2024.3 往復JALファーストクラスで行くNY・WDW旅行の記録(その1;羽田空港ファーストクラスラウンジ編)
執筆の経緯
これまでnoteはなんとなくアカウントを持っていつつも、特に何も書いたことが無かった。が、この度の旅行の様子をせっかくなので詳細に書き留めておきたいと思い記録しておく。
筆者は鉄道・航空・道路・船舶と交通が好き、旅行が好きで、なおかつコロナ前は年パスを保有していたDオタである。
このほど、転職の合間で2週間の休暇(というか無職期間)を使って、往復JALのファーストクラスで、アメリカのニューヨークと、フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドへの旅行をする機会があった。ファーストクラス搭乗記として、WDW体験記として、どなたかの参考になれば、また純粋に楽しんでいただければ幸いである。
因みに、リアルタイムの実況はTwitterで #ふくとみUSA で行っていたので、ご参考までに。
※追記
勿論ファーストクラスは長年貯めたマイルで乗っている。有償航空券を買えるほどのお金がある訳も無く……
この辺もまた別記事でまとめます。
今回の旅程
2024/2/29(木)
19:45 HND東京羽田-(JAL004便)-18:40 JFKニューヨーク ジョン・F・ケネディ
2024/3/1(金)~3/4(月)
NY観光
2024/3/4(月)
17:30 LGAニューヨーク ラガーディア-(AA2068便)-19:39 CLTシャーロット ダグラス 20:15 -(AA1842便)- 21:56 MCOオーランド
2024/3/5(火)~3/12(火)
WDWパーク
2024/3/13(水)
5:00 MCOオーランド -(AA2677便)- 7:07 DFWダラス フォートワース空港 11:45 - (JL011便)-
2024/3/14(木)
- (JL011便)- 15:25 HND東京羽田
今後予定しているコンテンツ
日単位旅行記
2024/2/29(ファーストクラスラウンジ)←この記事はこれ
(中略;ファーストクラス往路、NY4日間、WDW8日間)
2024/3/13(ファーストクラス復路)
そもそもJALのファーストクラスとは何か、乗るにはどうすれば良いのか
WDWのカテゴリ別まとめ
予約について
アトラクションについて
ショー・パレードについて
キャラクターグリーティングについて
フォトパスについて
パークホップについて
ぶっちゃけこの旅行は幾らかかったのか……
2024/2/29(木)
羽田空港到着
19:45の便だが、ファーストクラスラウンジを満喫するため早めに出発。
しかし興奮のあまり前夜はあまり眠れず、3時間ほどの睡眠のまま出発することとなった。モノレールで羽田3タミへ到着したのは10:15頃だった。出発ロビーから、通常のチェックインカウンターにすら目もくれず、ほぼ一目散にファーストクラス専用エントランスへ。こちらは1/24のA350-1000就航を機に羽田空港に新設されたもので、ファーストクラスラウンジが、ファーストクラス搭乗者の他にダイヤモンド会員等の最上級ステータス保有者にも入室資格を認めているのに対し、こちらのエントランスは実際にその日ファーストクラスで搭乗する人しか入ることができない。
ファーストクラスエントランス
そこで荷物を預けられるのかもわからなかった(対象者が少ないということもあってか、ネット上にまだ体験記も見かけない)ので、恐る恐る扉に近づき、とりあえず中を覗いて入ってみる。すぐに名前を訊かれた。逆に言うと尋ねられたのは氏名のみで、行先・便名すら訊かれなかった。恐らく一日のファーストクラス搭乗者はせいぜい数十人であり、すぐわかるのだろう。
