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2021年のカープを考える

今年も熱く燃えるプロ野球が始まった。

開幕してから3週間。対戦カードが一巡し、全チームとの対戦を終えた。

まずここまでのカープの戦い方を見て感じたこと。それは「今年は優勝できるんじゃねえか!?」ということである。久しぶりに感じたこの感じ。あの3連覇の時の雰囲気をチームに感じるのである。

「雰囲気」だけではなく、実際のゲームの中の結果から見て取れる「実績」もある。それは「終盤の安定性」だ。森浦、大道、栗林の、いわゆる「三本の矢」がそれである。特に栗林の安定感は素晴らしく、この状態が続けば新人王は疎か最多セーブのタイトルも見えてくる。

さて、今述べた「終盤の安定性」についてであるが、これは同時に「昨年の負け試合を今年は勝てている」ということでもある。

昨年のケースを考えてみよう。例えば7回の時点で2-0でカープがリードしているとする。そして満を辞してリリーフピッチャーを投入。ランナーを出しつつも何とか失点を抑え、9回はクローザーフランソアを投入!そして快勝!というはずだったが、実際はそうならなかったのである。何度、何十度終盤のリリーフピッチャーが失点をし敗戦を喫したことか。

しかし、しかしである。2021年のカープの戦いは、昨年と同じ「7回2-0」の状況でしっかりと勝てているのである。しかも大きなピンチを作ることもなく、スムーズに勝てているのである。昨年の負け試合を確実に勝利しているのである。

打線もつながりがよく、特に菊池の状態がいい。坂倉も頼もしく、強肩矢野の活躍も楽しみである。

大瀬良、森下もこのまま勝ち続ければ、あの3連覇の時のような甘い感動を再び味わえるような気がする。

今年こそは、今年こそは秋に満面の笑みで微笑みたい。

頼むぞ、カープ!



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