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協会は多様性のコミュニティ

ダイバーシティ


昨今、ダイバーシティ(多様性)の必要性が叫ばれるなか、現状の社会やコミュニティでは、まだ本当の意味での理解が足りていないように思えます。

たとえば、上司であったり、行政であったり、自分たちの想像を超える行き過ぎた多様化は容認できない、となります。自分の責任がのしかかる状態では、なかなか寛容な対応ができないようです。

リベラルな人たちのなかから、LGBTQや国籍、人種、障害などに多様化を理解する人もたくさんうまれています。自分の身の回りでも、マイノリティの人たちとの関わりをもっていること一般的になってきました。

見たいものだけ見ている

いっぽうで、なかには“ファッション”としてダイバーシティを捉えるだけの場合もあると思っています。

今はSNSなどに代表されるように、自分の見たいもの、知りたいものだけ情報をとります。つまり、同じ価値観の情報だけを収集しています。自分の意見と相反するものには目を塞ぎ、耳を閉じています。

反対意見もまた、ダイバーシティです。

社会は分断をうむ

社会が本当の意味でのダイバーシティを受け入れると、それは”坩堝(るつぼ)”になって、いずれ社会が分断されていきます。

ダイバーシティでは、さまざまな価値観の人がいて、それぞれを尊重していかなければなりません。

平和で温和な人たちの集まりで、考え方の違いがあったとしても、お互い理解しあえることが多いと思います。

けれども、たとえば、極右と極左では相当な思想の違いがあります。急進派と穏健派では、活動内容がまったく変わっていきます。

意見の相違が、やがて対立をうみます。

協会コミュニティ

協会の会員コミュニティは、ダイバーシティであることが求められます。

会員それぞれが好きなことや得意なことを生かして、その資格に習った活動をしていくコミュニティが望まれます。

では、協会のコミュニティもいずれ分断をうむのか、という不安がつのるわけですが、それはそうならない、と言えます。

協会は、理事長さんの世界観に共感した仲間によって構成されているからです。

協会は、理事長さんの価値観によってスクリーニングされた仲間の集まりだから、180度意見が逸れることが起きにくいのです。

これには、理事長さんがしっかり尊い理念を語っている、という前提がつきますが、おおむね協会は分断しにくいコミュニティです。

多様性を簡単な物差しで測らない

人間の多様性を簡単な物差しで測らない協会コミュニティを創造してください。

ここでいう簡単な物差しとは、栄養成分に詳しいとか、マッサージの技術がうまいとか、試験の点数がいいなどの、人の一面だけで評価する価値基準です。

成分に詳しくなくても、心がやさしく人を思いやれる人は、評価されるべくステキな人であることに間違いはありません。

物覚えが悪くても、諦めずに努力しつづける人は、認められるべく素晴らしい人であることに相違ありません。

理念を唱えられるリーダーシップ

協会の理事長さんは、理念を掲げ、理念で導けるリーダーを目指してください。

そして、社会活動のロールモデルになってください。

残念ながら、今は社会のしがらみにがんじがらめにさせられ、純粋に理念に向かって生きていくことが難しい時代かもしれません。

でも、よく考えれば、そんなことはないことは明らかです。

協会コミュニティが、ステキなダイバーシティであることを望んでいます。


吉岡岳彦

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