結局、受託手荷物について本来ここで預けられるのかもよくわからなかったが、「荷物をここで預けられますか?」と尋ねたら応じてくれた(高級なサービスを受けることに慣れていないので、仮に本来NGだとしても尋ねられた側は断れないだろう、ということには後から気付くのである……)。言われるがままに預けるスーツケースとパスポートを係員に手渡した。さながら高級旅館で到着と同時に身ぐるみ剥がされるアレ(一度だけそういう宿に泊まったことがある)である。身軽になり、しばしソファーでくつろぐ。他には誰もおらず写真は撮り放題である。
暫くすると係員がパスポートの返却と同時に、搭乗券と荷物の預かり証を持って戻ってきた。もう少しこの部屋で休むか、すぐに保安検査を受けるかを訊かれた。この部屋の写真はあらかた撮ったし、ここには飲食のサービスがある訳ではないので(滞在したらお茶かコーヒーくらいは出たのかもしれないが)、早速ラウンジへ向かうことにした。10:20頃である。
専用保安検査場
部屋を出ると、一瞬係員専用通路のようなところを横切った先に、専用保安検査場があった。エントランス空間からはせいぜい30-50m程度だったか。JAL係員のアテンドはここまでである。保安検査場なので写真は無いが、手荷物の検査機が2台と、その間にボディスキャナが1台。係員は1レーン分しかいなかったが、それでも3人はいたと思う。他に旅客は誰もいなかった訳だが、JAL側から通過希望者の連絡を受けるまでは通常レーンに従事しているのか、それともずっと待機しているのか……もし後者だとしたら、個人的にはそこまではしなくて良いと思うが。
いよいよファーストクラスラウンジへ
保安検査を通過すると、一般レーンの保安検査と出国審査の間の空間の一番左側でひっそり合流する動線になっていた。出国審査もそこそこに自動ゲートで済ませ、スタンプは忘れず貰い、ファーストクラスラウンジへと向かう。ラウンジは免税店等が並ぶ通路を100mほど左(北)へ歩いた先の左側(通路の西側)、公式サイト地図の126番とエレベータ脇の細い通路を進んだ先にある、専用のエスカレータを上がったところにある。
エスカレータを上がると扉があり、このレセプションで受付をする。どこに何があるのか、予習はしてきたつもりでも初めてなのでよくわからず、明らかに挙動が不審になってしまう。なるほど、受付では搭乗券を出すんですね、というレベルである。国内線のラウンジでは、JALカードを出してICチップで予約確認をするので。
入室したのは10:30頃で、受付を通ってすぐにキャリーケースやコートを入れられるロッカーがある(これは国内線ラウンジにもあるのでわかった)が、後述の理由で一旦スルーしてキャリーケースごとラウンジ内へ持ち込み、ドキドキしながらとりあえず真っすぐ奥に進んでみる。まずは、「職人が握ってくれる寿司が11時まで」という情報があったので、寿司を探す。通路の奥にフードコートのような広い空間があるので、一旦窓際の席に着く。見渡すと、カウンターでは寿司が握られている。あ、すぐ見付けた、と思い、ここで頼めるのかと訊いてみると、すべてモバイルオーダーとのこと。近くの案内表示では、寿司は23時だかそれくらいまでやっている、との表示。なんだ11時じゃないのか、良かった……とこの時はすっかり安堵する。(これが後に悲劇?を生む)
そんな訳で、机のQRコードを読み込む。インストール不要でアプリが立ち上がる仕様になっており、このアプリから食べ物のオーダー、シャワー室の予約、その他ラウンジマップ等の各種案内の確認ができる。早速寿司をオーダー。座席ごとに固有のQRコードになっているので、あとは待っていれば係の方が席まで注文した食べ物を持ってきてくれる。これは便利だが、苦労しているお年寄りもいた。ただ、キレたりはせずに「こういうのに慣れないと、若い人に置いてかれちゃうねぇ」というようなことを言っていて、民度の高さを感じた(?)
