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インドが見たヨーロッパの気候偽善

Europe’s hypocrisy on fossil fuels | NOT A LOT OF PEOPLE KNOW THAT (wordpress.com)

このインドの多国籍企業WION(World Is One News)の7分38秒のビデオの中で、ナレーターが、昨年のグラスゴーのCOP26で、先進国が、「発展途上国の罪を挙げ、他の国の目標を設定し、2050年までに達成すべき目標、中でも石炭を廃止することを挙げた」ことを指摘している。
 
ヨーロッパは脱石炭の先頭に立つと約束したが、1年後には逆の方向に進んでいる。ロシアがガス輸出を削減した結果、エネルギー危機が発生したため、石炭の使用を増やし、古い発電所を再稼働させているのだ。
 
1990年に277 Mtだった石炭生産量を、2021年には57 Mtに削減したヨーロッパは、現在、コロンビア、南アフリカ、オーストラリア、インドネシア、ナミビア、ナイジェリア、モザンビーク、米国から石炭を調達しなければならない。来年、EUの石炭使用量は43%増加し、さらに10MtのCO2が放出されることになる。
 
WIONは、ヨーロッパの絶望的な状況には必死の救済が必要であり、明かりを灯し続ける必要があることを理解している。
 
しかし、「発展途上国も工場を稼働させるために電力を必要としており、ヨーロッパと同じようには、代替資源を利用することができない」。
 
したがって、豊かなヨーロッパ人が、必要なときには、いつでも石炭を買うことを許している一方で、彼らは、「我々には石炭を節約し、太陽光や風力に頼るように説教している」のは聖人君子的な行為であると言える。
 
さらに、気候変動会議では、豊かな国々は歴史的な排出の責任を取ることを拒否している。昨年6月のボンでの気候変動会議では、「損失と損害」についての議論が封じられた。ビデオはこう結んでいる。"西洋の講師たちには、確固たる根拠がないのだ。
  
気候変動:ボン会談は補償をめぐって恨みに終わる - BBCニュース

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