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自分の好きなことをしごとにする

自分らしく生きる、をはじめる

 
好きなことを本業にしていけたら理想です。仕事は四六時中考えられることのほうがうまくいくし、はたらいていて幸せ度も高くなります。

ぼくはサラリーマン・ガチャで、会社にも上司にも同僚にも、ことごとく恵まれなかったうちのひとりです。
だから、このテーマについては人一倍考えてきました。趣味と本業のラインの越え方について、シェアします。
 

好きなことをやって暮らせている人は、10%くらい

 
好きなことをしごとにして暮らせている人は、全体の10%ぐらいと言われています。
もっと厳密に言えば、好きなことだけをやって生きている人と定義したら、1%もいないと思います。
 
理由は、さまざまあると思いますが、今の社会で自分らしく生きるのが難しいから、という答えがいちばんに聞こえてきそうです。

でも肌感覚としては、今の社会で自分らしく生きるのが難しいと思い込んでしまっているから、というのが正しいような気がしています。

ぼくもそうでしたが、学生のほとんどがあまり考えずに就職するのは、自分で好きなことをやって生きていいと考えていないからです。そうやってはいけない、と教わっている人さえいます。
すぐ就職してしまうのは、「親を説得できない」「体裁を保ちたい」ということもあるかもしれません。
また同様に、多くの人が会社を辞めないのも、好きなことをやって生きられるほど世間は甘くないと信じこんでしまっているからです。
 
じっさい、いきなり会社を辞めても生活に困る人がたくさんいるのも事実です。
少し厳しい言い方をすると、好きなことをやって生きられないのは、趣味レベルで留まっているからです。
歌や絵、料理、カウンセリング、マッサージなど、自分がやりたいと思っていることでも、お金を払ってくれる人が一定の数いなければ生活できません。
提供するサービスがプロとしてのクオリティになっていないと、独立してもたいへんです。

ぼくはやりたいことやっていけるだけの知識もスキルもなにもない状態で、独立してしまいました。なので独立直後は、経済的にも精神的にもたいへんでした。
「会社員には戻りたくない。でも、ビジネスが安定しない」。そんな状態でした。

ビジネスを成功させるためには、最低限、専門性のあるものを得ていないと苦しくなります。
 

好きなことをやっていく、ということは、

 
好きなことをやっていくということは、「好きでないことは絶対にやらない」という決意であり、「好きでない世界には戻らない」という誓いでもあります。

つまり、「好きなことをやって生きていく」という覚悟の話と言えます。

でも、だからといってぜんぜん難しい話ではありません。決めてやりつづける、だけの話です。
 
ぼくは毎朝メルマガを書いています。21年間365日書きつづけている、自称《日本でいちばん古くからつづいているメルマガ》だと思っています。
そのメルマガは、発行当時からみんなのためのビジネストレーニングとしての体裁を整えています。
けれども、ぼく自身にとっては、自分らしく生きていくためのミッション・ステートメントとして、書きつづけている節もあります。
サラリーマンに戻らないために、毎朝こころの姿勢を整えるためにメルマガを書いているわけです。
 
日々研鑽を詰んで、ビジネスの専門的な知識や技術をあげることは大切なことです。でもそれ以上に、メンタリティやモチベーションを持続させつづけることが大切です。
それはビジネスにおいて、なによりも大事なことだと考えています。
 
よく、諦めなければかならず成功する、といいます。
まずは、「かならず達成させる!」という目標を立てましょう。
そして、そのためには諦めないことを強く意識してみてください。
 

キャッシュポイントを考える

 
「このサービスで多くの人を幸せにしたい」。
ビジネス・パーソンには、サービスで達成させたい目的があります。
このような社会的な目的があるいっぽうで、「経済的に解放されたい」「ストレスのない自由な時間がほしい」という個人的な目的もあります。なかにはファッションとして、「ビジネスをしている自分が好き」ということもあるかもしれません。これらも大事なモチベーションです。
ぼくも、「美しい協会が美しい社会をつくる」というビジネス上の目的があり、同時に、「旅行がしたい」という個人的な目的があります。その両方がよいモチベーションになっています。
 
経済的や時間的、精神的に自由になるためには、なんらかのビジネスをもつことが必要になります。
そしてそれを実現するために、キャッシュポイントを見つけることが大切です。

キャッシュポイントとは、お金を稼ぐポイントのことです。もっとわかりやすくいうと、それがあるだけでお金になることです。
モノをつくったり、絵を描いたり、施術をしたり、セミナーをしたり、人を紹介したりして売り上げをつくることです。
ビジネスの感性が豊かな人は、キャッシュポイントづくりが上手です。
 
なかには、同じようにモノをつくってもお金にならないときがあります。
同じようにビジネスをしていても、いただけるお金が多い人もいれば、少ない人もいます。
この違いはなんでしょうか。
 
