ターゲティング〜あなたに買ってほしいという意志〜
こんにちは、よさそう®です。
マーケティング基礎編、先週のセグメンテーションに続き、今回はターゲティングについて書いてみます。
ターゲティングとは?
ターゲティングと書くとまるで狙われているように感じるので、あまり好きな言葉ではないのですが、一般的なのでしばらくターゲティングと書きますね。
それでターゲティングとは、なのですがタイトルに書いたとおり、「私の売り物を買ってほしい人は”あなた”という意志」のことです。
セグメンテーションが「お客さまを属性、嗜好、心の状態、人生の状況から、きちんと分けて捉える」でした。
この分けたひとつのかたまりのなかにいる”あなた”に買ってほしいと意志を固めることが「ターゲティング」です。
なぜターゲティングする必要があるのか?
ときどき経営者のかたの一部に「すべての人がお客さまだ!」とお話になるかたがいらっしゃいます。
たしかに人間が生きていく上で絶対に必要な酸素、水、塩を販売しているならばそうかもしれません。
ですが多くの商材はすべての人が満足できるものではありません。
セグメンテーションでもお伝えしたように、最低限の機能的価値があらゆる商材の最低限買ってもらえる基準を満たしている現在、”あなたから買う理由付け”が必要となります。それが機能的価値、心理的価値、情緒的価値として商材に反映されています。
となると、あなたの商材は平均からなにか突出した特徴が生まれるはずです。
その特徴はすべての人が好むものではないでしょう。だから「あなたに買ってほしい」ということを明確にしないかぎり、売れない商品が生まれてしまうのです。
ターゲティングで大切なことは経済合理性
といった話をして共感いただくと、「ならば、お客さま一人ひとりに個別のマーケティングをしないと、だね」といった反応をいただくことあります。
もちろんそれは理想だと思います。
しかし商売である以上、経済合理性が最重要になります。
つまり「赤字にならずに儲かるくらいの塊をターゲットにする」ことが大切です。
セグメンテーションとターゲティングは密接な関係
だから、セグメンテーションで人々を分けてみて、そのなかから自分たちがお付き合いしたい相手と思う人々の塊と、自分たちの商材を照らし合わせて、「ああ、このくらいの人数と購買頻度だと成り立たない」「このくらいならぎりぎりなんとかなるかも」といった算段をしては、セグメンテーションに戻り、商品を見直し、といった考えの練り込みが大切になります。
この考えの練り込み、行ったり来たりの積み重ねは本当に大切です。ここが甘いと、ほぼ確実に失敗します。どんなにいいものでも売れません。
なので、もしあなたがいま商品開発や起業に取り組もうとしていたら、どんな人に買ってほしいのか?そして自分の売り物はその人たちに受け入れてもらえて、自分たちがビジネスとして持続可能なのか?をぜひぜひ考えてみてください。
ということで、今回はターゲティングについて書いてみました。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、また!
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