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ワークショップデザインのはなし

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ワークショップデザイン、特に企業内や仕事のなかでワークショップを取り入れる方法について、理論と経験をもとに書きます。ワークショップを作りたい人、ワークショップで組織に刺激を起こし…
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2022年3月の記事一覧

スロープをあがるようなデザイン

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップデザイン編は、ワークショップデザインの根幹ともいえる、ワークとワークのつながりについて考えてみます。 そのワークショップ、やる気になりますか?時としてワークショップを作る側に立つと、参加者の目線を忘れることが多々あります。 その一つに参加者がやる気になれない、取り組むのを尻込みしてしまうようなデザインがあります。 どんなデザインかというと「難しすぎる」のです。 「難しい」の例としてはこういうものがあります。 ワーク

その場で一番楽しくなさそうな人を想像する

こんにちは、よさそう®です。 今週のワークショップデザイン編は、私がワークショップを作るときに気にかけていることの一つをご紹介します。 題して「その場で一番楽しくなさそうな人を想像する」です。 もう、そのまんまで、タイトルだけで終わってしまうのですが(笑)、なぜそんなことを考えるのか?を中心に、私が経験したエピソードを含めて書いていきます。 みんな気持ちがアゲアゲではない。ワークショップというと、参加者は基本的に気分アゲアゲだと思い込んでいるファシリテーターや主催者のかた

お菓子コーナーの大切さ

こんにちは、よさそう®です。 ワークショップデザイン、特に大人が対象で、緊張感が高かったり、初対面の人が多いときに、場をほぐす間接的な仕掛けとして「お菓子コーナー」をよく活用しています。 今回はお菓子コーナーの大切さについて書いてみます。 お菓子コーナーとは?ワークショップの会場の片隅にテーブルの上にお菓子を広げておく場所です。参加者が座るテーブルとは別にテーブルを用意するのが肝要です。 期待効果お菓子コーナーを作ると、場をほぐすうえでいくつかの間接的な効果が得られま

環境に気を配る

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップデザインにおける「環境」について書いていきます。 環境デザインの大切さその場にいていい、いて安全、安心であると感じてもらうことがワークショップの場作りでは、大切です。 衣食住という言葉があるように、人間の最低限の生理的な欲求を満たせいていないと、いくらいいワークショップでも、参加者はなんだか落ち着かない気持ちになります。 だから環境デザインへの気配りがとても大切です。環境デザインを気遣うと、ワークショップがよりブラッシ