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【短歌】吉川宏志さんの歌集「燕麦」を読んで

こんにちは
最近はすっかりX(旧Twitter)とnoteに投稿されている短歌に触れて、過ごしています。
みなさんとっても素敵なので、いいね押しまくりです。

では、今週も読んだ歌集のことを書きたいと思います。

今週は、吉川宏志さんの歌集「燕麦」を読みました。

Amazon のアソシエイトとして、よさくは適格販売により収入を得ています。

吉川宏志さんの歌は、ご自身の身体によって摘み取った言葉で表現することを大事にされています。

それから世に起きた事柄である口蹄疫や新燃岳噴火、そして福島第1原発の事故に関わる歌が収録されています。

こうした一個人の感情の範囲を超えた広い視野で物事を捉えること、行動することも大切だと知りました。

一部ご紹介します。
「湯を浴びし息子が視線を横切りぬ縦に縦にと筋肉そだつ」

「原子炉ははるかにあれど大海の青きひかりに何も見えない」

「みずからの根元に落ちる沙羅のはな黄いろき蕊を上向きにして」

上記の歌のうち、沙羅って実際はどんな花かを知らなかったので調べてみました。

ナツツバキは日本では沙羅の木(シャラノキ)とも呼ばれ、釈迦入滅の時に満開から枯れたという「沙羅双樹」の代わりに植えられてきた。平家物語の冒頭に無常の象徴として記された「沙羅双樹の花の色」はこの白い花だという説もあります。

朝に花を咲かせ、夕方には散ってしまう一日花であることから、儚さを表現している「沙羅双樹」に似ているといわれているそうです。

5月〜7月ごろに花を咲かせるようなので、実際に見てみたいなと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた

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