強みを見つける

こんにちは、よさそう®です。

今回のキャリアを考える編では「強みを見つける」というテーマで書いてみます。

いいところを見つけるのではない

ときどき組織論の本などで「成員のいいところを見つけて褒めよう」といった趣旨のことが書かれています。

私は部分的に賛成で、部分的に反対です。

なぜか?「いいところ」の対義語は「わるいところ」になります。
となると良し悪しで判断していることになります。
では、”良し悪し”とは誰が判断しているのでしょうか?
それは上司や会社です。

つまり上司や会社の顔色を伺って、そこで求められる「いいところ」を発揮しようとしてしまうのです。
その結果、その組織で認められる動きをする人だらけになって、組織の構成人員が金太郎飴状態になるのだと考えます。

強みを見つける

だから、その人自身の強みを見つけることが大切と考えます。

強みを見つけると、組織にとって、どうして嬉しいのでしょう?

組織で仕事をするのは、一人ではなし得ない業績を達成するためです。
一人ではなし得ないということは、複数の人がお互いに支え合うということになります。

支え合いは、すなわち補い合うということです。

補うというのは、人それぞれに得手不得手があって、上手な人が、上手なところを行って、組織としてゴールに向かうことを意味します。

上手を「強み」と置き換えると、人それぞれが自分の強みを持ち寄って、組織のゴールを目指す、これが組織のあるべき姿と考えます。

だから、組織の成員一人ひとりの強みを見つけて、それをもって組織に貢献してもらうことが大切です。

強みの見つけ方

強みは意外と本人は気づいていないものです。多くの場合、その人にとっては当たり前過ぎて、特別なものだと思っていないからです。

だから、ちょっとしたことでもあなたからみて「素晴らしい」と思ったら、ぜひ言葉で伝えてあげてください。
その一言で、相手は新しい自分の強みを見つけられるきっかけになります。

私自身、さまざまな人たちからの声がけやフィードバックで「え!それ普通じゃないんだ」と気づき、自分で意識して伸ばせるようになったり、「得意かも・・・」と思えるきっかけになりました。

人はきっかけを与えて、その気になれば自走していきます。
なにかを教え込もうとかするよりも、その人自身にすでに備わっている種を見つけて、伸びるきっかけとなる声がけが、ぐんぐん伸びていくとっかかりになると考えます。

部下の育成や組織力を強くするうえで、少しでもご参考になれば幸いです。

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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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