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200910 平日夜の心斎橋筋商店街

ちょうど心斎橋筋商店街を横切る用事があったので1丁目の端から2丁目の端まで歩いてみた。このノートがないとわざわざこんなことしようとは思わないので、歩数を増やすという目的は着実に達成している。片道わずか600メートルだけど。

夜の商店街の現状

改めて意識して見て驚いた。19時前でこの人通り(の少なさ)。がらんとしていてすいすい歩ける。ついこの間までこんなことはなかった。インバウンドの皆さんは夜型の人が多いのか、夜の商店街は本当ににぎわっていたのだ。

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ほんの5~6年前、インバウンドが押し寄せるまではこんなもんだった気もするが、もうそれが思い出せないから不思議だ。

時短営業の店も多く、ところどころシャッターが閉まっている。そんな中、ドラッグストアだけはにぎやかに呼び込みなどしている。それでもどの店も客入りは芳しくないようだ。

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心斎橋筋商店街を歩いていると、次から次へとドラッグストアを目にすることになる。去年から出店計画を立てていたのか今年に入ってからオープンしたお店もあるほどだ。インバウンドの爆買いを当て込んで雨後の筍のように出現したドラッグストアの多くは今、大変苦しい状況にあるだろう。気の毒だが地元に住んでいる私でさえそんなに毎日ドラッグストアに用はないのである。申し訳ない。

マスクはだいたいこんな値段。すっかり安くなりましたね。

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それにしても目につくのが……

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「テナント募集」の張り紙。

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多くの店が現れては消え、また新しい店が現れる、流動体のように姿を変え続けるこの街を私は子供の頃からずっと見てきた。(おかげで、この世に変わらないものがあるなんて思えない大人になってしまった……)

そんなふうに心斎橋は新陳代謝を繰り返してきたものだから店が閉まること自体は珍しくない。しかし、仮にも大阪の小売業にとっては一等地の中の一等地、いつだって店が閉まればそこにすぐ新しい店がオープンした。「テナント募集」なんて見たことがなかったのだ。

ただ、これもきっと一時的なこと。やがて体力ある企業、志のある人が新しい店を構えるだろう。なんやわけのわからんややこしい店ができたらいややなあ、なんて思ったりもするが、そのわけのわからんややこしい店があんまり具体的に思いつかないので大体なんでも許容できると思う。

なお、商店街には閉店セールをやっているお店もちらほら。まだまだ閉まる店が増えそう。

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マリングは建て替えするみたい。どうせ改築改装するならお客さんの来ないこの時期に、という発想はとても自然。それができる余力を残していたことを羨む人も多いかもしれない。

ちなみに……

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金の値段が上がりすぎてギンザタナカで入場制限ですって。今ってやっぱり「有事」なんですね。

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アパレルショップにはすでにダウンコートも。すっかり秋冬モードです。

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