#31 ベルリン発ミュンヘン行きの国内線

ベルリン・テーゲル空港国内線搭乗口へ

日本への帰国の途、まずはベルリンーミュンヘンの国内線1時間10分のフライト。2019年12月26日、午前7時までずいぶん待ってようやく保安検査場の扉が開いた。一番乗りだ。元気よく「COME IN!」と言われたのでこちらも元気いっぱいに金属探知機に向かうと金属探知機まで元気よく「ピー!」と鳴る。結局体中こすりまくられ、確認されまくって無罪放免。

保安検査場を抜けると、本当に目の前に搭乗口。すごい。ダイレクト搭乗。

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プレッツェルやらサンドイッチやら朝ごはんにぴったりなものが売っている。もちろんビールも。看板にはベルリンの熊もいるぞ。

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見晴らしのいい2階の待合スペースに陣取る。

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各席に電源が設置されていて極めて快適。スマホを充電しながら早くも大阪でプレッツェルが食べられる店とか検索している。

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ルフトハンザ航空、国内線の機内

8時10分、搭乗。

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機内でトイレマークを見つけてホッとする。国内線だからトイレついてないかも、って少し不安だったのだ。旅行中はいつ何時急にトイレに行きたくなるのかわからないので常に意識しておかないといけない。

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飛行機は小ぶりだけど快適な座り心地。1時間10分なんてあっという間だろう。

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朝焼けを見るには

8時30分、飛行機が飛び立つ。

いよいよドイツと離れるというその瞬間、この旅であまりに多くの新しいものに触れた反動か、なぜか頭の中でこれまでの人生の総括のようなものが始まってしまいぽろぽろと涙があふれてきた。

誰かに何かを分け与える人生ではなかったけれど、誰かのために何かを犠牲にする人生でもなかった。孤独そのものには良いも悪いもない。

そんなことをとりとめもなく考えていると機内が少しざわついた。みんなが進行方向向かって左のほうを見ている。

窓の外がオレンジ色に明るい。通路側の私の席からはよく見えないが、朝焼けだろう。

窓際の人たちがこぞって写真を撮っていたので、私も通路側から窓に向けて撮ってみた。

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「このとき窓の外には朝焼けが広がっていて、私の席からはこう見えた」と思い返すには十分。と思っていると、窓側の女性が、話しかけてくれた。

「この席から撮ってあげましょうか?」

「わー、ありがとう。お願いします!」とスマホを渡して撮ってもらった写真がこちら。

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きれい。雲の上の朝焼けだ。

誰かの手を借りないと見えない風景がある、という妙に示唆に富んだ出来事に直面してしまった。旅の終わりのセンチメンタルな気分のときに。まったくもう……

機内のドリンク&軽食

短いフライトながら機内ではドリンクと軽食のサービスもあった。

ドリンクはりんごジュースにしてみた。これが大正解。酸味強めでキリッとしておいしい。albiというドイツのメーカーのもの。日本で飲めるところないかな?

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シリアルバーは日本に持って帰ってから食べた。クランベリーが甘酸っぱくておいしかったな。

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