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秋になったら木漏れ日の下で、夕食ホットを…。

夕食ホット、というバンドはここ最近でわりとハマったバンドで、個人的には結構SNSを追っかけていたりする。
それほどメジャーな存在ではないけれど、とてもお気に入りなのだ。

そんなバンドのことを、ぜっっっっっっったい最初に書きたい!!!
と思っていたから、紹介したい気持ちも込めて書いていきたい。

最初のきっかけは最上もがさん

そういえばいつからこんなに好きになったのだっけ?と思い返してみた。
最上もがさんがMVに出演すると知って、観てみるかーと思いちらっと観たのがきっかけだった。


そこにはどこか懐かしいサウンドに、なぜか少し寂しそうな、強さを包んだような言葉が並んでいた。
今時珍しい感じのする音だなと思い、「1903」というCDを買ってみたのが始まりだった。

初めて全曲を通して聴いた時に、夕方の陽の暖かさの中で公園の椅子に座りながら、秋の綺麗に色が変わった木々の葉が落ちていく様子を眺めているような様子が頭の中に浮かんだ。

ふわふわと歌詞が頭の中をめぐり、音がぐるぐると身体を包むよう感じがして、とても暖かい音楽だと感じたのだと思う。


そんな音楽がとても好きになって、どんな人たちが音を奏で言葉を紡いでいるのか知りたくなった。
そこからSNSの発信をみたり音楽を聴きながら思案してみたり、FMやまとで1年くらい続いたラジオを聴いたりした。

不思議な人たちだった。

美容師でボーカルのしょったん
建築家でキーボードのきくっちゃん
ギターのすだっち

しょったんはかつてハモネプに出たという有名な人だったし、きくっちゃんは大学を2つ経験して苦労していたし、すだっちはわりと無口だった。


ラジオでは、しょったんが気になっている音楽を流してみたり、すだっちがお店を紹介してみたり、きくっちゃんが即興で曲をつくってみたり。
3人で日々の素朴な疑問を語っていたり、時に少し毒づいたり、真面目に話したり、会話が盛り上がりすぎて時間に追われてみたり、とても和気藹々としたものだった。

会話のテンポやそれぞれが話をするタイミング、間の取り方や話の振り方。
触りでコードを弾きながらそれに音を重ねたり、楽器を弾き始める瞬間から、終わるまで。

3人のバランスがとても心地よくて、暖かく感じた

この3人だから生まれる歌詞や音の作り方なのだろうな、と思う。
言葉の音をきれいに歌声として奏でていくしょったん、安定したギターのすだっち、そしてどこかパッションのある音を出しつつも全体をまとめていくきくっちゃん。
それぞれがうまく混ざり合いながら音楽を奏でている。

ふわっとした柔らかさの中にエッジの効いた言葉だったり、言葉の音、音色。
優しさの中に、風刺してるようなニュアンスの世界が散りばめられていたり。

いいなぁ、なんかいいなぁ。と、聴くたびに思う。

みている景色に色を足していってくれる。

なんとなく、建築物の立ち並ぶ都会の片隅で聴くときっと良いのだろうなと思う。



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