ラウンジ散策と靴磨き
少し余裕ができたので、ラウンジ内を散策してみる。フードコートのような広い空間の先、ラウンジの一番奥にジョン・ロブの靴磨きサービスがあるので、そちらへ。ここで磨いてもらいたいがために、履いている靴とは別に革靴を持ってきている。キャリーケースを保安検査の中まで持ち込んだ理由の一つはそのためである。ニューヨークでオーケストラのコンサートに行くときに履く、という意図もあるが、別に履いてきた靴で入れなくはないので、本音を言うと、ただ磨いてもらいたいだけである。(その為に持っている革靴3足を全て持ってくる訳には流石にいかなかったが……)
今回の荷物は、預け入れる用のデカいスーツケース、国内の2泊以上の旅行で愛用している機内持ち込みサイズのキャリーケース、日常的に使っている斜め掛けの栗鼠がぶら下がったカバンの3個態勢である。1人にしては多いのだが、何せカメラにPCの他、ディズニー用の大量にぬいぐるみバッジが付いた栗鼠オタクバッグがある。ロスバゲやアメリカでのスーツケースの取り扱い時の衝撃といったリスクを考えると、貴重品(栗鼠バッグはそれ自体貴重品である)を機内に持ち込みたい。そう思うと、全体のカバン構成はこうなってしまい、となると革靴の1足くらいは増えても問題は無かった。とは言え、ラウンジは荷物預け入れ・保安検査通過の後にあるので、持ち込みの荷物容量をやや圧迫したのは確かだが……
そんな訳で靴磨きを依頼したところ、いま履いている靴についてもどうかとご提案いただいたのでお願いし、磨いてもらっている間、スリッパでしばし周囲を散策する。この辺りは少しまた違ったレトロで落ち着いた雰囲気の内装に仕上げられている。小物として昔の航空関係の道具や国際線のチケット等が展示してあり面白い。しかし、チェスやサッカーゲームは誰がやるんだw
靴磨きの作業自体も少し見学させていただき、普段の手入れのコツ等も教えていただけた。大満足で、終わった時刻が11:10頃だったかと思う。
悲劇?その1
さて、ここまで書いたラウンジ設備は全てレセプションと同じ4階(チェックインカウンター・保安検査・出国審査・搭乗ゲートは全て3階)にあるのだが、ラウンジ内で5階にも繋がっており、2フロア分の施設がある。5階にあるのは、バーカウンターとその近くに数十席、そしてマッサージチェアである。しかし、マッサージチェア以外は残念ながら11時から19時まで一時お休みである。このことを忘れていたのが、先述の悲劇?その1である。とは言え、出発が19:45、搭乗開始は19:15なので、出発直前にまた来れば良い。この時はそう思った。
とは言え、とりあえず営業しているマッサージチェアだけでも、と思って5階に上がると、11時で営業を終えたばかりのバーカウンターの方にもまだ入れるようになっていたので、ざっと写真だけ撮ってからマッサージチェアへ向かう。15分間ほど、まだ大して疲れてもいない身体を揉み解す。ちょうどその間に、バーカウンターの方から係員が来て閉鎖のパーティションを設置していた。
印刷のお願い
マッサージを終えて、4階に戻ったのが11:35過ぎ頃。もう一つ、ラウンジ内にはビジネス用にプリンタやコピー機のコーナーがある。ここで、飛行機のeチケット、旅程表、緊急連絡先などを印刷しておくつもりでいた。基本的に全てiPhoneのローカルに保存しているのでネットが無くても閲覧はできるし、万が一iPhoneの紛失や故障が発生してもGoogleドライブにも入れてありネット環境さえあれば閲覧できるし、行くのは先進国アメリカの大都会ニューヨークと一大観光地のウォルトディズニーワールドなので、流石にこれで十分だとは思うのだが、念には念を入れ、一応紙は欲しい。そう思ってプリンタへ行くと、残念ながら故障中の表示。レセプションで尋ねると、指定のメールアドレスにファイルを送れば印刷してくれるとのことで、そう対応した。
ラウンジ外の散策
さて、時刻は11:40で、朝食も抜き、さっきは手始めに寿司を3貫頂いただけだったので、お腹が空いてきた。もちろんラウンジ内で食事はいつでもできるのだが、少し行きたいと思っていた場所がラウンジの外にあった。ラウンジは広く食事空間とレセプションが少し離れている(と言っても50mほどだが)ので、印刷完了後にまた受付に戻ってくるのも少し面倒くさい。そのため、印刷を待つ間の時間つぶしも兼ねて、このタイミングで一旦外出することにした。
実は羽田の国際線から出発するのはこれが初めてで、大学生以後の(中学生のホームステイ以後、生涯2冊目のパスポートでの)3回の海外は、全て成田からの出発である。因みに香港、アメリカ、ヨーロッパ。全てディズニー。到着だけなら羽田は1回だけあり、2019年2月のヨーロッパの帰国便がヒースロー→羽田便だった。今や羽田の国際化もかなり進み、JALに関しては主要都市は寧ろ羽田からしか出ていない、という例が多い。