世の中には、人を紹介することをビジネスにしている人もいます。
知人を紹介してあげるくらいであれば、そこにはキャッシュポイントはうまれないかもしれません。
「ありがとう」とお礼を言われて、チョコをもらったりするだけかもしれません。
そのときは、双方がよろこんでくれれば、それでじゅうぶんだと思います。
 
でも世の中には、人材派遣業という事業があります。
就職を斡旋できれば、年収の3か月分とか、6か月分とか、紹介料をもらえることもあります。やりようによっては、人材派遣会社と契約して、大きなビジネスにすることもできます。
人を紹介するビジネスとして、結婚相談所があります。条件にあったパートナーを紹介するサービスがあります。
今はそういったパートナーをマッチングするアプリのサービスもあります。
好きなことや得意なことをビジネスにする、というのは、そういうキャッシュポイントを自分のなかに見出すことがとても大事になってきます。
 
経済的、時間的な自由を獲得するには、キャッシュポイントがあることが重要です。キャッシュポイントをつくったとしても、キャッシュポイントがあるない、キャッシュの多い少ないなどの違いがでてきます。
では、その差はなんでしょうか。
それは、「ぜひ、お金を払わせてほしい」と言われるような価値を与えられるかということです。
ちょっとしたお礼をもらっているうちは、いずれキャッシュポイントに育つ可能性がありますが、今はまだキャッシュポイントだとは言えないということの裏返しでもあります。
あなたがなにかをしたときに、それがある程度のキャッシュを生み出す。
このポイントを探してください。
 
人材紹介の話でいえば、ちょっと友人をつないであげたくらいだと、キャッシュポイントにならないかもしれません。
でも本質的に人を紹介することが好きならば、人材紹介は向いているかもしれません。
コミュニティをもっていてたくさんの人を知っているならば、結婚相手をマッチングするサービスを提供できるかもしれません。
知り合いに、LGBTQ専門のパートナー紹介サービスをしている人がいます。
世の中には結婚相談所はたくさんありますが、より専門的なパートナー探しをしたい人にとっては、きめ細やかで安心してサービスを受けられるメリットがあります。
すると、お金を払っても活用したいサービスとして価値を提供できます。
 

パーティで声のキレイな女性に逢いました

 
これまでパーティなどで自分の大好きなことをやっている人と会うたびに、どうやって今の状況に行き着いたのかを聞くようにしています。すると、みんなおもしろい人生のストーリーを語ってくれます。
いろんな生き方があることを知り、感動します。
 
もうずいぶん前になりますが、パーティで声のキレイな人に会いました。
すごく声がキレイだったので、声の仕事をすることをおすすめしました。
そのときは、彼女はハウスクリーニングの仕事をしていたのですが、それを機に友だちの結婚式で司会をしてみました。
そしてそれが好評で、結婚式の司会を頼まれることが多くなり、フリーランスの司会業をはじめました。
その後さらに、企業の紹介ビデオのナレーション、ラジオのパーソナリティ、声優など、つぎつぎと依頼がくるようになりました。
けっして目標を立ててやったわけではないけれども、好きなことをワクワクしながらやっているうちに、人に紹介されたり、引っ張られたりして、ビジネスとしてうまくいきました。
ときおり彼女のことを思い出すのですが、あとになって知ったのですが、彼女の小さなころからの夢は声優になることだったそうです。
 
「好きなことをやって生きていきたい」というのは、人間の根源的な欲求です。
自分らしく生きたいというのは、自分探しであり、自己表現でもあり、自由を獲得したいという欲求でもあります。

自分の好きなことをInstagramやYouTubeで、毎日時間もかけてアップしつづけるというのは、そのひとつの行動のあらわれになります。
 
ぼくはこの自分らしくいたい、という思いが、少し強いためのタイプだったみたいです。思えば、子どものころからそうでした。
集団行動のなかでどうしても目立つことをしてみたくなって、でもそこには自分なりの正義感みたいなものがあってのことだったのですが、先生に余計な発言をしてみたり、みんなを盛り立てたりするようなことをしていました。
そういう本質的な性格があると、会社という組織があいませんでした。サラリーマンという職種でどのように振る舞っていいのかわからず、よく宇宙人扱いされました。
もしかすると、自分らしく生きられる会社に出会えたら、独立、起業をしなくてもすんだのかもしれませんが、悲しいかな、そういう出会いにはならなりませんでした。
したがい、ビジネスをするしか選択肢がなく、ビジネスだから得られるプライスレスな喜びであったり、自営業だから受け取れる報酬や時間の恩恵であったり、それらを享受しながら自分らしく生きていく道を模索してきました。
ぼくは平均寿命からすると、折り返しに入っています。ウチの家系で考えると、いのちは短めな家系なので、少し生き急いでいる気もしています。
あなたの来るべく輝かしい未来に向け、自分らしく生きることを優先してみてください。
できるかどうかわからないけど、そうチャレンジしたいという人がいたら連絡ください。応援します。

 


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