これが私のイチオシnoteだ!⑤ 「目には見えないもの」
目には見えないものを人は恐れがちだ。
しかし人の本質こそ
目には見えないものではないだろうか。
今日のイチオシは「目には見えないもの」
これをテ−マに
お二方のnoteをご紹介致します。
その前におもしろい僧侶の詩文を
お届けします。
江戸の安政の時代に生まれ、
大正まで生きた山崎辯栄とういう人です。
廃仏毀釈の影響なのか、
歴史から消えている人の魂の詩文です。
多くの人には
そのままではわからないと思いますので、
不肖私めが現代文に意訳致しました。
宇宙と人生 山崎辯栄
極楽というところは何処かと問えば
如来さまのいるところ
自分の胸の内に
慈悲の親が在れば胸の内は極楽である。
反対に胸の内に煩悩の鬼が居て
怒りの炎を燃やすなら恐ろしい赤鬼だ。
恨みつらみの角があり
人に突きかかるのは青鬼だ。
カゼのカミを宿すと
熱が出るやら咳が出るやら
如来さまをお宿し申すと
ありがたいやら楽しいやら
人間は究極のどん底まで落ちて
はじめて
精神の底より湧き出でる
ダイヤモンドのような真価を発揮する。
失敗の過程を経ずして
成功した者は精神的に堕落を免れない。
起きてきたことに
あれこれ悩み苦しむのは
出来事が苦しいのでは無い。
心の中に悩み苦しみがあって
自ら苦しみをつくり
苦しんでいるだけなのだ。
人の意識の奥底には
自らでは測りしれないほどの
無限の潜在能力がある。
宇宙万物の
あるがままの姿であり
存在の究極的な姿
絶対普遍の真理とは自分の心のガラス窓
見えるか見えないかは心の掃除しだい。
わがこころ
底も極みも無かりけり
十万三世に照りわたる
偽物の身体ばかりを
われと思い
まことのわれを知る人もなし
波ごとに
みな我が目の前に立ち誇る大波も
一つの海の水と知らねば
宇宙は丸いまどかに照らす鏡
すべての現実は影絵の世界
宇宙は絶対無限
まるい大きな意識の智恵の鏡
奥深き心にのみと思ひしに
庭の花さえ さとり開きつ
座をしめて心を静かに
おもい観よ
十万三世に わたる心を
とこしえの光のなかに
よみがえり清き命とならまほしけれ
内と外に充ちわたりたる
みひかりを己が心の奥に求めよ
形なき姿もあらぬ我がこころ
今ここの心のみ思えば仏の姿となる
十万をあまねく照らす阿弥陀仏
入らず来らず 我が胸に存在す
今日のイチオシの「すないら」さん
見えない敵の恐怖と人の心を描きます。
「欲望という名のウイルスは人心に感染する。
自分勝手な心が限界に達すると発症する」
二人目は「あけちゃん」さん。
広島の鎮魂のおもいを綴ります。
私の血液型の25%は長崎県五島列島です。
思わず共振しました。
*このnoteは[共同マガジン]これが私のイチオシnoteだ!寄稿作品です。
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ここまで
お読みいただきありがとうございます。
※参考文献︙明治の風韻 安岡正篤 編著
人や生命が穏やかに生きている世界。 穏やかな世界をつくるための言葉として サポート頂いた価値は使わせて頂きます。 形を変えた価値としてnoteの中で 大きく循環させていきます。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。