しいですね。何度、듣기가 어려워요と言った事か!

 記号のような文字もローマ字と同じですから、理屈が分かれば読めるようになります。また、漢字をもとにできた単語(漢字語)も多いので、しかも、日本語のように音読みや訓読みがなく、ほぼ読み方は一つですから、これを覚えれば、かなり応用が利くと思います。

 例えば、「憧れ」という言葉を言おうとしたことがありました。ハングルで該当する単語を知りません。そこで、憧れは漢字で「憧憬」だなと考え、この二つの漢字の読み方は知らないけれど、憧は「どう」、憬は「けい」だから、同音漢字からの類推で、どう➡運動(동)、けい➡(경)験から、「とんngぎょんng」(동경)かなと発音して、分かってもらえました。また、「嫉妬」についても、同様に(질투)という事で通じました。まるで、クイズのような面白い感覚を持ちました。

つまり、漢字の読み方を覚えていけば、かなり応用が効き、語彙数も増えるという事です。現在、韓国との往来はありませんが、必要な時にはe-mailを使いながら連絡を取っています。

 少し「ずる」をして、伝えたい日本語をGoogle翻訳に入れて機械翻訳させます。日本語と語順は同じなので、まあまあの翻訳をしてくれます。ただ、言い回しが違っているとか文法的におかしいこともあるので、そこは読み直して書き直しています。便利な時代にはなったものです。

韓国語を勉強されている方で、語彙を増やそうと悩んでおられる方は、漢字語に取り組んで下さい。

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