そんな訳で、出発ゲートエリアは初めてであり、出発直前はラウンジからゲートへ直行なので、このタイミングで少し散策する。やはり鉄板焼きや海鮮・寿司・ラーメン等、日本人も外国人も最後に食べておきたいもの?が並んでいる。土産物屋ではロイズのチョコや名古屋の海老せんべい等、日本各地のお菓子がピックアップされていた。ただし、この辺りの写真は撮り忘れた。
ラウンジハシゴ
散策のメインは、他のラウンジである。先ほどまで居たファーストラウンジは出国審査のすぐ近くの4,5階(出発ロビーから繋がる一連の空間は3階)だが、その他のラウンジは3階通路を北に数百メートルほど歩いたところにある。いくつかのラウンジが1箇所の複数フロア集まっており、通路の1つ上の4階にJALのサクララウンジ(ビジネスクラス相当ラウンジ)と、ANAラウンジ(ANAは2タミにも分散しつつあるからか、3タミでは北側のスポットは殆ど使われておらず既に本日の営業は終了しており、この時点では南側にあるラウンジを使うよう案内されていた)、5階にはJALのサクララウンジ・スカイビュー(サクララウンジの別室のようなもので、こちらも12時から夜まで中休みだった)と、デルタ航空のラウンジ(世界三大航空連合のうち、デルタが所属するスカイチーム系列は日本に無いためか)、6階に香港のキャセイパシフィック航空のラウンジである。
通常、このような航空会社のラウンジは、利用資格があれば、同じ航空連合のラウンジを使うことができるようになっている。例えば、JALのステイタスを持っていたりJALのファースト・ビジネスに乗ったりする場合は、ワンワールド加盟会社であるアメリカン航空やブリティッシュエアウェイズのラウンジが使える。ANAのそれの場合、スターアライアンス加盟のユナイテッド航空やルフトハンザ航空のラウンジが使える。香港のキャセイパシフィック航空が(キャセイ利用者はJALラウンジが使えるのに)JALとは別に自前のラウンジを日本の羽田にも置いているという珍しい例であり、ラウンジは利用資格さえ満たしていればハシゴも可能なので、今回はこれが目当てである。
香港の航空会社ということで中華も各種取り揃えており、担々麺と、豚角煮まんをオーダー。セルフで少しお惣菜も頂いた。担々麺は小ぶりなサイズで、(欲しければどうせ何杯でも頼めるし)他にもあれこれ食べたいことを考えるとちょうど良い。味も申し分なく、これはまた来ようと思った。今回はファーストクラス搭乗だが、福冨はJALの上級会員資格は持っているので、エコノミークラス搭乗であってもキャセイラウンジやサクララウンジは使える。
しばらくのんびり
キャセイラウンジを暫く楽しんだら、JALのファーストラウンジへ歩いて戻る。着いたのが12:30頃。レセプションで印刷物をピックアップして(eチケットや旅程表のほかに、各空港の滑走路・誘導路の地図が入っていて、受付の方はどう思ったのだろうか)、奥まった静かな席を確保し、ここで本格的に食事をオーダー。サラダ、カレー、グラタン、寿司。一度にオーダーしすぎて机に載り切らないという事態もあったが、ちょうどラウンジが空いている時間帯だったので(ファーストクラスがある国際線の出発は午前中が多く、ラウンジサービスが11時から一旦縮小されるのもこのため)、席はかなり余裕があり、周りは殆ど人が居ない席を選んだこともあり、近くのテーブルも含めて2,3占領しても構わなかった。
食事の間、「そう言えばさっき、着陸してきたルフトハンザの747と絡めて手前に駐機してる白い747と2機絡めて撮ったよなぁ…あの手前の747なんだ…?」と冷静に思い直して調べてみると、白いのはアラブ首長国連邦の政府専用機だった。外交公式日程を見ても特に来日等は書いていないので、お忍びだろうか。無線も聞いていたが、コールサインDubai 1は格好良い。
3時間ほどの間、飛行機を眺めたり、スマホでアメリカ情報を調べたり、シャンパンを飲んだり(お酒はセルフで、詳しくないのでよくわからないが、たぶん凄い銘柄なんだと思う)し、15:00頃には追加でラーメン、ポークヒレのポワレをオーダーしたり、Twitterをしたりしてのんびり過ごす。ANAの787の初号機(ANAは787の最初の導入会社なので、開発用?を除く世界初号機)がAir Japanになる前のラストフライト(の予定だったが、翌日国際線で急遽使われて、国内線ラストだったらしい)長崎便の到着もこの時に見た。
