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【ちょこっとマーケティング】ちょっとした行動で売上を少し伸ばす。

こんにちは、よさそう®です。

昨年、北海道に旅行にいきました。そのときに訪れた居酒屋さんで体験したエピソードから、マーケティングに大切なことを学んだので忘れないようにまとめます。

居酒屋さんに入店し、カウンターの席に通していただきました。
席について、おしぼりを渡していただき、メニューを見ていたら、おもむろに店員さんが醤油皿にお醤油をさしてくれました。

お醤油をさしてくれながら、店員さんがこうおっしゃいました。

「今日のおすすめはイカのお刺身です。いまが旬で今朝とれたてなんですよ。ご注文がお決まりになりましたらお呼びください。」

その居酒屋さんの下調べをして来たわけでもなく、お刺身をいただきたいと思ってもいなかったのですが、目の前に注がれたお醤油とおすすめのお話だけで、私たちは自ずとイカのお刺身を注文していました。

ここでふと考えてみました。
どこの居酒屋さんでも、今日のおすすめの紹介はしますよね。手書きのメニューで工夫をしていたり、食材をみせてくれたり。

だけど、この居酒屋さんは食べるという行為に一歩踏み込んで、お醤油をさしてくれました。

この行動がマーケティング、すなわち買いたくなる方向に気持ちを向けていくミソです。

お客さんがお刺身を注文するか否かわからない段階から、お醤油を準備する、それによってお客さんは、なんとなく「醤油をいただける料理を頼もうかなあ」と思いはじめます。

みんながみんなではないでしょうが、かなりの高確率でそうなると思います。なぜなら、そのあと入店してきたお客さんにも同じようにお醤油をさしていて、ほとんどのお客さんがお刺身を頼んでいましたので。

一手間の違いで、注文を増やしたり、誘導できる、すごい仕組みだと感心しました。
さらにその日の仕入れに合わせて、お客さんの行動を誘引できる可能性もあります。これにより、食品ロスも減らせるし、その日に用意できない食材を注文されて、お客さんの満足度が下がることを防げます。

「優れた仕組みだなあ」と惚れ惚れしながら、思いがけず出会えたイカのお刺身に舌鼓を打ちました。そして刺身といえば、日本酒、ということで、くいくいと日本酒もお願いしてました(笑)

いかがですか?みなさんのビジネスにコストはあまりかからないけど、もう一歩踏み込んだ行動をすると、お客さまを促せそうなことありませんか?
もし見つけられたら嬉しいです。

それでは、今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。あなたにとって少しでもお役立ちになれたら幸いです。

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