シャワー
15時半頃にシャワーを浴びることにした。フライトは19:45発なのでもう少し後でも良かったが、16時頃から国際線の到着機が続きそうだったので、それらの写真を撮るため先に。シャワー室はアプリで予約するシステムで、さほど並んでおらず、ものの数分ですぐに入れた。レセプションで鍵を受け取って入室するとホテルのそれのような内装で、お手洗いもついており、きれいに掃除されている。タオルはふわっふわの今治タオルだった。ドライヤーも良いやつらしい。欲を言えば、もう少し広ければキャリーケースを広げても余裕がある空間なのではないか、とは思った。
撮影大会
さっぱりしたところで、16時頃から無線を聞きながら・酒を飲みながら、一眼で飛行機の写真を撮る。一番奥まった部屋を陣取り、少し先で白人のおばちゃんが読書をしたり寝たりしているだけで他に人はなし。結局、暗くなってガラスの反射が厳しくなってくる17時半頃まで撮っていた。
サクララウンジの下見
このあたりで、次回以降に備えて(?)サクララウンジの様子を見に行く。上述のとおりJGCの資格を持っているので、エコノミーでもサクララウンジはいつも使える。先ほど行ったキャセイラウンジの下にあるので、少し歩いて到着。なお、キャセイラウンジで杏仁豆腐でも食べようと思ったが、17時で閉まっていた。
サクララウンジの食事はセルフサービスで、寿司のようなものは無く、ファーストラウンジの下位互換となる。パンやサラダや簡単な揚げ物等が並んでいる。ハラルフード等は都度注文で、こちらはモバイルオーダーに対応していた。
シャワーはこちらにもあるが、人も少し多いので、予約してから待つ時間が長いのだろうか。場所も北に外れたところなので、滑走路側ではあるが離発着の飛行機は見えづらい。
悲劇?その2
18時前にファーストラウンジに戻る。19:45発で19:15には搭乗開始なので、もう少しだ。11時前に着くのは流石に早すぎるかなと思っていたが、過ごしてみればあっという間である。ファーストラウンジにも慣れてきて、何気なく改めてマップを見ると、まだ入っていないエリアがあった。これこそが悲劇その2である。
それは「鮨 鶴亭」というエリアで、巨大な木製カウンターを備えた高級寿司店さながらの部屋らしいのだが、こちらがなんと11時までの営業で、夜の再開放は無い。最初の「寿司は11時まで」という情報を事前に仕入れていたのは、このことだったのだ。それを「寿司は夜まで食べられる」と案内されたことで、勝手に「コロナも落ち着いてきたし、ネットには出してないけど現地では営業時間が拡大されたのかな?」などと解釈して安心していた。鶴亭の営業が11時までである旨の案内表示はテプラ等で後付けされていたのを見るに、恐らくの推測だが、コロナ前は寿司は鶴亭のみで出していたところ、コロナで一旦ラウンジ自体が閉鎖され、その後順次再開する中で、広い食堂側でも寿司を出すようにして、鶴亭は午前中の繁忙時間帯だけ開放、にしたのだろうか、と思う。鶴亭の空間自体を見たかったので、完全なるミスである。次にこの空間に入れるのはいつになるやら……
悲劇?その3
さて、気を取り直して、人も少なくなってきたラウンジで、最後にホタテと寿司とデザートを注文し、食べ終わると気付けば19時近い。ここで、「11時まで」を逃したもう一つである、上の階のバーカウンターへ行く。鶴亭は11時を過ぎると終日入れないが、バーカウンターは19時に再開するのである。ここでハンドドリップコーヒーが飲めるとの情報だったので、出発前に最後に飲もうと思ったら……ハンドドリップコーヒーは午前中の営業だけでの提供とのこと。悲劇その3……
結局、1/24のA350-1000就航記念のノンアルコールカクテルである「スカイスリング」と、ほうじ茶をオーダー。もう一つの就航記念メニューの黒糖エスプレッソマティーニも気になったが、アルコールを15分で飲み切る自信が無かった。スカイスリングは、JAL利用者にはおなじみのスカイタイム(桃とぶどう)を使ったカクテル。おいしゅうございました。
フライトへ出発
飲み切ったところでいよいよゲートへ出発。19:10頃に113番ゲート前に到着し、予定より5分遅れたが19:20には搭乗が開始された。いよいよ、ファーストクラスでのフライトが始まる。
2024.3 往復JALファーストクラスで行くNY・WDW旅行の記録
その1;羽田空港ファーストクラスラウンジ編 おわり
その2;往路ファーストクラス機内編 へ続く
このペースで書いてて終わるんか……?
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